グリーフの中にいると、自分の感情に戸惑うことがあります。「こんなことを感じていいの?」という疑問を、今回は取り上げます。
Q1. ペットが亡くなったのに、笑ってしまうことがあります。不謹慎ですか?
まったく不謹慎ではありません。
悲しみの中で笑いが出てくることは、グリーフのごく自然な反応のひとつです。
あの子との楽しかった思い出が浮かんだとき、思わず笑顔になる。
それはその子との関係が、それだけ豊かだったということです。
グリーフは「ずっと泣き続けるもの」ではありません。波のように、悲しみと穏やかさが交互にやってくるものです。笑えた自分を責めないでください。
Q2. ペットの写真を見るのが辛いです。でも捨てられない。どうすればいいですか?
捨てなくていいです。見なくていい時期があっても、いいです。
写真を見るのが辛いのは、その子への愛がまだそこにあるからです。
無理に見ようとする必要も、整理しようとする必要もありません。
引き出しの奥にしまっておいていい。見られるようになったとき、自然に手が伸びる日が来ます。そのタイミングは、あなたの心が決めることです。
ただ、「いつかちゃんと向き合いたい」と思ったとき、映像という形で残しておくことが、その助けになることがあります。写真を整理しながら、その子の時間を一本の作品にする。それがグリーフと共に歩く、ひとつの方法です。
Q3. ペットを亡くして悲しいのに、新しい子を迎えたいという気持ちがあります。罪悪感があります。
その気持ち、おかしくありません。
新しい子を迎えたいという気持ちは、あなたがそれだけ動物を愛しているということです。
亡くなった子への愛が消えたわけでも、裏切りでもありません。
ただ、タイミングは大切です。
悲しみがまだ深いうちに迎えた場合、新しい子に亡くなった子を重ねてしまうことがあります。「この子じゃない」という気持ちが出てきてしまうと、新しい子にとっても辛い環境になりかねません。
罪悪感は手放していい。ただ、自分の悲しみと少し向き合う時間を持ってから、という順番を大切にしてほしいと思います。
※この話題については、別の記事でもう少し丁寧にお伝えする予定です。
悲しみの中で感じる「意外な気持ち」は、どれもあなたがおかしいのではなく、グリーフの自然な一部です。一人で抱え込まないでください。
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