【人生論】また失敗した…と思った時に聞いてください◆その経験は、無駄じゃない

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◆失敗を無駄な経験だと思ってしまう心


人生を生きていると、
「ああ、無駄なことをしたな」

と思うことがあります。

損をした。
失敗した。
余計なものを買ってしまった。

時間を無駄にした。
お金を無駄にした。

あの選択は間違いだった。
あの人と関わらなければよかった。

そう思うことが、ありますよね?
特に、何かを買って失敗したときなんかは、わかりやすいです。

お金が減った。
でも、手元に残ったものは、
自分にとって必要なものではなかった。

そうなると、人はどうしても思ってしまうんです。

「損した」
「無駄だった」
「だまされた」
「なんでこんなものを買ってしまったんだ」

と。そして、誰かのせいにしたくなる。

店のせい。
商品を紹介した人のせい。
広告のせい。
雑誌のせい。
世の中のせい。

そうやって、たったひとつの買い物の失敗が、
心の中でどんどん大きくなっていく。

ただの買い物だったはずなのに、
人生全体が停滞したような気分になる。

嫌な気持ちになる。
腹が立つ。
自分を責める。
誰かを責める。
そして、ますます苦しくなる。

===

だからこそ、
この「無駄」というものに対する考え方は、
とても大事なんです。
ここを間違えると、人生が苦しくなります。

なぜなら、
本当は無駄ではないものを、
無駄だと思い込んでしまっているからです。

まさにそうです。
無駄だと感じているときの、無駄。

それは、真実ではないんです。
原理原則ではないんです。

真実ではない認識で生きると、
人は必ず苦しくなります。


◆人生にも、逆らうと苦しくなる原理原則がある


たとえば、「万有引力」がありますよね?

手に持っているものを離せば、下に落ちる。

これは原理原則です。
それに逆らった動きをすれば、体を痛めます。
おかしな姿勢で動けば、どこかに負担がかかる。

それと同じです。

人生にも、原理原則があります。

物事には、プロセスがあります。
結果の前には、必ず過程があります。

失敗があります。
遠回りがあります。
試行錯誤があります。

それなのに、そこを全部「無駄」
と切り捨ててしまう・・・


すると、
人生の原理原則から外れてしまうんです。

だから苦しくなる。
だからこそ、まず知っておいてほしいんです。

あなたが無駄だと思っているものは、
本当は、無駄ではありません。



これは、自然を見ればわかります。
大自然を見ればわかります。

たとえば、花が咲く。
僕たちは、花が咲いている姿だけを見ます。

きれいだな。
美しいな。

そう思います。

でも、その花が咲くまでには、いろんな過程があります。

種が運ばれる。
土に落ちる。
根が育つ。
時間が経つ。
雨が降る。
光を浴びる。
風に揺られる。

そして、ようやく花が咲く。
では、その途中のすべては「無駄」なんでしょうか?

種が運ばれたことは無駄なのか。
根が伸びた時間は無駄なのか。
花が咲かなかった場所に落ちた種は無駄だったのか。

そうじゃないですよね?


