人間関係を和やかにするのに、「の」の字の哲学というものがあります。
例えば、夫が仕事から、帰ってきた時に「ああ、疲れたあ・・」と言った時にあなたは知らん顔して、その言葉を聞き流したり、「あら、私だって一日結構忙しくて疲れているのよ」と、自分を主張したりしていませんか?
そっと、夫の言葉に「の」をつけてみてください。
その時は「ああそう、疲れているの」と、相手の気持ちをそのまま受け入れてあげるのです。
友人関係でも、そうです。
「私、海外旅行に行ってきたの」と言った人に「私も、行ったことある!」って言って、自分の話しにすり替えたりしてしまう人いませんか?
話しの流れが、相手がわになってしまい、自分はおいてきぼりです。
ちょっとがっかりしますね。
この場合も、「へえ、旅行に行って来たの?」って、繰り返せばよいのです。
私たちはとかく自分本位になりがちで、共感する前に自己主張しがちです。
相手が感じていることを、そのまま受け止めてあげる前に「私だって」とか。
「私なら」と比較しがちです。
確かに、自分が感じたことがないものには、共感できません。
そのためには、いろいろ自分も経験することがたいせつになってきます。
ただ、気を付けなければいけないのは、自分の経験と他人の経験は同一ではあり得ないという事実です。
真の優しさがある人は、ただ、「悲しいの」「苦しいの」とあなたの感情をたいせつにしてくれる人だと思います。
そんな人がそばにいたら、あなたも、その方をたいせつにして下さい。
人生がきっと豊かになることだと思います。
だって、人間は感情の生き物ですから・・いつだっていい気分でいたいのです。
引用図書/幸せはあなたの心が決める/渡辺和子