こんにちは。今日は、少し特別な私の“働き方”についてお話しします。
実は、農業のアルバイトを始めてから、もう5年になります。
「野菜を育てる」「収穫する」「出荷準備」「配送」――さまざまな作業を経験する中で、ふと気づいたんです。
「もしかして、私、わりと得意かも?」って。
今日は、“ママ”や“妻”としてではなく、“私”として働くことで見つけられた、自分の“得意”と“自分時間”について、感じたままをシェアします。
農業って、本当にいろんな“顔”がある
農作業の現場は、本当にたくさんの工程があって。
種まき、土づくり、育てる手入れ、収穫、出荷準備、配送――どの段階にも、それぞれ必要なスキルがある。
だから、「ただ野菜を育てるだけ」なんて簡単な仕事じゃない。
私も最初は、思うように手が動かなくて。
たとえば「収穫」。野菜をハサミで切るそのコツが掴めず、どうやっても作業は遅くて。
同じハサミでも、人によって持ち方も切り方も、手の使い方も違っていた。
だから、先輩たちに「こうやるといいよ」と言葉で説明してもらいながら、実際に見せてもらって、教わった。
そのおかげで、少しずつ「自分に合うやり方」を見つけることができました。
“得意”は、自分では気づきにくいけど、確かにある
ある日のこと。ご年配の先輩の作業を、私が代わってやってみたとき。
その先輩がにこっと笑って言ったんです。
「あなた、本当にまわりをよく見てるよね。ありがとね。」
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥にふわっと温かい何かが広がりました。
作業の順番、みんなの動き、手が止まってるところ――
“あ、この人これやるといいな”“ここをこうしたら次の人が楽になるかな”って、自然に感じ取って動ける。
それが、私の“得意”なんだと、そのとき初めて実感できたんです。
「効率よく」「無駄なく」「ちょっとみんなが働きやすくなるように」――
そんな“思いやりのアイデア”を出すことが、いつの間にか私の強みになっていました。
体と心にも、うれしい変化
農業は体をたくさん使う仕事。
始めたころは、正直、「これから大丈夫かな?」って思うくらい疲れていました。
でも続けていくうちに、変わってきた。
朝がとても強くなったんです。そして、夜はぐっすり眠れるようになりました。
これは、農作業が「自然の中で体を動かす」という“緑の運動(green exercise)”の一種だからだと思う。
自然の光を浴びて、体を動かすことで、体内時計が整いやすくなり、睡眠の質や気分の安定につながる、という考え方があります。
また、土と触れ合い、季節の移ろいや自然の風を感じながらの作業は、心にも静けさとリフレッシュをくれました。
特に夏場は、暑さで大変な日もあります。でも作業を終えて帰宅し、お風呂に入ると、その日の疲れがほどけて、体も心も「ああ、生きてるな」と感じられる温かい時間になります。
子育てママだからこそ。「私」の時間が宝物になる
子育てに、家事に、毎日バタバタ。
気づけば、「ママ」「妻」「母」の顔ばかりで、自分自身がどこかに埋もれていたような気がする。
でも農業という“わたしだけの仕事”を持つことで、思いがけず自分の“得意”と“居場所”を見つけられた。
そして、それは「誰かのための仕事」ではなく、「私のための時間」。
家族のためだけじゃなく、自分自身を大切にする時間。
それが、私にとっての “仕事を楽しむ” ということでした。
どんな仕事でも、どんな状況でも、自分の“好き”や“得意”を見つけるチャンスは、必ずあると思います。
勇気を出して、一歩を踏み出してみることで、自分でも知らなかった自分に出会えるかもしれない。
今日のひとこと
「“ママ”じゃなく、“私”だから見える、得意と喜び」
読んでくださるあなたへ――
もし今、「子育て」「家事」「仕事」で精一杯で、自分の“時間”や“居場所”が見えにくくなっていたら。
たとえ小さなことでも、外の世界で「私の時間」を作ってみてほしいなと思います。
その中に、自分でも気づいていなかった“得意”と“喜び”が、きっと隠れているから。