今回も事例から…。
Kくん ASD 知的障害の最重度 感覚過敏あり 男性
高等部卒業後、私が働く事業所に通所し始めました。
細身で180cm
こちらの伝えることは理解できるし、希望も言える。
例えば、ドライブに行きたいときは「ど」
トトロの歌をうたってほしい時は「あ」
(あるこう~♪のあ)
一緒にいる時間が長ければ長いほどKくんのとのやり取りは可能です。
ただたくさんのこだわりもあり。目に石鹼入れたり、通所し始めの頃は和室の隅がトイレ替わりだったり。
予定の変更が苦手。
好きなことができない時によくパニックが起こりました。
それはそれは大きなパニックで、スタッフに力ずくでアタック、スタッフの腕を噛む、押し入れ蹴って板を抜いたり、車内ではウインカーを出す棒?を折ったりしたことも!
二人のスタッフが必要な時もありました。
私の腕にも何度も歯形がつき…。
でもそれよりも、大きな不安の叫び。
なんとか止めようとこちらは必死。
でも本人も必死!
若かったのでパワーは全開。
ひょろっとしているのにどこからそんな力が出るのかと思うほどでした。
でも何とか乗り切ることができた要因の一つは、Kくんのがんばりはもちろんスタッフの連携でした。
グループには15人ほどの利用者さんがいて、そちらを守ることもしなければなりません。
その上、私は「Kくんは怖い」とみんなに思われたくなかったんです。
その現実として、Kさんと一緒に散歩をしながら他の利用者さんも歌を歌うということができていました。
スタッフ同士の価値観・思いが共通していることはとても大切だと改めて今思います。
日頃のやり取りで信頼関係を作り、Kくんも妥協ができるようになってきました。
そして他のスタッフでも対応可能に!
その頃、一番の担当だったスタッフがグループホームへ異動。
でもKくんは大丈夫でした。
そして今はなんと! グループホームで落ち着いて生活をしています。
誰といつ出会うかがとても大切な気が…。
今、パニック対応で大変な思いをしているご家族の方。
こんな流れもあります。
諦めないでほしいのです。
感覚過敏もおそらく影響していました。
Kくんは聴覚過敏でした。
音が痛く不快に聞こえていたのかもしれません。
私自身が10年ほど前に感覚過敏だとわかったので、今そのしんどさがわかります。
遅いけれど、今だから言える話です。
パニックも本人じゃないとわからないことがあります。
家族だけではしんどいことも正直あります。
相談できる第三者はいますか?
遠いけれど、その第三者になることができればうれしいなと思います。
以下私の出品サービスです。