一度はコンサルティングファームで働いた方が良い理由

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ビジネス・マーケティング
コンサルティングファームに入社を希望する方のモチベーションは人それぞれだと思います。

例えば、「若くして責任ある仕事をやってみたい」、「グローバルに活躍の場を広げたい」、「いつか独立を考えているので地力をつけていきたい」、など色々と考えられます。


僕は事業会社からコンサルティングファームに転職するときに、将来何か自分で事業を行うために実力をつけたいと考えていました。


実際にコンサルティングファームで働いてみて気づいたポイントとしては、スキルはもちろんのこと、他にも色々と学びやチャンスがあり、長く働けば働くほど経験の幅が広がると感じています。


そこで、今回はコンサルティングファームで働くことのメリットについて、僕なりの考えを解説してみたいと思います。


短期間で多くの学びを蓄積できる

コンサルタントの仕事は「問題解決」です。


色々と業界に対して、様々なサービスの切り口を通して、問題解決を進めていきます。


短いプロジェクトだと1~2ヶ月くらいで終了しますが、長めのプロジェクトだと半年くらいのものまであります。

事業会社に勤めると同じ部署に3年~5年ほど、場合によってはそれ以上の期間どっぷりと業界に浸かることになると思いますが、コンサルタントの仕事は短期間でプロジェクトの数をこなせるということで、経験を積む上で非常に良い環境だと思います。


短いサイクルで業界の状況や最新トレンドをキャッチアップして、常に新しい洞察(インサイト)を出していくことが求められるため、思考の高速回転が求められます。学びの量と深さは非常に多いと思います。


成長に対する強い刺激

コンサルティングファームには、各領域の専門家が多数存在します。

業界に詳しい方、会計士や税理士の先生、財務分析などモデリングのスペシャリスト、戦略立案などの思考力の高い人、顧客内の力学をうまく調整できるファシリテーションスキルの長けている人、過去20年にわたるコンサルタントとしての経験値を有する人、など多岐に渡ります。


専門性を活かしながら、世の中のトレンド変化や顧客のニーズの変化に合わせて、専門性をアップデートし続けています。

現状に甘んじることなく、常に学びを求めて専門性を磨きながら成長していく風土がファーム内にあることが、刺激になっています。


グローバル視座で仕事ができる

最近のコンサルティングワークでは、クロスボーダー案件は多いです。


大手コンサルティングファームだと取引先はだいたい上場するグローバル企業です。

戦略方針やM&Aディールなど、大きな意思決定に関しては、グローバルな視点は間違いなく外せません。


プロジェクトの状況によっては、現地に伺い、現地オフィスのメンバーと共同でプロジェクトを進めることもあります。

文化や価値観の異なる様々な人たちと、伴走しながら仕事を進めることは、ダイバーシティ(多様性)の観点からも刺激になります。


国内大手企業が海外シフトを積極的に進めていくことに伴い、今後、よりクロスボーダーでの共同プロジェクトが増えていくのではないでしょうか。


One Teamで成し遂げる充実感

プロジェクトを進めるにあたって、だいたい4~5名で1チームが組成されるが多いです。


チーム内で、役割分担を設定することが非常に重要になってきます。

プロジェクトのタイプによって変わりますが、定量分析担当、定性分析担当、プロジェクトマネジメントなど、それぞれモジュールを持って役割を明確にしています。


目指すゴールは共通で、チーム一丸となってクライアントに価値提供を行うことです。

ゴールを目指して共創するプロセスは、お互いの信頼関係がより強固なものになります。

言い換えると、強固な信頼関係は、バリューを創造する原動力になると考えられます。


各人の強みを生かして、総合力で顧客の期待値を超えることができれば、プロジェクトを通して成長できますし、プロジェクトとしては成功です。成し遂げた達成感は非常に大きく自信のつながります。


バリューをベースとした働き方

世の中一般的に、今後の働き方改革が向かう方向性としては、時間を売る仕事から、バリューを提供する仕事により変化することが考えられます。

コンサルティングファームでは、先行していると思います。すでにバリューを提供する環境が整備されつつあると考えられます。

時間をかければバリューになるというオールドスタイルから、効率的・効果的に最短距離で顧客価値を想像するマインドには変わってきています。


残業はかなり減ってきています。

ただし、プロジェクトの状況によっては、忙しくなることもやむを得ない場合はあります。

その場合、プロジェクト終了後には、まとまった休み(例えば1週間〜2週間)を取る人も多く、リフレッシュしたり、自分の学びの時間に隔てらり、ONとOFFをうまく切り替えながら仕事をしています。


時間を売る働き方から、バリューベースで働く風土は今後より加速していくと考えられます。


さいごに

これら、僕がこれまでコンサルティングファームで働いてきて、事業会社と比較した「仕事での学び」を説明してきました。


コンサルタントとしてのスキルや知識・経験を多く蓄積することができますし、物ごとの考え方や思想が一段視座のレベルをあげた見方ができるので、非常に充実したキャリアを積むことができると感じております。

もちろん、ご本人のモチベーションや能力に応じて大きく成長速度は変わりますが、学びに真摯に向き合うことができる人には良い環境だと考えられます。


コンサルタントでのキャリアは、比較的色々な局面で応用が可能だと思いますので、ポストコンサルタントとして、事業会社の経営企画やM&A担当、スタートアップでチャレンジしようとする人は多いです。


コンサルティングファームでは、若くして色々とチャレンジできるチャンスがある環境ですので、是非積極的に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
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