「今月もプレスリリースを一本も出せていない…」
「メディアに送るような、画期的な新機能なんてそうそうない…」
「そもそも、他の業務と兼任で広報まで手が回らない!」
マーケティング、人事、総務。ベンチャー企業や中小企業では、他の重要な業務と「兼任」で広報を担当されている方が少なくありません。
日々の業務に忙殺される中で、常に新しいニュース素材(ネタ)を探し続けるのは至難の業です。
特に、知名度がまだ低い非上場のベンチャー企業の場合、単なる「機能改善」や「小さな協業」のリリースを送っても、毎日数百通のメールを受け取るメディア関係者の目には留まらず、スルーされてしまうのが現実です。
「うちの会社には、メディアを呼べるようなネタなんてないんじゃ…」
そう諦めかけている兼任広報の皆様へ。
現状を打破する強力な一手があります。それが、今回解説する「調査リリース(調査PR)」です。
調査リリースとは、自社のビジネスに関連するアンケート調査を行い、その結果を「客観的な事実(データ)」というニュース素材として発信する手法です。
これなら、新商品がなくても、今ある自社サービスに関連付けてネタをゼロから作り出せます。
この記事では、忙しい兼任広報の方でも明日から実践できるよう、調査リリースの企画から配信までの具体的なステップを、成功事例のパターンを交えて分かりやすく解説します。
なぜ今、ベンチャー企業に「調査リリース」が効くのか?
具体的な手順に入る前に、なぜこの手法がリソース不足のベンチャー企業にこそ有効なのか、その理由を簡単に触れておきます。
1. メディアは「宣伝」ではなく「データ」を求めている
テレビ、新聞、Webニュースの記者は、特定の企業の「宣伝」をそのまま記事にすることを嫌います。彼らが探しているのは「今、世の中で何が起きているか」を示す客観的なファクト(事実)です。
「〇〇という新サービスが出ました(=宣伝)」はスルーされますが、「調査の結果、〇〇に悩む人が急増していることが判明しました。それを解決するのがこの新サービスです(=社会的な文脈+データ)」となれば、記事にする価値が生まれます。
調査データは、貴社の情報をメディアが取り上げるための「通行手形」になるのです。
2. 一石三鳥の効率性!二次利用で資産になる
兼任広報にとって、時間は最も貴重なリソースです。調査リリースは、一度の労力で複数の成果を生み出せます。
◾️メディア露出獲得: 認知度向上、信頼性アップ。
◾️営業資料への活用: 「〇〇%の人が導入意向」などのデータは、商談時の強力な説得材料になります。
コンテンツマーケティング: 調査結果をまとめたホワイトペーパーを作成し、リード(見込み顧客)獲得の導線にできます。
このように、調査リリースは単なる広報活動にとどまらず、事業成長に直結する資産を作ることができるのです。
実践!メディア露出を狙う「調査リリース」作成5ステップ
では、ここから具体的な作成手順を解説します。最も重要なのは「Step1:企画」です。ここさえ間違えなければ、成功確率はぐっと上がります。
【Step 1】企画立案:「メディアが取り上げたくなる」切り口を見つける
ただ漫然と「自社サービスの満足度調査」を行っても、それは内輪ネタに過ぎず、ニュースにはなりません。重要なのは**「自社の事業領域」と「世の中の関心事(トレンド)」の接点**を見つけることです。
ここでは、ベンチャー企業でも成功しやすい3つの「勝ちパターン」と、その事例イメージを紹介します。(※リンク先は実際のPR TIMES等の事例を想定したイメージです)
⚪︎パターンA:【トレンド・季節性】× 自社領域
世間で話題になっているキーワードや、季節のイベント(新年度、夏休み、クリスマスなど)に便乗する手法です。メディアもその時期に関連するネタを探しているため、取り上げられやすい鉄板のパターンです。
【企画事例イメージ】
自社領域: 会計SaaSベンチャー
トレンド: インボイス制度開始、電子帳簿保存法
リリース企画例: 「インボイス制度開始直前!中小企業の経理担当者500人に聞いた『準備状況と不安』実態調査。約7割が『まだ対応できていない』と回答」
ポイント: 社会的なトピックに対し、当事者がどう感じているかという「実態」を数字で可視化しています。
⚪︎パターンB:【ギャップ・意外性】× 自社領域
「世間一般のイメージ」と「実際の実態」との間にズレ(ギャップ)がある場合、それは大きなニュースになります。常識を覆すようなデータは、記者の興味を強く引きます。
【企画事例イメージ】
自社領域: 若手向けキャリアスクール
世間のイメージ: 「最近の若者は出世欲がない」「さとり世代」
リリース企画例: 「『若者の出世離れ』は本当か?20代ビジネスパーソン調査。『実は管理職になりたい』が6割超え。ただし条件は〇〇…知られざる本音とは」
ポイント: 「やっぱりそうだった」という結果ではなく、「え、そうなの?」と思わせる仮説を立てて調査を設計するのがコツです。
⚪︎パターンC:【BtoBニッチ・ランキング】× 自社領域
BtoB企業の場合、一般消費者向けの話題は作りづらい側面があります。その場合は、ターゲットを特定の職種や業界に絞り込み、そのニッチな領域での「実態把握」や「ランキング」化を行うのが有効です。業界紙や専門Webメディアに強く刺さります。
