「自分を大切にする」という最初の実験

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今日の話は、ある人にとっては
「え?これだけの話?(笑)」と思うような、
取るに足らない話かもしれません。

でも、過去の私のように、
「どうしたら幸せになれるのかわからない」と悩んでいる人にとっては──
とても意味があり、だけど誰も教えてはくれなかった、
大切な話だと思っています。

「自分を大切にしてね」
そんなふうに声をかけられたとき、私は意味がよくわかりませんでした。

目に見えるものしか信じていなかった私は、
肩書きを追い求め、外見を磨き、勉強を重ねることに夢中になっていました。
どこかで「これが正解だ」と思い込み、走り続けていたのだと思います。

でも、心も身体もボロボロになったあるとき、ふと立ち止まりました。
そして、気づいたのです。

「自分を大切にするって、具体的にどうしたらいいの?」

生活を丁寧に…?
焦りと不安でいっぱいだった私は、
何から手をつけていいか分かりませんでした。

周りに認められることに集中しすぎた結果、
私は「考えること」をやめていたのです。
「本当はどうしたい?」「身体はどう感じてる?」
そんな当たり前のことさえ、わからなくなっていました。

そんなある日、ふと気づきました。
──私は、生理現象すら我慢している、と。

眠たいのに眠らず頑張る…。
お風呂に浸かりたいのに、時間がもったいないからシャワーで済ませる。
もっと驚いたのは、トイレを我慢している時間が
思った以上に長かったことでした。

母になるとさらに、無意識に、トイレさえ後回しにしていた自分。
子どもたちや家族のペースを優先し、
自分の身体の声を置き去りにしていたのです。

だから私は、自分を大事にする実験を始めました。

まず最初の目標は、
「トイレを我慢しないこと」。

身体の自然な欲求に、ちゃんと気づくこと。
それだけの、小さな、小さなスタートです。

例えば、家族で出かけたとき。
これまでは、子どもたちのトイレに合わせて一緒に行っていました。
でも、自分が行きたくなったタイミングで、勇気を出して夫に言ったのです。

「ごめん、コンビニ寄ってもらってもいい?」

たったそれだけのこと。
でも私にとっては、すごく大きな挑戦でした。

「みんなはコンビニに用事ないし、迷惑かも」
「我慢できるし」
「トイレのためだけにコンビニに寄るなんて時間の無駄」

そんな声が頭の中でこだましながら、それでも自分の身体を優先してみた──
それは、小さな自己肯定の第一歩でした。

すると驚くことが起きました。
無理をしないだけで、イライラが激減したのです。

さらに不思議なことに、トイレに立ち寄ったことで、今まで削ることが惜しいと思っていた時間も、大幅に減ったわけでもなかった。
むしろ、機嫌よく穏やかに過ごせるぶん、家族との時間が豊かになった感覚がありました。

自分を大事にするって、
「大きな自己啓発」や「華やかな成功」ではなくて、
まずはこういうことなんだ、と知りました。

生理現象を我慢しない。
眠たいときに眠る。
お腹が空いたら食べる。
お風呂に浸かりたいときは、浸かる。

小さな、小さな、自分への「はい、いいよ」。
それを積み重ねることから、私たちは立ち直っていける。

だから私は、すべてのお母さんたちに伝えたい。

トイレを我慢しないでください。

あなたの身体の声を、どうか無視しないでください。
家族のために頑張るあなたが、まず自分の身体と心に優しくしてあげてください。

あなたが穏やかであることが、
家族みんなの幸せにつながるから。

自分を大切にすることは、決してワガママなんかじゃない。
それは、あなたがあなたを、愛してあげること。

そして、あなたが自分を愛したぶんだけ、
世界もあなたを、愛してくれるから。

今振り返れば、
目に見えないものを信じることは、ここから始まっていたのかもしれません。

目に見えないものは、霊界やスピリチュアル能力などが連想されると思います。
でも、いちばん身近な目に見えないもの──
それは、「自分の感情」や「欲求」なのかもしれません。

だからこれからも、
自分の声に気づいてあげて、
大事にしていきたいと、心から思います。

それが、自然の法則に従って生きることになる第一歩だと思うのです。
自然の法則に従って役割使命通りの生き方ができた時、人は必ず幸せを感じることができると信じています。

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愛沢 凛(Rin)
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