バリ島は世界一寺院の多いところ。森羅万象の神々を抱くバリヒンドゥーの寺院は村が管理していて、住職などはおらずに普段は無人の寺なのです。
(王族系所有の寺や、例外的なものもある)
民族衣装を着るという条件を守れば誰でも寺に参れるので、私も近所の大好きな寺院へしばしばでかけます。
この寺院はヒンドゥーの神、シヴァの奥さんであるドゥルガー様という怖
~い(キャラの)女神を祀っているのですが、実は少しも怖くない。
ドゥルガー様は女性性の中の力強い厳しい面を持つ、日本でいえば鬼子母神なのです。
ここには美しい大木のエナジーが充満していて、寺院の奥まで階段を上るとそこには大きな木が絡み合うタントラ的な森があります。
ここへ行って瞑想をしていると、いつのまにか私のまわりにそっと犬や猫が集まってきました。以前はこんな子たち、いなかったのに・・。
賽銭箱の上に座り、こっち見てる。
私お賽銭盗りませんけど?っていうか、いや、催促のほうですか?☟
寺院の大木から、朝のフィトンチッドがたくさん降ってきます。
自然界のエナジーにさらされると、両手を大きく広げて受け取りたくなりますよね?私が思うには両腕(特に内側)には自然界のエナジーを受け取るアンテナのような受信装置細胞が多いと思う。
両手が自然にピコピコ動いて、動かないでいるとショートしそうになります。(自然のヨガが発生している感じです)
で、気持ちよくそのエナジーを受け取って瞑想していると、猫さんが足元に絡みついてきて・・・
ときどき撫で撫でなどしながら、一緒に朝のドゥルガー寺院のエナジーを楽しんでいます。
しばらくして瞑想を終え目を開けると、猫さんはお供え壇の上に置かれた鶏肉つみれのサテ(焼き鳥のようなもの)を食べていました。
朝ごはんですか?
さらにしばらくたって見てみたら、猫さんはメインの祭壇の上におられて・・・
もしかして・・・ね、猫神様ですか?
・・・・・・・・・これは冗談です。
この犬や猫はたぶん隣接しているバリ人の家の飼い猫です。
でも、バリでは猫はちょっと畏怖されていることもあり、祭壇に乗ってもとりあえず問題なし。バリ犬が寺院でうろうろしたり眠っていたりしても、それを不衛生だとか邪魔だとかいって排除する雰囲気もありません。
まだまだおおらかな心で、何事も受容性の高いバリです。