【企画事例イメージ】
自社領域: 製造業向けDXツール
ターゲット: 工場長、生産管理担当者
リリース企画例: 「【製造業DXの実態】工場長100人が選ぶ『導入して効果が高かったDXツール』ランキング発表!1位は〇〇、一方で『導入の壁』となったのは…」
ポイント: 業界内の人間しか知らないようなマニアックな課題でも、ランキング化することでキャッチーになり、業界内での注目を集められます。
【Step 2】アンケート設計:信頼されるデータを取るための準備
企画が決まったら、具体的な設問を作ります。ここで手を抜くと、データの信頼性が損なわれ、メディアに使われない原因になります。
回答者数(N数): 最低でも100サンプル、できれば300〜400サンプル以上あると信頼性が高まります。N数が少なすぎると「それはあなたの周りだけの話では?」と思われてしまいます。
ターゲット設定: 自社の見込み顧客層と合致させます。BtoBであれば「会社員」「決裁者」「特定の職種(人事、情シスなど)」といったスクリーニング(条件による絞り込み)が必須です。
ツールの活用: セルフ型アンケートツール(Questant, SurveyMonkeyなど)や、安価に回答者を集められるクラウドソーシングサービスを活用すれば、数十万円〜数百万円かかる専門調査会社を使わずとも、低予算で実施可能です。
【Step 3】実査・集計:データをニュースの素材に変える
アンケートを実施し、データが集まったら集計です。ここで重要なのは、ただ単純集計(全体の%)を見るだけでなく、「ニュースの種」を探し出すことです。
クロス集計を行う: 「年代別」「役職別」「男女別」「企業の規模別」などでデータを掛け合わせて比較してみましょう。「20代は〇〇だが、50代は△△」「大企業ほど〇〇の傾向が強い」といった特徴的な差が見つかれば、それがニュースの見出しになります。
見出しになる数字を探す: 「約8割が賛成」「3人に1人が経験あり」「昨年比で2倍に急増」など、インパクトがあり、一言で状況を説明できる数字をピックアップします。
【Step 4】リリース執筆・グラフ作成:一目で伝わる工夫をする
記者は1つのリリースを見るのに数秒しかかけません。パッと見て内容が理解できなければ、すぐに閉じられてしまいます。
タイトルで勝負する: 最もインパクトのある調査結果(数字)をタイトルに入れます。
×悪い例:「〇〇に関する意識調査を実施しました」
〇良い例:「【調査】コロナ禍で〇〇利用者が急増!約8割が『今後も使い続けたい』と回答。最大の理由は〇〇」
グラフが主役: リリースの冒頭(タイトルの直下)に、調査結果を分かりやすくまとめたメインのグラフ画像を配置します。本文を読まなくても、画像だけで結果が分かる状態が理想です。
考察を加える: 単にデータを羅列するだけでなく、「なぜこのような結果になったのか」という自社なりの分析や、業界の専門家としてのコメントを加えることで、記事としての深みが増します。
【Step 5】配信・アプローチ:適切な場所に届ける
完成したリリースは、適切な方法でメディアに届けましょう。
プレスリリース配信サービスの利用:大手配信サービスを利用するのが最も効率的です。多くのメディア関係者がこれらのサイトを情報源としてチェックしています。
個別アプローチ: もし過去に名刺交換をした記者や、自社の業界に詳しい専門記者がいれば、個別にメールで案内を送るのも有効です。その際は「なぜあなたに送ったか」を一言添えると丁寧です。
自社発信: 自社のブログ(オウンドメディア)やSNSでも積極的に発信し、検索流入も狙いましょう。
まとめ:リソース不足の広報こそ、プロの力を借りる選択肢を
ここまで、調査リリースの具体的なやり方を解説してきました。「これなら自社でもできそうだ」と感じた方もいれば、「手順が多くて、今の業務と兼任しながらでは難しそうだ…」と感じた方もいるかもしれません。
特に、魅力的な「企画」を考え出すセンスや、信頼性を担保する「設問設計」、一目で伝わる「グラフ作成」などは、ある程度の経験と専門知識が必要です。慣れていない方が全てを一人でやろうとすると、膨大な時間がかかるだけでなく、苦労して作ったリリースが誰にも読まれない、という結果になりかねません。
もしあなたが、「ネタがない状況を打破したいが、時間もノウハウもない」と悩んでいるなら、その部分だけプロに「丸投げ」してしまうのも賢い選択肢です。
私のココナラのサービスでは、忙しい兼任広報の方に代わり、貴社の課題に合わせた「調査リリースの企画立案」から、面倒な「アンケート実査」「グラフ作成」「リリース執筆」「配信設定」までをマルっと一括で代行**しています。
あなたは、最初のヒアリングで「どんな層に認知を広げたいか」「どんな課題感を持っているか」を共有していただくだけ。あとはプロが、メディアが取り上げたくなる切り口を提案し、形にします。
「うちの業界だと、どんな調査ができそう?」
「BtoBのニッチな商材だけど大丈夫?」
そう思われた方は、まずは無料の見積り相談からお気軽にお問い合わせください。あなたの会社の埋もれた価値を、データを使ってニュースに変えるお手伝いをさせてください。
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