発達性ディスレクシアについて

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こんにちは。コト羽(言語聴覚士)です。
今回は、発達性ディスレクシア(読み障害)について言語聴覚士視点で紹介します。

発達性ディスレクシア(発達性)とはLD(限局性学習症)のサブタイプの1つで、症状としては「文字や文章を読むのに時間がかかる、正しく読むのが難しい、結果学習全般に取り組みづらい」があげられます。

例えば、小学校2・3年生以降は、文字を読むことに習熟してきて
スラスラと文章を読めるようになってきます。

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しかし、ディスレクシアの子たちは「わたしは、どうぶつ園ではたらいている」といった文章を「わ・た・し・は・ど、、どう」等と1文字1文字をゆっくり音に変えていく傾向があります。(一般的に、逐次読みとよばれます)

また助詞の「は(wa)」なども「は(ha)」等と文字を読み誤ることが多いです。

このため、読むのに時間がかかり、読むという作業だけでとてもとても疲れてしまうのです。内容の理解にパワーを注げません。

これが症状としての「読むのに時間がかる」「正しく読むのがむずしい」で二次的に「学習に取り組みづらい」となります。

では、なぜ読むのに時間がかかる、正しく読めないのか。
ここには「音の問題」が影響しています。
専門的な言葉では「音韻認識」といいます。

音韻認識とは何か。

例えば「たいこ」という言葉でみると
・「た」と「い」と「こ」の3つ音からできるということ。
・「たいこ」を逆さまからよむと「こいた」になること。

・「たいこ」から「い」をとると「たい」になること。等

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このように言葉にある音を捉たり操作する力「音韻認識」と言います。


ディスレクシアの子は、このような言葉の音・粒に気づきづらかったり、操作が難しかったりします。

これは大脳機能の処理過程の問題であり、育て方や教育環境、その子自身の努力などとは全く関係ありません

音韻認識・処理が弱いと、文字から音への変換がスムーズにできず、読みがたどたどしい・読むのに時間がかかる読み誤ってしまうという症状になります。

また書くことに関しても、音から文字への変換作業なので、
読む時と同様に「書くのに時間がかかる」「書き誤る」といった症状が出ます。

ですので読みが苦手だと、書きも苦手というかたちになります。

本人としては、一生懸命やっているつもりでもこのような背景が理解されていないと「ちゃんと読んで」「ちゃんと書いて」等と言われかねません。

そのことで、子どもはどんどん自信を失ってきてしまいます。
学習に対する意欲もなくなってきてしまいます。

LDに対しての理解は以前に比べ、ずいぶんと進んできたものの
まだまだこういった誤解、ケースは少なくないかもしれません。

正しい知識をもって、正しく子ども達を理解して支援していきたいですね

コト羽(言語聴覚士)
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