本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
今回のテーマは、
「自己紹介」
です。
「こっちこっち!」
手を振っている仲間の姿を、ようやく見つけた。
坂を登ったところにある、木造の建物。
どうやら、あれが彼の家らしい。
「この辺に自転車適当に止めてね」「了解です」
自転車を止めて、招かれるまま家に入っていく。
「いいね~」
天井が高い。
建物は二階建てだが、二階部分以外は吹き抜けになっている。
木の隙間から太陽の光が差し込み、自然の光を取り込んだ空間が広がっている。
素晴らしい!
「いいお家やね」「ありがとう。とりあえず、適当にくつろいで」
家のリビングに通されて、木で作られた椅子に座る。
彼は台所に向かい、僕をもてなすためにコーヒーを作ってくれるらしい。
「こんにちは」「嫁さんです」
仲間に奥さんを紹介される。
「はじめまして」
何て自己紹介しようかな。
「こちらひろさん。この人すごいんだよ」
仲間からのハードルが上がるパス。
「へぇ~。何かされてるんですか?」「いや、あの」
このハードルをどうやって越えていこうか。「この間、チャンピオンが出る大会に参加してて。ほら」「マラソンか何かですか?」
どんどん話が勝手に進んでいく。
「トレイルランという、山の中を走る競技です」「へぇ~。参加されたんですか」「はい。そこで23位でした」「ふ~ん」
奥さんは無難な反応。
まぁ、確かに23位って聞いてもピンと来ないかもしれない。
「ひろさんがトレイルラン始めたのって今年からでしょ」「今年の5月から」「始めて半年でチャンピオン達が走る大会に参加して、23位。すごくない?」
仲間は自分の事のように奥さんに自慢し始める。
「それはすごいね!」
奥さんの反応が変わってきた。
こうなるとちょっと恥ずかしい。
「他にもフルマラソンとか挑戦してるし。俺が初めて会った時は、ひろさん走ってなかったから」「走り始めたのは、仲間のグループラインの目標発表がキッカケだったね」
最初の目標は1日15分走る。それだけの目標だった。
「しかも40歳超えてから走り始めて、1年で若い人に交じって走って23位」「へぇ~!」
あかん。
ハードルがめちゃくちゃ上がってる。
「ちょっと、何作ってるん?」
奥さんが彼に向かって声をかける。「いや、コーヒーを」「それやったら、もっといい豆あったでしょ」「あ、うん」「2階にあるから取ってきたら」「あ、うん」
彼は静かに二階へ上がっていく。奥さんがこちらに笑顔を向け、
「すみません。今、コーヒーご用意しますんで」「あ、お気になさらずに」
どうやら、奥様が強いご家庭らしい。
僕は彼の作った美味しいコーヒーをごちそうになったのでした。
追伸 人に紹介される時、自分が何者かをどう伝えるか。
考えてしまいますね。
今回は仲間からの紹介だったので、それなりにスムーズに紹介していただいたような気がします。
約1年前。
「みんなで目標を発表しよう!」
そう言って作ったライングループ。
僕が走っていなかった頃から、今に至るまで共に歩んできた仲間。
彼の紹介の仕方を見て、僕を応援してくれてたんだなと改めて思いました。
目標を達成し続けると、いつの間にか道ができているんですよね。
自分が歩んできた道を振り返った時、それを見てくれている仲間がいる。
自分の歴史を知っている人がいる。
これは幸せな事かもしれません。