【大成功の奇跡】キャッチコピーで弱点丸出し?
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ビジネス・マーケティング
■ はじめに
こんにちは。セールスライターの岩井直樹です。
LPで魅力を伝える際に、
「商品の良いところだけを掲載しよう」
と考えるのは普通の話に思えますよね。
たとえば、
・「業界No.1!」
・「最高級の品質!」
・「お客様満足度98%!」
もちろん、強みを伝えるのは大切です。
そして、カッコいいデザインで仕上げる。
でも、、、
あまりに「完璧」をアピールしすぎると、
読み手は無意識に、こう感じてしまうかもしれません。
「……本当かな? 話がうますぎる。
何か裏があるんじゃないのか?」
そんな疑い深い読者の心を一瞬で掴み、
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大成功を収めた
「世界一ダサいコピー」
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が存在します。
■ 自社の商品を「欠陥品」と呼んだコピー
1950年代のアメリカ。
当時は、派手で巨大な高級車が、
人気を博していた時代です。
そんな中、登場したのが、
フォルクスワーゲンの「ビートル」。
小さくて、形も奇妙で、
お世辞にも「カッコいい」とは言えませんでした。
そのため、どうやってアピールするべきかが
悩みの種だったんじゃないかと思います。
そこで登場したのが、
伝説のクリエイティブ・ディレクターである
ウィリアム・バーンバック率いるチームです。
彼らが放ったのは、
たった一言のキャッチコピーで、、、
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「Lemon.(レモン)」
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アメリカの俗語で、
レモンとは、「欠陥車」という意味です。
自社の商品を、
あろうことか「欠陥品」と呼んだんです。
今の感覚で言えば、LPの冒頭に
「この商品はダサいです」
とデカデカと書くようなもの。
当然、周囲は「正気か?」と驚きました。
■ なぜ「ダサさ」が信頼に変わったのか?
なぜ、この自虐的なコピーが
歴史に残るほど売れたのか?
そこには、現代にも通じる
「信頼の法則」がありました。
このキャッチコピーの後にくる
ボディコピーでは次のように書かれていました。
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「このフォルクスワーゲンは、
出荷されませんでした。
なぜなら、グローブボックスの塗装に、
目に見えないほどの小さな傷があったからです」
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つまり、最初に欠陥車と書いたのは、、、
「小さな欠点すら見逃さないほど、
徹底的に検査している」
という究極の誠実さを
伝えるための前フリだったわけです。
■ 「弱点」は最強の武器になる
この広告が教えてくれるポイントは2つあります。
1. 先に「弱点」を言うと、その後の言葉がすべて真実になる
「うちは最高です」と言われるより、
「ここがダメですが、ここは負けません」と言われる方が、
人は信じてしまいます。
2. ターゲットを明確に選別できる
「派手な車が欲しい人は、どうぞ他へ。
でも、実直で故障しない車が欲しいなら、これです」
という強いメッセージになったんです。
■ 最後に
私たちは、
ついつい自分を「よく見せよう」として、
言葉を飾り立ててしまいがちです。
でも、読み手が本当に求めているのは、
きらびやかな美辞麗句ではなく、
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「信頼できる事実」
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もし今、あなたが、
・「自分の商品には目立った強みがない」
・「他社に比べてここが劣っている」
と悩んでいるとしたら……。
その「ダサさ」や「弱点」こそが、
ターゲットの心を強く動かす
世界一のキャッチコピーに変わるかもしれません。
短所を隠すのではなく、
どう誠実な事実に変換して
伝える事ができるかが大切という話でした。
なにか気になることなどございましたら、
お気軽にメッセージ(DM)をお送りください。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
【参考:歴史を変えた伝説のボディコピー】
今回ご紹介した広告の全文を、
参考までに掲載しておきます。
フォルクスワーゲン:Lemon(レモン)
①このフォルクスワーゲンは、出荷されませんでした。
理由はグローブボックスのクロームメッキの部品に、
目に見えないほどの小さな傷があったからです。
②私たちの検査官カート・クローナーは
これを見逃しませんでした。
③フォルクスワーゲンの工場では、
3,389人もの検査官が、各製造工程で一台一台を
厳しくチェックしています。
④エンジンは不備がないか何度もテストされ、
すべての車は合計189箇所もの検査ポイントを
クリアしなければなりません。
⑤すべての車が、ローラーの上で
時速60マイルの走行テストを受けます。
そしてブレーキ、変速、計器類が
すべて完璧であると証明される必要があります。
⑥私たちは「レモン(欠陥車)」を排除します。
その徹底したこだわりのおかげで、
フォルクスワーゲンは他の車よりも
価値が下がりにくく、長く走り続けることができるのです。
⑦私たちが合格を出したものだけが、
あなたの手元に届きます。
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