◆大自然は、無数の試行錯誤の中で美しくなっていく


自然は、百発百中ではありません。
すべての種が、完璧な場所に落ちるわけではない。

いろんな場所に落ちる。

ある場所では芽が出る。
ある場所では芽が出ない。
ある場所では育つ。
ある場所では枯れる。

でも、その全部があって、
自然は成り立っているんです。

そう、試行錯誤です。
自然なりの試行錯誤です。

そして、その試行錯誤の中で、
植物は少しずつ変化していく。
風に運ばれやすい形になる。

動物の体にくっつきやすい形になる。
より遠くへ行けるようになる。

より花が咲きやすい場所へ届くようになる。
そうやって、自然は進化していくんです。




大自然の美しさは、
無駄のない完璧さから生まれたのではありません。

むしろ逆です。
無数の試行錯誤。

無数の失敗。
無数の遠回り。

それらがあって、
あの美しい自然の姿になっているんです。
アフリカの大自然を見てもそうです。

植物がある。
動物がいる。
昆虫がいる。

それぞれが住み分けている。

でも、それは最初から完璧に
決まっていたわけではありません。

ある場所に住んでみたら、天敵が多かった。
だから別の場所へ移動した。
ある環境では生き残れなかった。
だから別の形に変化した。

その繰り返しです。

===

もし、それを人間の目で見るなら、

「無駄な移動」
「失敗した環境選び」
「意味のない遠回り」

そう見えるかもしれません。
でも、その無駄があったからこそ、
住み分けが生まれた。

その失敗があったからこそ、
美しい自然のバランスが生まれた。

つまり・・・

無駄があって、はじめて美しくなるんです。


◆完成された姿の裏には、必ず見えない失敗がある


これは、

「人生」でも同じです。
「スポーツ」でも同じです。

たとえば、野球の素晴らしい打者がいるとします。

僕たちは、その選手の「完成されたフォーム」を見ます。
美しいスイングを見ます。
ホームランを打つ瞬間を見ます。

そして思うわけです。

すごいな。
才能があるな。

でも、そこに至るまでには、当然、失敗があります。


===


三振がある。
フォームを変えた時期がある。
うまくいかなかった打ち方がある。
ケガをしたこともあるかもしれない。

何度も何度も試して、
何度も何度も失敗して、
ようやく、今のフォームにたどり着いている。

ということは・・・
その失敗は必要だったんです。

三振も必要だった。
うまくいかなかったフォームも必要だった。
遠回りも必要だった。

だから、結果だけを見てはいけないんです。

===

でも、人間世界は、結果だけを見せる場所なんです。
企業の商品もそうです。

試作段階では売りません。
ある程度、完成した状態で売ります。

音楽もそうです。
デモテープのまま発売するわけではない。
何度も録り直して、磨いて、
完成したものを世に出します。

芸能人もそうです。

演技がまったくできない段階を、僕たちはあまり見ません。
ある程度できるようになってから、表に出てきます。

スポーツ選手も、ミュージシャンも、
経営者も、作家も、みんなそうです。



◆他人の人生は完成品、自分の人生は途中経過まで見えている


僕たちは、
完成品ばかり見ている。
結果ばかり見ている。

だから錯覚するんです。

「この世界は、結果だけでできているんだ」と。
「成功だけでできているんだ」と。
「失敗の過程なんて存在しないんだ」と。

でも、それは幻想です。
完全な幻想です。

本当は、すべての結果の前に、過程があります。
失敗があります。

遠回りがあります。
無駄に見える時間があります。

そして、自分の人生だけは、その全部が見えてしまうんです。
他人の人生は、結果だけ見えます。

でも、自分の人生は違います。
自分の人生は、リアルタイムで生きているから、全部見える。

迷っている自分も見える。
失敗した自分も見える。

無駄な買い物をした自分も見える。
遠回りしている自分も見える。


===


だから、自分の人生だけが、
ものすごく不完全に見えるんです。
でも、実はそれは不完全なのではありません。

ただ、プロセスが見えているだけです。

ここを間違えてはいけないんです。

あなたの人生がダメなのではありません。
あなたの人生だけ失敗が多いのではありません。
あなたの人生だけ無駄が多いのではありません。

ただ、自分の人生は、途中経過まで全部見えてしまう。
それだけなんです。



◆買い物の失敗の例


たとえば、時計を買うとします。
最初に買った時計は、夜になると見にくかった。

電気を消すと、時間がわからない。
そこで思うわけです。
「ああ、失敗したな」

でも、その経験があったから、
次は文字が大きくて見やすい時計を選ぼうと思える。

次に買った時計は、文字は見やすかった。
でも、今度は針の音がうるさかった。

そこでまた思うわけです。
「ああ、また失敗した」

でも、その経験があったから、
次は音の静かな時計を選ぼうと思える。

そうやって、何度か失敗して、
ようやく自分に合った時計にたどり着く。

では、最初の時計は無駄だったのか?
音がうるさかった時計は無駄だったのか?

違いますよね?

それがあったからこそ、
自分に合うものがわかったんです。

失敗した買い物があったから、
成功する買い物ができるようになったんです。


===


もちろん、時計くらいなら買い替えればいい。
でも、人生には簡単に買い替えられないものもあります。

たとえば、家です。

家を買ってみた。
でも、思っていたより不便だった。
近くに店が少ない。
買い物に行きにくい。
環境が思ったより合わない。

そうなると、簡単には買い替えられません。
では、それは完全な失敗なのか?
人生の損失なのか?

それも違うんです。


◆変えられない現実に出会ったとき、人は内側を変えていく


そこで必要になるのは、
認識を変えることです。
考え方をアップデートすることです。

「店が近くにないと不便だ」

今までは、そう思っていた。
でも、店が少ないからこそ静かかもしれない。
無駄な買い物をしなくなるかもしれない。

車でまとめ買いすることで、
買い物の質が上がるかもしれない。
本当に必要なものを選ぶ力がつくかもしれない。

そうやって、考え方が変わる。

見方が変わる。
生き方が変わる。

つまり・・・

買い替えられないものに出会ったとき。

それは、
自分の外側を変えるのではなく、
自分の内側を変えるタイミングなんです。

これもまた、必要な経験なんです。

失敗したから、認識が変わる。
無駄だと思ったから、考え方が深まる。

損をしたと思ったから、人生を見る目が研ぎ澄まされる。


だから・・・

一瞬、無駄に見えることがあっても、
それは本当の意味では無駄ではないんです。



◆その失敗があったから、次に選べるものがある


もし、あなたが今、
何かに失敗したと思っているなら。
損をしたと思っているなら。

無駄な時間を過ごしたと思っているなら。
少しだけ、立ち止まってみてください。

本当に無駄だったのか?
本当に意味がなかったのか?
本当に、ただ損しただけなのか?

違うかもしれません。
いや、たぶん違うんです。

その経験があったから、わかったことがある。

その失敗があったから、次に選べるものがある。
その遠回りがあったから、人生の見方が変わる。
その損があったから、あなたの感覚が磨かれる。


人生は、完成品だけでできているわけではありません。
きれいな結果だけでできているわけではありません。

失敗も含めて人生です。
無駄も含めて人生です。
遠回りも含めて人生です。

そして、その全部があって、
あなたという存在が少しずつ形になっていく。

大自然が、無数の試行錯誤の末に美しくなったように。
花が、いくつもの条件を通って咲くように。

人もまた、失敗を通って、
遠回りを通って、自分の人生を咲かせていくんです。



◆無駄も失敗も、人生の材料になっていく


だから、無駄を恐れなくていい。
失敗を責めすぎなくていい。

損した自分を、いつまでも責めなくていい。

ちょっと待てよ?
これは必要なことだったのかもしれない。
これがあるから、次に進めるのかもしれない。
これがあるから、もっと深く生きられるのかもしれない。

ぜひ、そうやって考えを深めてみてください。

人生はいろいろあります。
うまくいくことばかりではありません。

損したと思うこともある。
失敗したと思うこともある。

でも、それでも大丈夫です。
全部、使えます。
全部、人生の材料になります。

無駄に見えたものさえ、
あなたが変わるための力になります。

だから、また進んでいきましょう。
無駄も含めて、人生なんですから・・・

人生いろいろですけど、
リラックスしていきましょうね◎


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