主体的とは、どういうこと?

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コラム

周りから強制されるのではなく、自らの意思で目的を持ち、行動すること。
短い時間で早く決めたとしても、参加者が自ら動き出そうと「主体的」になっていなければ、話し合った意味はなくなってしまいます。


その話し合いを「良く」するのは、参加者の主体性にかかっている。
たとえば職場でこんなやりとりをしたことはありませんか?
「先週の会議で決めたアレって、どうなりましたっけ」
しーん・・・。


「もしかしたら誰もやらずに、そのままになってしまっているかもしれないですね。、、」


せっかく話し合ったのに、決めたことが実行されていない。話し合いや会議の参加者が、誰も


「自分がやろう!やりたい!」
と思っておらず、何も進んでいない。

たとえ短い時間で効率的に決めたとしても、これでは、話し合いや会議をした意味がないと言わざるを得ません。


」の参加者が「客体」になっている状態、
つまり「参加者が主体的になっていない」から、
起きてしまう現象です。


主体とは、作用する側
・客体とは、作用される側


参加者が「」を「自分ごと」としてとらえることが大事!
これは山田夏子著グラフィックファシリテーションの教科書からの引用です。
主体性を左右するのが場が生み出す空気です。


この空気をどのようにコントロールするか、
あなたは会議の場でどこまでこの場を大切にしていますか、
参加者のバックグラウンド、人生価値観に目を向けたことはありますか、それを共有したことはありますか、


参加者のどこまでを深く興味を持ち、理解しようと努めていますか、そうです。


主体性とは相手の背景に目を向けた結果得られる、成果物ともいえます。
その成果の効率を急いでしまうことで、こういった背景や相手への配慮はほとんど場合無意味なものとして軽んじてしまいます。


どんな場でも参加者が自分ごととして、理解できるようにこのファシリテーションスキルは必須とされる能力です。


皆さんも読書を通じて一緒に学ぶ場をつくっていきましょう。その一歩があなたの未来を支えてくれるはずです。

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