なぜ相場は「そこ」で動くのか?反転の構造的真実 / 皆が知らないFXとオセロの意外な共通点とは

記事
マネー・副業
昨年2025年1月にリリースしたエクセル高精度FX予測ツール『FXHPPT』ですが年明けから早速ドル円、ポンド円、ユーロ円、そしてビットドルまでも利益が大きく伸びています。
今回はFXHPPTの検証結果記事ではないので詳細はまた別記事で公開いたします。
※去年1年間の結果については以下記事をご覧ください。

さて、今回のコラムは、
FXで勝てていない人からよく聞く「買った(売った)途端に逆に動いて負ける」というのが何故起こるのかについて解説いたします。

同じようなことを過去に経験したことがある人も多いのではないでしょうか。
いつも反対に動いてしまうのであれば、敢えて自分が思った方向とは逆を狙ってみるのはいかがでしょうか。
「不思議なことに、そうしたはずなのに、また逆に動いた」
これまた、そんな現象を経験した人もいるかもしれません。

証拠金に余裕があれば、そのままポジションを保有し、いつか反転して自分が思った方向へと向かうことを祈ることもできますね。
ところが、そのまま数年戻ってこないなんてことも十分有り得ます。
僅か1度、上か下かを見誤っただけで、まさに天国と地獄の違いが起こるのがFX。今回のコラムを読めばそういった可能性を最小限に減らすことができるかもしれません。


負けている人はチャートをVS(対決)で見ることができていない

早速解説してまいりますが、前提として1つ、チャートに向き合う上での重要な考え方があります。

突然ですが、オセロゲームをやったことがありますか?
2人で行うボードゲームの中でも非常にポピュラーで、交互に石を置き、相手の石を自分の石で挟んでひっくり返し、最終的に石の数が多い方が勝ちとなるルールです。
強い人(得意な人)と対戦すると、始めは沢山自分の石で盤面を埋め尽くせていたのに終盤でほとんど返され、最後には大きく逆転されて負けるということがよくあります。
オセロの鉄則として角を取ることができれば勝てる可能性が、ぐんと上がるというのがありますが、大抵素人がプロと対戦すると角を取ることがきません。
ちなみに私は小さい頃からこのオセロゲームが得意で、今でもコンピューターによる最も難しいモードで対戦しても大抵は勝つことができます。
なぜオセロゲームの話を出したかというと、
オセロの角や「確定石」を巡る攻防は、FXの流動性の奪い合いと構造がよく似ているからです。

1. 「角(すみ)」を取るために、わざと相手に打たせる
オセロの強い人は、自分が石を多く取るためではなく、最終的に「角」を取るために、相手がそこに打たざるを得ない状況を作りますよね。

FXも同じです。大口トレーダー(マーケットメイカー)は、自分たちが有利な価格で大量に買うために、わざと価格を下げてアマチュアに「売らせる」状況を作ります。

オセロ: 相手に「ここにしか打てない」という場所を作らせる。
FX: アマチュアに「ここで損切り(逆指値)を置くしかない」という場所を作らせる。

2. 相手の石を「裏返す」エネルギーを利用する
オセロで一気に色が染まっていく瞬間と、FXの急騰・急落は原理が同じです。
ある節目(角や端)を取った瞬間に、それまで積み上がっていた逆方向の注文が一気に「裏返り(損切り)」、それが次の価格動機を生みます。

3. 「良いところ」に打たされているアマチュア
初心者は「今、石がたくさん取れる場所」に打ちたがりますが、それは熟練者から見れば「後で角を取られるための罠」だったりします。

アマチュア: 「勢いがあるから(順張りで)付いていこう!」
熟練者: 「その勢いを利用して、溜まっている反対売買を全部食って反転させてやろう」

「テクニカルが効く」というよりは、「大衆が教科書通りに動いてくれるから、大口にとってのハメ技(定石)が完成する」という皮肉な構造です。

アマチュアトレーダーの多くはチャートを「自然現象」のように捉えていますが、実際は人間同士のゼロサムゲーム(VS)と言えるのです。
先ずはそこを意識する必要があります。

つまり「買った(売った)途端にいつも逆に動いて負ける」というのは、自分の意志でそこに置いたと思っていても実際はそこに置かされている可能性が高いということです。

あなたが「売り」を置かされた理由:FXにおける詰み構造

では実際のチャートを用いて説明いたします。
以下の局面(日足チャート)であなたなら、次にどういうアクションを取りますか?
スクリーンショット 2026-01-20 1500442.png

