アパレルの企画室は、デザイナーがいてパタンナーがいてっていうのは皆さん知ってると思うけど、生産管理も大事なお仕事
デザイナーがデザイン画を描き、パタンナーがそれを立体に起こして先ずはサンプルを作ります
ここで修正があれば修正をかけたりして、これでGOということになれば、いよいよ量産体制にはいります
この時に生産管理の仕事が重要になるんですね
企画室の生産管理さんは、その製品を
・どうやって作るか?
・いつまでに作るか?
・いくらかかるか?
などを考えて仕事をします
縫製コストのチェック
デザイナーさんが考えたデザインが、実際に工場で作れるのか、コストは高すぎないかなどを確認
材料の手配
服を作るための生地やボタン、ファスナーなどの材料を、どこから、いつまでに、どれだけ調達するかをスケジューリング
縫製工場との打ち合わせ
実際に服を作ってくれる縫製工場を選び、デザインや仕様を伝え、納期や品質について交渉します
・このデザインで、〇月〇日までに1000着作ってほしい
・品質はこの基準でお願いします
と縫製工場と打ち合わせをして仕事を依頼
スケジュール管理
服が企画されてから、材料が届き、工場で縫製され、お店に並ぶまでの全体のスケジュールを管理
・生地はちゃんと届いているか
・工場での作業は予定通りに進んでいるか
進行状況の確認も
納品時の品質管理
作られた服が、お店で売るのにふさわしい品質かどうかをチェック
・糸のほつれはないか
・サイズはちゃんと合っているか
コスト管理
服を作るのにかかる費用(材料費、工場への支払いなど)を管理し、予算内に収まるように調整もします
大きい会社で自社工場を持っていれば自社工場で、自社工場を持っていなければ外部の縫製工場に依頼するのが生産管理の仕事です
近年は、OEM(Original Equipment Manufacturing)も多いですね
OEM(オーイーエム)は、「Original Equipment Manufacturer」の略で、他社ブランドの製品を製造する企業、またはその仕組みのこと
ようするに、自分のブランドの商品を、他の会社に作ってもらうこと
アパレルにおけるOEM
自社工場を持つ必要がないので、販売に力を入れたいブランドは、生産は得意な会社に任せることもできる
特殊な素材や技術が必要な服も、得意なOEMメーカーに頼めば作れることがある
大量生産を得意とする海外の工場などにOEMを依頼することで、コストを抑えられることがある
ただし、OEMには注意点も
現地工場さんとはOEMの会社を通してやりとりすることが多いので、品質管理に関してはしっかり行う必要がある
生産に関する知識や技術が、OEMメーカーによって違うので、しっかりと確認する必要がある
デザインなどの情報が、OEMメーカーから漏れてしまう可能性もゼロではないので、情報漏洩のリスクも
アパレル企画室の生産管理の仕事においては、OEMは重要な選択肢の一つ
企画された服を自社工場で作るのか、縫製工場と直接取引するのか、それともOEMメーカーに依頼するのか
・作りたい服の種類や量
・必要な品質
・予算
・納期
これら考慮して選択することになります
OEMを選ぶ場合、企画室の生産管理担当者は、OEMメーカーの選定、仕様の伝達、品質管理、納期管理など、より密にコミュニケーションを取りながら仕事を進めることに
簡単にまとめると
アパレル企画室の生産管理は、企画された服を「どうやって作るか」を考える、ものづくりの司令塔の役割
OEMは、自分のブランドの商品を、他の会社に作ってもらうこと
企画室の生産管理担当者は、状況に応じてOEMも活用しながら、商品を作っています
とはいっても、自社工場を持っている会社は少ないので、殆どが直接縫製工場に依頼するかOEMだと思います
小さい会社だと、デザイナーやパタンナーが生産管理を兼任しているところも多いですね