今日は、今までの経理経験をよりアピールできる
職務経歴書の書き方についてお話します。
経理人材を募集する時、面接をしますが、
その前に送られてくる職務経歴書を見ると、
ほぼどのような方か推測できるようになりました。
面接では、やはりその人となりの人間性をみることが
多いです。
それに職務経歴を再確認するのと、タスクを伝えて
双方のすれ違いを埋めることをします。
面接を終えると、自分の読みと実際にお会いさせて
いただいた人物像の違った点を分析します。
それもまた、次の採用に向けた大切な私の仕事です。
前置きが長くなりましたが、本題に入ります。
職務経歴書を書き始める前に、
今までの業務の棚卸しをして下さい。
会社単位で、経験した業務を年度単位で、
時系列に簡潔に書きます。
時系列に付け加える重要なポイントをお伝えします。
①その業務からアウトプットした成果
②その業務を改善した成果
(エクセルVBA化etc)
③その業務を改善した効果
(他部署との連携で会計プロセスを効率化したetc)
④通常業務以外にプロジェクト業務をしてた時はその内容
⑤会計システムの導入経験
どれも、通常業務にどのように付加価値をつけてきたか。
ということです。
例えば、2018年4月~2019年7月
「売掛金入金消し込み管理」とか書きます。
↓
そこに、2018年4月~2019年7月
「売掛金入金消し込み管理」
海外からの入金照合をインボイス単位に
エクセル化して作業工数を半減しました。
業務経験が長い人ほど、その人の仕事への姿勢が見えて
くるものばかりです。
経理のライン業務は、工数もかかり大変なものです。
しかし、その業務と格闘しながら付加価値を高められるかが、
その人の成長になるので、そこは見られるところになります。
そんな付加価値なんてつけた仕事を、したことがないので
書くことがないです。 と思った人。
絶対にそんなことはありません。
どんな小さなことでも良いのです。
業務履歴と付加価値を紙に書き出してみて下さい。
そう言えば、あんなこともしたなとか、出てくるはずです。
成果の大小ではなく、成果を出せる人物かを見ています。
だから、成果の大小ではないのです。
つまり、そこにその人の人間性も知ることができるのです。
たくさん書き出して、何を付け加えるか考えてみて下さい。