このチャート画像は敢えて価格を表示していません。
ですがローソク足のみでも十分に判断ができる非常に分かりやすい場面です。
直近の安値(右から6本目の陽線の下ヒゲ)を割り込み、長い陰線(青)が確定しました。
この時に考えるべきことは次の足がどうなるかではなく、相手(プロ)が何を仕掛けてくるかです。※答えは後半に

上記チャートをオセロに例えると以下の局面に似ています。
黒(あなた)の番ですが、既に置ける位置は限られていますね。
スクリーンショット 2026-01-20 225329.png

アマチュアであれば「角を取りたい」と思いますから右上角から左へ2つ進んだマスの一段下に置くことでしょう。

ただその選択は自らしているわけではなく、そこに置くしかない状況を作らされた結果(つまり置かされている)なのです。すると相手(白)は以下の場所に打ってきます。
スクリーンショット 2026-01-20 225359.png

オセロをやったことがある人であればこの状況では、もう黒に勝ち目がほとんどないことが分かりますね。右上、左下の角を取れたとしても黒が維持できるのは左端1列のみで残りの3つの端が白に奪われ、それによって盤面の殆どを白で埋め尽くされることがほぼ確定しています。

それでは再度チャートへ戻ります。
スクリーンショット 2026-01-20 1500443.jpg

黄色線で囲った下落はまさにオセロでいうところの序盤に端を取らされている部分です。オセロと違って1対1の勝負ではないので、あなたが例えこの下落に対してノートレードだったとしても、群集としてアマチュア対プロという構図がある以上、この時点でこのチャートはプロによって打たされているということになります。※チャート=オセロでいう盤面です

注意:
先ほどから挙げている「プロ」とは機関投資家(生命保険会社、年金基金、投資信託、銀行、証券会社などの法人で、顧客から預かった巨額の資金を株式や為替市場で運用する投資家集団)のことを指しています。私も自身のことをプロトレーダーとたまに書いたりしておりますが、その「勝てている・熟練したという意味でのプロ」とは異なりますのでお間違えないように。

▼下落が加速する「負の連鎖」の正体
この局面で起きていたのは、単なる「売りが強い」状態ではなく、以下の3つの層が「売らざるを得ない状況」に追い込まれた連鎖です。

1. 期待が絶望に変わる「損切りの連鎖」
黄色で囲った部分の下落が始まる前、そこには「これ以上は下がらないだろう」と信じて買っていた層が必ずいます。
価格が一段下がると、彼らの含み損が拡大します。
「戻るはずだ」という希望が、ある節目(直近安値など)を割った瞬間に「もうダメだ、逃げなきゃ」というパニック買い戻し(成行の売り注文)に変わります。オセロで言うところの序盤の攻防です。

2. 「安値を更新したから」という盲信的な追撃
チャートが陰線(青)一色になると、それを見たアマチュアが「トレンドだ!」と確信して飛び乗ります。
彼らは「もっと下がる」と信じて、喜んで「売り」という石を盤面に並べます。
プロ(仕掛ける側)からすれば、これは非常に好都合です。なぜなら、下落の勢いを維持するための「燃料」をアマチュアが自ら供給してくれているからです。
オセロでいうところの中盤の端を先に沢山取っている状態です。

3. 「強制終了(ロスカット)」の発動
ここまで下がると、レバレッジをかけて買っていた人たちの証拠金が維持できなくなります。
本人の意志とは関係なく、システムが強制的に「売り」をぶつけます。
これが「加速のブースター」です。意志のない機械的な売りが出ることで、チャートは実態以上にオーバーシュート(行き過ぎた動き)を起こします。
これがまさに先ほどお見せしたオセロの盤面に陥る前辺りの状態だと言えるでしょう。置ける位置が既に限られてきております。

アマチュアが「嵌められている」と言える理由
この時点でアマチュアが嵌められているポイントは、「今起きている下落が、未来の爆上げのための『溜め』であることに気づいていない」という点です。

つまり、下落が加速すればするほど、盤面には「将来的に買い戻されなければならない(裏返らなければならない)先ほどのオセロ盤面でいう黒い石」がびっしりと敷き詰められている状態です。

結論:加速の正体は「清算」
的確に反転を当てられるのは、この「清算の連鎖」がどこで終わるかを見ているからです。
アマチュア: 下落の勢いを見て「まだ下がる」と判断する。

