逢坂冬馬著『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)

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2022年、本屋大賞を受賞し話題となった作品。
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そのタイトルやカバー絵のイメージから、テロやゲリラ戦を展開する美少女戦士を描いたハードボイルド系の作品かと思いきや……
第二次大戦時、独ソ戦で実在した女性スナイパー部隊を描いた物語でした。
単行本で500ページ近くある分厚さに一瞬気圧されますが、1ページ読み始めたらもう止まらない。
絶望的な状況下、強く生き抜こうとする主人公セラフィマ。
女兵士同士の友情。
文字通り、命を賭した戦いの連続。
エンターテイメント作品としても楽しめるし、歴史部分もしっかりと描かれている超大作です。
男性にとって都合のいい「女キャラクター」ではなく、戦士とならざるを得なかった女性像の鮮やかな描写に惹きつけられました。
読みながら、数年前に話題となった『戦争は女の顔をしていない』という本を思い出していたら、巻末の参考文献に挙がっていて納得。
独ソ戦、というあまり私たちに馴染みのない戦いを、日本人が描ききっていることにも驚きますが、なおかつこれがデビュー作というのだからすごい!

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