♡10 パニックと発達障害②

♡10 パニックと発達障害②

記事
コラム
今回は事例を踏まえて…(^^)

Iさん ASD 知的障害重度 女性
発語はほぼなし オウム返し(エコラリア)はあり
感覚過敏あり
文字が読めます

変更や新しいことが苦手。

いつもはニコニコですが、不安が究極に達すると急にスイッチが入り、大声で叫んで、トイレの個室に鍵をかけ、床や壁への頭突きの行動へ。

かなりの力で、怪我をしないか心配で仕方がない私。
でもトイレの個室はIさんのクールダウンの部屋。

私は、先に予定を伝えたり、10がんばったら終わりなどと見通しを伝え始めました。
文字が読めることを生かして、視覚支援も取り入れて。

そして、いつも一緒に過ごしました。
他のメンバーとともに。

するとIさんに変化が!

自発的な初めての言葉は「ほしの!」でした。
私の名前。呼んでくれるときは不安な時。
手を握りに来ます。
私もいつもより寄り添います。
手は汗ばんでいることが多かったです。

でもそうすることでパニックが減りました。
その上、パニックになってもトイレの鍵をかけることがなくなり、怪我をしないように、床と頭との間に私の手のひらやバスタオルを挟むこともできるようになりました。

パニックの時はこちらが冷静にならなければいけません。
寄り添いが大切。
でも急なことへの対応は正直とても難しい。

でもでも鍵をかけなくなったのは「星野はいてもいい」と言ってくれているように思えました。

実はIさんは、通所開始前の高等部時代にたくさんの事業所で体験をしてきました。
私の事業所では私と一緒に製菓作業を体験しました。

あとからお父さんから聞いた言葉。
「星野さんがいたからここに決めたんです」。
とてもうれしいメッセージでした。

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