プロ: 「これだけ無理な売りが連鎖したなら、もう売るトレーダーは残っていない。次は裏返る番」と判断する。

プロは「嵐」が来るのを知っていて、罠を張る

ここで恐らく疑問に感じられたと思うのが「最初の下落のきっかけ」だと思います。
プロが無から有を生み出すわけではありません。彼らが動くときは、必ず「大義名分(ファンダメンタルズ)」が存在します。

1. ファンダメンタルズを「盤面の確定タイム」にする
プロ(機関投資家など)は、経済指標、金利政策、地政学リスクなどのファンダメンタルズを「これからしばらくは下落(あなたの石)が有利になる時間」として認識します。

予測・準備: 
「この金利差なら、いずれ円安(または円高)が限界に来て大きく崩れる」と予測し、あらかじめ巨大な資金を「いつでも打てる場所」に配置して準備しています。

着火: 
実際に材料が出た瞬間、彼ら(プロ)が最初の一石を投じます。これが初動の下落のきっかけです。

2. プロが「最初の数手」を打つ理由
なぜプロが最初に仕掛けるのか。それは、アマチュアに「下落のトレンド(時間)が始まった」と信じ込ませるためです。

最初の一撃でトレンドを見せつければ、あとは放っておいてもアマチュアが「連鎖の法則」に従って、勝手に自分の石(売り注文)を並べてくれます。

プロにとってのファンダメンタルズは、「アマチュアを一定方向に走らせるための装置」なのです。

3. 「材料出尽くし」がオセロでいうところの「角」になる
興味深いのは、下落が続いて、いよいよチャートが「角(反転ポイント)」に近づいた時、さらなる追い打ちのようなネガティブな情報(あるいは悪い指標結果)が出ることがよくあります。
プロはこの「駄目押しのニュースに煽られて飛び込んできた最後のアマチュアの売り」を、角で待ち構えています。そして彼らが売った瞬間に、すべての注文を買い取って反転させます。
その根拠として、最後の「最悪のニュース」が出た場所が、大抵はチャートの「大底(下ヒゲ)」になっているのです。
アマチュア: 「もっと悪いニュースが出た!もっと売らなきゃ!」(ここで最後の石を置かされる)

プロ: 「よし、これで売る材料はすべて出尽くした。全員が売り切ったから、角を取ってここから全部ひっくり返すぞ」
「プロがチャートを動かしているのは、ファンダメンタルズという『風向き』を読み、アマチュアがどっちの方向に逃げ出すかを事前に予測して待ち構えているからです。

あの猛烈な下落が始まったとき、実はプロはもう『どこで買い戻すか』の準備を終えています。彼らにとっての下落トレンドとは、あなたの絶望を最大化させ、最後の一滴まで燃料を絞り取るための『追い込み漁』に過ぎないのです。

「上昇」と「下落」は全く別のゲーム

ここまで「下落からの反転」を例に解説してきましたが、一点注意してほしいのは、「上昇局面」はこれとは別の論理で動いているという点です。
前にも他の記事で買きましたが買い圧力と売り圧力は「非対称」で、全く別の力学が働いています。

※以下参考記事

下落は「恐怖」の連鎖: 
人間が本能的に持つ「失いたくない」という恐怖が、強制ロスカットやパニック売りを招き、短期間で爆発的な加速(オーバーシュート)を生みます。

上昇は「期待」の積み上げ:
一方で、上昇は「もっと儲けたい」という期待と、こまめな「利益確定(売り)」がぶつかり合いながら進むため、下落ほど単純なパニック連鎖にはなりにくい性質があります。

プロも、下落時には「恐怖の追い込み漁」を仕掛けますが、上昇時には別の戦略(例えば、じわじわと買い集め、アマチュアが利確したくなる場所を狙い撃ちにするなど)を用いています。

指標発表時の「一瞬の爆騰」の正体:プロの「逆方向への誘導」

とは言え指標発表時に一気に上昇する場面も見たことがあるかと思います。
それを見ると「上昇も下落と同じように加速するじゃないか」と思うかもしれません。
確かにそこだけを言えば本質は下落と同じく『誰かの絶望』です。 
あの爆騰を動かしているのは、純粋な「買いたい!」という希望ではなく、直前に『売り』を仕込まされた人たちが、一瞬で逆方向に裏返された時の爆発的な買い戻しエネルギーなのです。

