思いがけず与えられた休暇。
頭に浮かんだのは家の片付けだ。
片付けといってもモノを右から左に移動する
整理整頓ではない。
まずやらなければならないのが、モノを捨てること。
最初に手を付けたのは棚にある無数の紙たち。
取りかかってみたものの捨てられない。
新聞や雑誌の切り抜きに見入り、作業が一向に進まない。
心に残った文章や言葉をファイルしたり、
ノートに書き写したものがたくさんある。
ふだんは目にすることがないのに、手放すことができない。
どんなに些細な言葉でも、私にとっては珠玉に感じる。
見たり読むのは一瞬でも、多くの時間や労力から生み出された賜物だからだ。
私自身、時々ではあるがこうやって文章を綴っている。
言葉を選び、文章のつながりを考え完成させる。
そこに至るまでの道のりは短くはない。
いつか言葉を紡ぐことを生業にしたい。