タイラー(平良)という、裏方を引き受けた生真面目な男【よろず相談処鑑定メンバー紹介】

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裏方担当、タイラー。


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ここではあまり出てこないが、よろず相談処には裏方担当がいる。
もしかしたら、たまにお待たせしている際にお詫びに登場するかもしれない。


タイラーとの付き合いは、実はまあまあ長い。
本当は平良というのだが、こちらとしてはずっとタイラーと呼んでいるのでタイラーである。

お問い合わせに登場する時はちゃんと平良として出てくるが、タイラーだ。

生真面目で、融通がきかないところもあるが、
それでも、タイラーはとても気が利くし、人の気持には人一倍敏感だと思う。


ある日、タイラーが裏方を申し出た


「よかったら矢面に立ちましょうか」
ある日、突然にタイラーが無表情のまま言った。

この矢面という言葉は、当たり前だがお客様に向けられたものではない。
「面倒でしょう、色々と」
全部を察した言葉だった。

そうだな、面倒だが、この性格だ。同業アンチが多いのは仕方のない事だ。
だから構わん。私は何もやり方を変えるつもりもない。
それにアンチで繋がった絆なんて、いつかこじれるだけだ。ほうっておけば良い。

「ま、そりゃそうです。でも、表向きの対応と裏方事務ぐらいはやりましょう」
「それに、他のメンバーだって護らないといけないでしょう」
確かになあ、手一杯感はある。

「だったら、それぐらいは人に甘えたらどうですか」
いかにもタイラーらしい言葉だった。
甘える、という事を知らない私に向けて、一番刺さる言葉を持ってきた。

「それに、僕は表には出たくないんでね」
普段、無表情の極みのタイラーが、うっすらと笑った。



こんな世界にはうんざりだ。


タイラーは実は遠い親戚だ。
という事はタイラーももれなくそういった力があるわけだ。

幼少期からたまに接点があり、大人になってから連絡を取り合うようになった、遠い親戚だ。

タイラーは「こんな世界にはうんざりだ」と言って、早々にこの道から離脱した。

「うんざりしたのは、能力ではなく、それに関わる”人”だ」

タイラーはそう言って、この道を離脱した。

そうして、それからタイラーは人前で感情を出さなくなった。
みんなが、タイラーを「良い人」だと言った。
それは「無難な人」という意味であり、「無害」という意味だった。

タイラーがそうして空気のように生きる事で、自分を守っているのは容易に想像がついた。

生真面目でありながら、とても強い熱を持っているのが本来のタイラーだ。
それを知っているだけに、タイラーの傷というものがどれだけ深いものか、
私には容易に想像がついた。
だって、そりゃあそうだ、私達は皆、同じ傷を負っている。
きっと、この記事を見たら「消してください」って怒るんだろうな。


タイラーが抑え込んで来た熱は、昔とは違う形で発散されている。


そんなタイラーだから、正直「裏方」なんてやって欲しくなかった。
出来ることなら、「表」に帰ってきて欲しかった。

けれども、タイラーがそれは嫌だというのだから、それなら一緒に居てくれる事に対して、
感謝を持って素直に受け入れる事にした。

鑑定士コーディネーター。

案件によって誰がどうするかを采配するのは、タイラーの仕事となった。

タイラーは経費にとてもうるさく、「これは必要でしたか?」と聞いてくるし、
寄り道なぞしようものなら「どこで油を売っているんですか」と連絡が入る。
でも、そんなタイラーが、実のところ楽しそうでもあることを、なんとなく感じている。

時々嬉しそうに持ってくる差し入れも、
空気を変えようと発言してひたすらにすべる時も、
こちらに苦情の連絡をしてくる時も、
そうして、「依頼ですよ」という言葉1つにも、
表情1つ変えないタイラーであるが、タイラーがタイラーを取り戻しつつある様を感じている。

タイラーが抑え込んで来た熱は、昔とは違う形で発散されていると、そう感じている。

そんなタイラーという存在を知ってほしくて、私はこの記事を書いた。

タイラーは生真面目で、いつも周りをよく見ていて、そうして時々すべって、そうして皆に対してどこまでも優しい。

これからも、お問い合わせで出てくるタイラーを宜しくお願いします。
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