先程も書いたようにプロは発表前から、あなたがどこに損切りを置くかを計算し、そこを『角』として狙いを定めています。一瞬の爆騰は、プロが仕組んだ包囲網が閉じた合図なのです。

1. 発表直前の「売り」への誘導
大きな指標(雇用統計や金利発表など)の直前、プロはあえて「弱気なチャート形状」を作ることがあります。

布石: 少しずつ安値を切り下げたり、レジスタンスラインで何度も抑えられたりする姿を見せます。
アマチュアの反応: 「これは下落の予兆だ」と判断し、発表前に「売り」を仕込みます。損切り(逆指値の買い)は、当然そのレジスタンスラインのすぐ上に密集します。

2. 「買い」ではなく「売りの消滅」で跳ね上がる
指標の結果が予想より少しでも良かった瞬間、プロは一気に買いをぶつけます。
ここで起きているのは、単なる新規の買いだけではありません。

直前に「売り」を仕込んでいたアマチュア全員の損切り(買い戻し)が、一瞬で、かつ連鎖的に強制発動します。

プロの視点: 自分で価格を押し上げるのではなく、「発表直前の罠に掛かったアマチュアに強制的に買いボタンを押させて、価格を跳ね上げさせる」のです。これがショートスクイズの正体であり、一瞬で爆騰する「燃料」です。

3. プロは「反対側」に網を張っている
機関投資家は、指標の数値そのものを当てるギャンブルはしません。 彼らがしているのは、「どちらの方向に、どれだけの損切りが溜まっているか」という流動性の把握です。 「上に損切りが溜まっている」と確信すれば、指標というきっかけを利用して、そこを食い破るための「最初の買い石」を全力で投じます。

これらは暴落時と同じですが、最初に書いたように「上昇の構造」については、下落とは根本的に異なる「もう一つの本質的な戦略」が必要になるため、これ以上の買い圧力に関しての詳しい解説は今回は控えます。またの機会に。
下落と上昇の「入り口」の違い(まとめ)

下落: じわじわ溜まった「買い」が恐怖で一気に崩れる(重力型)
上昇: じわじわ溜まった「期待」で登る(階段型)
ただし、指標時の爆騰: 溜め込まされた「売り」を一瞬でパニックに陥れる(逆転劇型)

狙いすまされた「角」:プロが反転させるポイントの見極め方

それでは先ほどのチャートに戻ります。
スクリーンショット 2026-01-20 1500442.png

このチャートを見て、もしあなたが売りを選択しようとしていたのなら、まさにそれが罠に掛かった状態、即ち冒頭で書いた「売った途端にいつも逆に動いて負ける」という現象の理由です。

丁寧に解説いたします。
2026-01-20 150044202.png
丸で囲ったそれぞれのヒゲに注目してみてください。
最初に大きな下落が続き、緑色丸で一旦勢いが止まりヒゲになりました。多くのトレーダーはここを「直近最安値」として意識します。
そこから次の足で上昇に転じています。
アマチュアトレーダーの多くはここでトレンドが完全に転換したとは思わないでしょう。
その理由の1つは、それまでの大きな下落幅に対して下ヒゲ(緑色丸)が短いことから買い勢力はまだトレンド転換するほど強くはないと考えます。
インジケーター頼みや教科書通りのトレーダーであれば、この局面では戻り売りがセオリーとみます。
アマチュアの心理: 「一旦止まったけど、反発が弱いな。これは単なる調整で、次はあの緑丸の安値を割るまで下がるはずだ」

プロの視点: 「よし、全員のターゲットが緑丸(安値)に固定されたので、ここを『餌』にして、最後の一絞りを狙おう」
一旦高値を付けた足の安値(水色丸)をその後2つ目の足(黄色丸)で明確に割りました。
戻り売りを待つトレーダーは、ここで再び下落の始まりかと期待しつつも、この足がコマ足気味であるため、確証は得られず「待ち」となります。
補足:コマ足とは

実体部分(始値と終値の差)が短く、上下に長いヒゲ(高値と安値)が伸びたローソク足のことで、相場の迷いや方向性の不透明感、一時的な拮抗状態を示すサイン
この時点がまさに先ほどお見せしたオセロ盤面でいうところの「それを打たせるための罠」です。
確証は得られず「待ち」というのは、要するにそこを無意識に確証の重要なポイントにしてしまっているということです。

