【2023年1月22日】受験読解力とはどんなものなのか??

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寒いですね。毎日ブログ更新を目標にしていましたが
早くも断念してしまうという、意思の弱さ。
ですが、大切なのはやめないこと。
そう自分を甘やかして、またブログ書きを再開しました。

今日のテーマは「読解力」です。

読解力って、どんなイメージでしょうか?
・読む
・解く
力ですよね。

■読むってのは、
表面的な内容を理解する
一方、
■解くっていうのは、
奥側にある意図・真意を見つける
どちらも相関関係があって、読みながら解くというイメージです。

読むということを詳しく説明

表面的な内容ってのは、
5W1H的な「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「どのように」
を理解することですね。
事実を正しくおさえる、意外と難しいですし、テストで問われる範囲としては
7割ぐらいこの事実確認です。
試験のわずかな時間でこの事実確認を行うのは難しいものです。
そのため、
・出題された文章の「タイトル」からの全体把握
・各設問を先読みしてから本文を読んで、ピンポイント事実確認。
※先に問題を読んでから本文を読むと、問われている内容の事実確認が早くできる
たとえば、このような時間短縮のワザができます。
事実確認は、このあとの「解く」とも絡まり合いますが、まずは表面的な理解を進めるということがポイントです。

解くということを詳しく説明

解くというのは、これまた厄介な話で誤読をしやすいんですよね。
筆者の意図または出題者の意図、を汲み取らないと「解く」ことができず
書かれている文章の意図を理解しながら、出題者が答えて欲しい解答とはという出題者側の意図も把握するというものです。これはこうすれば正解というものがあるのではなく、どちらかというと「見つける」=発見する作業でもあります。

意図を正確に理解することは難しいものです、これができればどんな国語の問題も満点を取れます。そういう意味では正確に「解く」ということは、大人でも難しいと思います。

読解力でいうところの「解く」とは意図を見つけると言う作業を指します。

筆者や出題者の意図はここら辺にあるな、見つけること、これが解くにつながっていきます。どの一文・どの語句に「意図」が潜んでいるのかを探し出す力が解く力だと思っています。

で、結局、読解力ってどうやれば身につくの?

よく相談される内容をデフォルメして抜粋します。

”図書館で本を借りてきて毎週読み込んでいます。
読書が好きな子なので、読解力があると思います。
学校の国語の成績も全教科のなかで一番いいですし。
でも、模試になると点が思ったようにとれません。”

というもの。問題がいくつかあって
①効率が悪い
図書館で借りた本、つまり自分が興味のある本を読むことはいいことですが
受験だけ言うとその読書で読解力がメキメキとつくわけではないと思います。
好きな本・好きな文章をたくさん読んでも、ジャンルが偏っていることが
多くなるからです。まんべんなく多ジャンルを読書しているという場合でも
、読書と国語学習とは別物なので効率よく読解力を手に入れられるわけではありません。

②その読書には、設問がない
僕も読書はする方ですし、読書自体は大切だと思います。が、これはほぼ「趣味」のようなものであって、読書自体には設問がありません。なので、何も問われずに読み続けるという文章は、ある意味自由なのです。

たとえば、美大志望の高校生がいたとします。
好きにスケッチブックに絵を描いていても、それが勉強というのは難しいと思います。そのままでは美術大学に受かる確率は低いと思います。
決まったデッサンを決まった時間内に仕上げる、採点のポイントも理解したうえでトレーニングする。美大志望の塾や予備校もあるぐらいですから、こうした専門的な勉強を経て、受験に挑むのですね。

中学受験も同じ話で、国語の読解力を高めるというタスクに対して、読書で補うというのは好きにスケッチブックに絵を描いているのに近いと思います。

③意図を問われない
読書は、自由です。どう読んでもいいものです。あの人はこの人を愛していたと読むのも、憎んでいたと読むのも自由です。どう感じるかは読み手に委ねられています。

筆者は出版されてからは自分の手元を離れて、読み手の理解に任せます。(差別的な読み方をするとかそういうものはここには含んでいません)。そのため、読書においては「筆者はこう思って書いた」ということは特段誰からも問われません。

ただ、これが受験勉強になると話が変わります。設問を通じて、筆者の意図が必ず問われてきます。正解の読み方をしないと、得点ができないのです。

つまり、受験国語で力を高めるには、ひとつのルールがある

ここまで読んでいただくと、勘のいい人ならわかっていただたと思います。
読解力の
■読むってのは、
・表面的な内容を理解する→確実に言える「事実」
一方、
■解くっていうのは、
・奥側にある意図・真意を見つける→確実に言える「意図・真意」

のあぶり出しなのです。
?とならないでください。そもそも国語や読解とはあいまいなものです。
文章なんて筆者に聞いてみないとわからないような意図もたくさんあります。
いちいち出題側が筆者にその真意を確認するなんてことしてられません。
もう亡くなられた筆者もいますから。

まとめると、読解力とは
だから、受験勉強の国語で求められる読解力ってのは
確実に言える「事実」を理解する=読む
確実に言える「意図・真意」を見つける=解く
ということに尽きるのです。

曖昧なこと、どちらともとれること、などは問題にしにくいのです。
こうした点を踏まえて、国語の学習に挑むと読解力がぐんっとアップすると思います。






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