音読が得意なA先生(^^♪ここから自信をつけました💚

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学び
夏休みだから 難しいお話もしていましたが、
ほっとする実践もご紹介しましょう💚
私は 初任者指導拠点校指導員をしばらくしていました
初任者研修の内容は、文科省が大まかにが決めてはいますが
初任者指導の方法は、都道府県によって担当者や方法が若干違います

私の現任の都道府県では、指導教諭が主になって行っています
前任の都道府県では、各校の教務主任が日程を組みますが
拠点校指導員が 4名の初任教諭を担当して2-3校を巡回します
小学校は、教科指導のみならず 朝の会や授業指導、給食指導、清掃指導、帰りの会、公務分掌の進め方、学級つくり、教員としての倫理観や資質向上指導、保護者の対応等 あらゆる指導を行います
「指導」ですから、初任者は言われたことを理解して 実践しなければならないのです
私は、示範授業も随分しました💚
言葉で説明しても理解できないことでも、
「見て覚える」ことができるから有用です
何より一番は、「子供が変わる様子」を目の当たりにして、
初任者の先生は、驚きます(^_-)-☆
「あったり前でしょ💚いろんなものを犠牲にして 命を懸けてこの仕事をやってきたのよん💚昨日今日の実績じゃあないわ。あ、でも、今の時代は、ワークライフバランスだから、命はかけずにね💚」
「今日、勉強になったなあと思ったことを、1つでいいから、だまされたと思ってやってみましょう」
「来週私がまた来るまでに、何回できますか?」
初任者さんはまじめだから「毎日やります!!」と、張り切る(-_-;)
「素晴らしい!!でも、5日間で2日やれたら優秀 3日やれたら最優秀ね。」
こんな感じです

さて、A先生は「国語では、自分が必ず音読をする」と決めました
過日、A先生の教室付近を通りかかったとき、物語文を情感豊かに「朗読」するA先生の姿を見たのです
その日のうちに、「◎校時目の範読、すごく上手だったわ」と褒めました
すると、恥ずかしそうに「大学の時に読み聞かせをしていたんです」と話してくれました
「それは素晴らしい。あの音読は様子が目に浮かぶようだったわ」少し大げさかもしれませんが、本当にそうだったので、心から賞賛しました

そんなことがあってか、A先生はしばらく「範読」をやり続けました
物語単元に次は、説明的文章でした
「物語文と同じでよいですか?」と聞かれたので以下のようにお伝えしました
「まず、その質問が素晴らしい!!よく気が付きましたね。物語文と説明的文章では違います。読み手が情景や状況をイメージして理解して読むことは、共通です。説明的文章の場合は、句読点に忠実に読みましょう。著者の意図が、伝わります💚」
A先生は 忠実にそれを実践しました(拍手(^^♪)
実践して3週間後、
「子供が変わりました」と、嬉しそうです
「今までの授業では、私(A先生のこと)が話しているのに、雑談やつぶやきが多くて集中しなかったのです 範読しているときも、気になる子がいると、私も中断して指導したりで、集中できなかった。でも、先生(私のこと)に教えてもらったようにしたら、私も子供たちも集中して範読できました。3週間続けたら、国語の時間が、どことなく楽しくなったし、子供も集中するようになりました」
「良かったね、A先生が続けてやり剝いたから、子供たちも、A先生の範読力に引き付けられて、ついには集中力が増したんだね」
そう伝えると、A先生は涙・・・

A先生は、今まで自信がなく、学年でも受け入れてもらえず、おどおどすることが多かった・・・
でも、人一倍誠実で、教育に熱を秘めている方でした
今回の「ご自身の実践で、子供が変わる姿」に手ごたえを感じたのでしょう
「次は 何にチャレンジしてみますか?」という私の質問に
「うーん、わかりません 私ができそうな音を教えてください!」と
笑顔でこたえていました

明日は、「僕の話が まったく通らないんです」と 疲れ切ったBせんせいの復活劇をお話しします💚


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