ひとり会議

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コラム



 私は、朝起きてすぐに、ひとり会議を開きます。




 それは、ひとりで静かに、今日一日のやる事チェックです。「ひとりで静かに」というのが大事なポイントで、小さく音楽をかけながら、ハーブティーを飲みつつ行います。さながら目覚めの儀式、といった所でしょうか。



 ここで一つ大きな役目を果たすののが、キャンドルの存在です。蛍光灯の電気の明かりではない、自然の炎の揺らめきが創造のヒントを引き出してくれます。近頃、キャンプが流行っていて、焚火をするのがブームだそう。火には、何かしら人を引き付ける、本能をくすぐる力があるのかもしれません。



 私のお気に入りのキャンドルは、香りも強すぎず程よい空間を演出してくれます。だいぶ使っているので、もう蝋も残り少なくなってきました。

 キャンドルを灯す時、あえてマッチを擦るのも一興です。軸を通して、火が生まれる瞬間が手に直に伝わる感覚が、ひとり会議の始まりの合図にもなっています。キャンドルに火を灯し、ぼんやりと眺めていると自然と思考が進んでいきます。考えるのに合わせるかのように、キャンドルの炎はやさしく左右に揺れていきます。自分の呼吸と同化して、心地よく感じるのかも知れません。




 あなたの「考える」時のお供は、何でしょうか?
 ぜひ私に教えて下さい。



 今日のお話はこの辺で。また、私とおはなししましょう。

Copyright 2022 Chihiro Egoshi






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