本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
今回のテーマは、
「経験」
です。
開会式が終わって、スタート地点に選手が集まる。
スタートで最も大切なのは位置取り。
遠慮して後ろの方に行くと、レースが始まってすぐに団子状態になってしまう。
今回の大会は300名で細い山道を走るトレイルラン。人が通れる道幅は2人分くらい。
追い抜くスペース、手間の事を考えると先頭から4列目ぐらいの位置がちょうどいい。
「それではレース3分前です」
カウントダウンが始まって、もうすぐスタート。
「周りの方でリュックが開けっぱなしになっている人。カバンが開けっぱなしになっている人がいたら、教えてあげてください」
大会の運営側から丁寧なアナウンスが流れる。
そんなやつおらんやろ。
という空気の中、
トントンと背中を叩かれる。
何かと思い振り返ると、短髪の若者が申し訳なさそうに口を開く。
「リュック、開いてますよ」
チャック開いてますよ、と指摘するぐらいのトーン。
え!
すかさず自分のリュックに目をやる僕。
あ、そういう事か。
「ごめんなさい。このリュック、最初からファスナーが付いてないんです」
僕の口から語られる真実。
Amazonで安さに惹かれて購入したリュック。実際に届いたら、ファスナーが付いてなかった。
が、
走る時に背負うために購入したリュックなので、持ち物は軽い物のみ。
つまり、荷物があふれ出ることもない。
「どうやら、そういう仕様みたいで」「あ、そうなんですね! すいません」
それを見ていた周囲の人達の中で笑いが起こる。
スタート前の緊張がやわらいだ。
ありがとう、Amazon。
「それでは、スタート30秒前です」
いよいよスタートの時!
「5、4、3、2、1。スタート!」
一斉に選手達が走り出す。
最初は道路から始まり、徐々に傾斜が出て山道へ。
しばらく走り続けると、ある違和感に遭遇する。
あれ。
周りの走る速度がゆっくり・・・過ぎるな。
全長33キロのロングコースということで、みんなスタミナ不足を警戒してるのかもしれない。
どうしようか。
このまま追い越して先頭に立つか。
それとも、周りに合わせて様子を見るか。
もしかしたら、自分はトレイルランではなく、マラソン大会の速いペースで走っているかもしれない。
どうする。
ここは、
自分のペースでいこう!
周りに遠慮して遅くなるよりは、
自分が持てる力を出し切ろう!
僕は先頭に立って走り始めたのでした。。
追伸 最近出場した30kmのマラソン大会。
1kmの平均タイムは4分台でした。
去年と比べると1分近く記録が伸びています。
マラソン大会の記録が伸びれば、当然トレイルランの速度も上がる。
当然ですよね。
問題なのは、このスピードで最後まで走りきれるかどうか。
山の30kmと地上の30kmでは、足にかかる負担は変わります。
ただ、前回の28kmのトレイルラン。
僕はスタミナ不足を心配し過ぎて、思うように記録を伸ばせなかった苦い経験がありました。
それなら、
最初から全力の方がいい。
そう思ったんですよね。
大切なのは周りのペースに合わせるのではなく、自分のペースを作ること。
自分のパフォーマンスを活かせる、自分に合った最適の方法を考えること。
たくさんの経験は僕に答えをくれるんですよね。