当然緑丸の方の最安値は誰もが注目するポイントです。ここを下に割れば再び大きな下落が起こるだろうというのは、FXの経験が浅いトレーダーでも想像できます。だからブレイクアウトを狙うわけですが、そこでは皆が当然「ダマシ」も警戒します。
ここでいう「ダマシ(騙し)」とは、狙っていたラインを超えた瞬間に、「ブレイクした!」と思って飛びついたら、価格が逆行して大きな損を抱えることです。ブレイクアウト手法で利益を獲得するには、ブレイクアウト後に発生する「ダマシ」をできる限り回避しなければなりません。
だから余程の初心者でない限り、単純に「この緑丸の最安値のヒゲを越えたからエントリーする」なんてことはせず、寧ろ一旦ここのポイントに差し掛かる手前を利確ポイントとしてその前段階でチャンスがあればエントリーしようと考えます。
だから「確証の重要なポイント」としている黄色丸を下に抜けたら、皆が最安値(緑丸)の位置まで売ろうとするのです。

この罠を仕掛ける側(プロ)の目線で考えてみてください。
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黄色丸の安値下ヒゲを越えたら多くのトレーダーが売りを仕掛けて、全員が注目している重要なポイントである最安値(緑丸)の手前で利確する(決済指値を仕込んでいる)ことが明確に予測出来たら、あなたならどういうアクションを取りますか。

この流れの可能性が高いのであれば、その通りに売りを仕込めば、高い確率で利益が頂ける

もしそんな風に思っていたら非常に危険です。
大抵のトレーダーが可能な限り利益を伸ばしたいと考えますから、最安値(緑線)ぎりぎりに決済指値を仕込みます。
だから彼らに利確させる前にプロは「買い」を投入し、反転させようとします。
ゴール目前に反転し始めたら当然、皆が焦って決済「買い」を始めます。
そしてその次に、遅れて売りを仕込んでいた人達が損切りを始めます。
この段階でも、まだゴールを信じ、売りポジションを持ち続けている層が沢山います。しかし前者の人達の決済や損切りが燃料となり勢いよく上昇し、彼らの損切りにも到達し更に上昇が加速し、完全にトレンド転換が起こります。
これがオセロでいうところのプロが角を取って、一気に石を裏返して行く状況です。
実際のその後のチャートがこれです。
スクリーンショット 2026-01-20 150044.png

ご覧の通り最安値に到達する手前で止まり、大きな下髭となり更に次の足で完全に上昇へと転換しているのが分かります。
値動きの本質が見えているトレーダーであれば、インジケーターなど使わなくても、先ほどのチャートを見れば「プロが罠を仕掛けている」ことが直ぐに分かり、この流れになると容易に予測ができます。
これは実はポンド円の実際のチャートを用いています。
ここから以下のとおり数か月単位の長期の上昇が始まるため、つまりポジションを持ち続けていたとしても恐らく証拠金が尽き、どのみち負けとなります。
スクリーンショット 2026-01-20 224205.png


今回のまとめ

買った(売った)途端に逆に動いて負ける」理由は以上のとおり、毎回プロの罠に無意識に掛かっているから起こるのです。
最初に書いた「では、敢えて自分が思った方向とは逆を狙ってみたら」ですが、今回の例でそれを行ったとしましょう。
もし買っていたらどうだったか。
結果論で言えば、持ち続けていたら爆益にはなっていますが、直近安値(黄色線)を下抜けたタイミングで買うわけなので、勝った瞬間に含み損を抱えることになります。
つまり「毎回エントリーしたら逆に動いて負けるから、今回は敢えて思った方向とは逆に仕込んだのに、負けた」と思うのではないでしょうか。
値動きをしっかりと理解して「買った」わけではないので、買った瞬間に大きく下落すれば「なんだよ、こんなことなら逆を選ばずに、最初に思ったとおりに売れば良かった」なんて悔しがり、直ぐに損切りする人がほとんどかと思います。
つまり結果的にどちらを選んでも「負け」ということになるのです。
これがFXで「勝てない」カラクリです。

多くの人が仕込んでいる決済指値と損切り位置は、プロの目線で見れば大抵このように予測が付くものです。

今回書いたのは一例に過ぎませんが、このような思考を持つことができれば、
私が前に公開した「1ヵ月先までの値動きを忠実に当てる」ということも可能になります。

恐らく今回のような情報を無料で公開しているブログは中々見つからないと思います。
FXの本質的な理解は、下手に多くの手法を覚えるよりも何倍も有益だと私は考えます。

でも大抵の勝てていない人はそこを理解しないまま、新たな手法を求め、商材を漁り、必死に知識を身につけようとします。
そういった方々がインジケーターに頼って、マニュアル通りのトレードを行うからこそプロが勝つことができるのです。
あなたがもし今回のコラムのようなプロの目線を身につけたら、「買った(売った)途端に逆に動いて負ける」ということは先ず起こらないでしょう。

