この歳になって、ようやく、人前でのふるまい方がわかってきた。
今までは失敗の連続で
子どもの頃は、特にひどかった。
まともにあいさつができない。
しゃべれない。
かと思えば余計なことを言う。
そもそも家庭に問題があった。
家での親の言動は人の悪口ばかり。
自分のことは棚に上げて、人のことを言いたい放題。
それを聞いて育っているものだから、
見たまま、思ったままをそのまま口にする。
息を吸い、吐くように自然に。
知らないっていうのは恐ろしい。
今でも心の中では、ネガティブなことが思い浮かぶ。
だが、決して口にはしない。
言っていいことと、悪いことがわかってきたから。
長年育った家を出て、自分なりにさまざまな経験をした。
本や新聞を読んだり、人と接するなかで少しずつ学び吸収してきた。
読書をする時間の中で、多くの気付きを得た。
活字を読む行為から想像力が養われたのだろう。
私にとっては、何物にも代えられない財産だ。
人と接するのは苦手なので、できれば避けたいが
そうは言っても全く接触しないわけにはいかない。
今まで学校や職場などで出会った人には、
こうはなりたくないと思う反面教師も多かった。
人の容姿を口汚く罵る人。
本人に聞こえるようにわざと悪口を言う人。
人の自分より劣っている点を、目ざとく見つけては、攻撃(口撃)する人。
本当にできた人は、人のことをとやかく言わない。
分別があり、場所をわきまえているから、思っても口を噤む。
そんな人に私もなりたい。