💎人類は、スマホなしで歴史を作ってきました。
①当たり前になっている、車や電気、水道、テレビのある世界に生きたのは、
何世代でしょうか?
②コンピュータや携帯電話、飛行機が存在する世界に生きたのは?
③スマホ、フェイスブック、インターネットがあって当たり前の世界しか経験していないのは?
💎(人類が現代に適応できない理由とは!)
💜人間は、現代社会に適応するようには進化していないという事です。💜
あなたや私は、進化の産物です。
地球上の生物は、それを基本条件として、今いる環境に適応しているのです。
しかし、生き延びて、子孫を増やす確率を高められる特性というものが
受け継がれています。
「突然変異」という事も含めて、歴史上、受け継がれているのです。
そうやって、環境に適応してきたのです。
植物、動物、そして、人類もです。
「進化」が大仕事をしてきたのです。
10万年前サバンナに生きた人類を思い浮かべてみましょう!
ここにカーリンとマリアという女性がいます。
カーリンは、高カロリーの甘い果実が実る木へと走って行きました。
そして、実を1個だけ食べると満足して去っていきます。
翌朝には、また、お腹が空いてあの木のところにやってきます。
しかし、実は、なくなっているのです。誰かが全部取っているのです。
マリアは、甘みを認識する遺伝子に突然変異が起きて、
甘い果実を食べると、マリアの脳には、ドーパミンと呼ばれる物質が
大量に分泌されるのです。
ドーパミンとは、満足感を感じさせ、それをしたいと思わせる物質なのです。
マリアは、木になっている果実を全部食べてしまいたいという激しい欲求を感じるのです。食べられるだけたくさんお腹に詰め込むのです。
翌朝も食べるために、木のところに行くのですが、木の実はなく
残念ではあるが、前日にたくさん食べたのだから、カロリーはまだ
体に残っている状態なのです。
生き延びる確率が高いのは、マリアだという事は推測できます。
消費しきれないカロリーは、脂肪として腹部に蓄積されて
食べられるものが見つからない時には、その人を餓死から守ってくれます。
そうすると、子を産み遺伝子を残す可能性が上がります。
このカロリー欲求は、遺伝子の責なので、その特質は次の世代にも
受け継がれ、その世代も生き延びて、子を産むことが容易になります。
強いカロリー欲求を持った子供が徐々に増えて、生き延びる可能性が
高くなるという事です。こうやって、一般的な性質になって行くのです。
今度は、この二人の女性を現代社会に置いてみましょう!
ファーストフード店がひしめく世界です。
カーリンは、マクドナルドで、ハンバーガーを1個買い求め
ほどよく満腹になって機嫌よく店をでていきます。
マリアの方は、ハンバーガーとフライドポテト、コカ・コーラにアイスクリームを注文、はちきれそうなお腹で店を出ていきます。
マリアは、また店に行って、同じメニューを注文します。
数か月たつと、暴食がマリアの身体を蝕(むしば)み始めるのです。
余分な体重が何キロも増えただけではなく、2型糖尿病を発症したのです。
カーリンとマリアの立場が逆になってしまったのです。
つまり、サバンナで生き延びるのを助けてくれたカロリー欲求ですが
現代社会には、適していないという事になります。
生物的メカニズムが、突如として害を引き起こすようになったのです。
これはまさしく今私たちがやっていることなのです。
私たちは、カロリーを欲しがるマリアの子孫である可能性は非常に高いのです。餓死した方のカーリンではなくて!
故に、これが現代に適応できない理由の一つです。
現代社会に適応できていないのは、身体だけではありません。
精神面でも同じことが言えます。
マリアは、常に危険に対する不安を感じて、危険を避けるために入念に計画を
立てます。そうやって生き延びる確率を高めてきたのです。
多くの人が怪我で死んだり、他の人間に殺されたり、動物に食われたりする時代だったのですから。
今の安全な世界に暮らしていたとしても、
マリアは、常に破滅を想定する性格のせいで、心を病み、
今度は、うつや恐怖症になってしまうでしょう!
常に周囲を確認して、異常なほど活発で、すぐに他の事に気をとられる。
かつてはそんな性格のおかげで、危険をすみやかに避けることができたのです。
今では、そんな衝動や感情のせいで集中できないと
教室でじっと座っているのが困難な子供だと思われてしまいます。
そして、ADHDの診断が下されるのです。フザケルナ!って感じですよね!
・当時の一般的な死因は、飢餓、干ばつ、伝染病、出血多量、そして
誰かに殺されること。
今の最も一般的な死因は、心臓血管疾患と癌。
・当時は、生き延びるためには、注意散漫で、周囲の危険を常に確認して
いなければいけなかった。
今は、注意散漫にならないのが良いとされています。
昔のような危険は、もうないのだから....!と。
・当時は、積極的に身体を動かして、食べ物を探さなければ、餓死する可能性があった。
今では、食料を手に入れるために一歩も動く必要はない。
注文すれば、玄関に届く。
周囲の環境を私たちは、著しく変化させてきたのです。
その結果、私たちは、今とは異なった環境に適応するよう進化してしまって
その進化が、今生きている時代には合っていないということなのです。
その進化とは、身体的な特質を獲得するだけではなく
素早く柔軟に全力で行動に出られるように進化したのです。
生まれて初めて息を吸ってから、人生最後の吐息の瞬間まで
あなたの脳は、たったひとつの問いに応えようとしています。それは、
「今、どうすればいい?」という問いです。
脳は、昨日起きたことなんて少しも気にしていません。
全ては、現在と未来のため。
たった今置かれている状況を判断するために記憶を活用して、
感情をもとにして正しい方向に自分を動かそうとします。
だが、ここでいう正しい方向とは、
精神状態が良くなったり、キャリアアップしたり、健康を維持したりすることではありません。
祖先がやったように、遺伝子を残すという方向です。
ネガティブ感情は、ポジティブ感情に勝るのです。
人類の歴史の中で、負の感情は、「脅威」に結び付くことが多かったのです。
「脅威」には即座に対処しなければならないからです。
食べたり、飲んだり、眠ったり、交尾したりは先延ばしにできますが
「脅威」への対処は、先延ばしにできないのです、人間は!
強いストレスや心配事があると、それ以外のことを考えられなくなるのは
「脅威」が原因なのです。
私たちの祖先は、明るい希望よりも脅威の方がはるかに多い環境に
生きていたのです。
普通の人は、負の感情の方がずっと気になるものです。
争いや修羅場のない映画や小説を読みたい人なんているのでしょうか?
負の感情の根源は、ストレスです!