勘違いしてはいけないのはインジケーターが意味がないと言っているわけではありません。なくても今回のような分析は可能だということを言っています。
その上でそれらの根拠の裏付けと、更に詳細な予測建てのためにプロも含めインジケーターを活用します。
それは本質理解があるから成り立つことで、「数値がこう出ているから、こう動くだろう」は全く別です。

最後に:なぜ「計算式」が相場の本質を捉えられるのか?【FXHPPTの秘密】

今回のコラムを読んで、「FXは人間心理の対決ゲームであるなら、なぜ計算式だけで成り立っているFXHPPTが高い勝率を維持できているのか?」と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実は、今回解説したプロとアマチュアの「オセロ」のような攻防に限らず、大抵の値動きは「計算式として組み立てること」が可能です。そして、そこから高い精度の予測を導き出すことができるのです。

その理由は、相場に存在する「統計」にあります。

 世界中のFX市場参加者は、常に「同じチャート」を見ています。そして、似たようなインジケーターを使い、誰もが意識する「節目」や「ライン」を注視しています。
 多くの人が同じ場所を注目し、そこに対して「決済と損切りの位置」を考えます。この「似通った心理」と「似通った行動」が、膨大なデータの中で「必然的な傾向」を生み出しているのです。

FXHPPTは、まさにこの「人間心理が生み出す統計的な傾向」を徹底的に解析し、計算式として落とし込んだものです。アマチュアがどこで「売り石」を置かされ、どこで「買い石」を置かされるのか、その「心理的な圧力の集中点」を数値化することで、プロのような的確な予測を可能にしているのです。

その何よりの証拠を最後にお見せしましょう。
以下は今回例にあげたポンド円の2019年9月4日時点の実際のFXHPPTを使った分析結果です。
スクリーンショット 2026-01-22 192407.png
買い指値は129.287でポイント発生日(予測発生日)は2019年8月13日となっています。
この9月4日までに既に最大で+1.396(139.6pips)の利益が出ている状態です。
実際のチャートにこの買い指値129.287を黄色ラインで引いてみます。
スクリーンショット 2026-01-22 192427.png

ご覧の通り、この後に続く大きな上昇をしっかりと捉えられていることが分かりますね。
しかも2019年8月13日の時点でプロが仕込んだ罠を読み解き、そこからきっちりと利益が得られているのです。
※今回のコラムで書いた転換の長い下ヒゲが発生したのは2019年9月3日

この上昇は2019年12月13日に最高値147.947を付けて、その後ようやく下落に転じます。129.287から147.947ですので18.66(1866pips)もの最大利益幅となっております。
先程書いたように、もし売りで持ち続けていたら流石に、ここまでの含み損には耐えられなかったでしょう。
同価格まで戻ってきたのが2020年3月16日、つまり凡そ半年後です。
スクリーンショット 2026-01-22 210329.png

因みに上記展開の後に、現在まで続く長期の大きな上昇が開始するのです。
まさかと思われるかもしれませんが、その初動もFXHPPTはやはり捉えられております。
以下は2020年3月24日の日足確定時点の分析結果です。
スクリーンショット 2026-01-22 211420.png
3月20日に132.096の買い指値予測が発生し、まだポジションが開始していない状況です。
チャートにまたラインを引いてみましょう。
先ほどの黄色のラインも残しております。
スクリーンショット 2026-01-22 211813.png

結果はご覧の通り。
ここから6年近く掛けて現在の210円台の水準まで上昇が続いていることを踏まえると、その初動を当然のように捉えているFXHPPTの実力を疑う人は、もういないのではないでしょうか。

そのツールを開発した本人が、今回のコラムも書いているわけですから、有用でないわけがありません。
繰返して言いますが、新たな手法を覚えるよりも本当に勝てているプロが言う正しい思考を学ぶ方が確実に負ける確率を減らすことができます。
是非今回のコラムを何度も読み返して「買った(売った)途端に逆に動いて負ける」といったことを起こさないようにしていただけたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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