先日、とある方のために応援グッズを作りました。
私なりに心を込めて、時間をかけて、丁寧に。
けれど、郵送時に小さなトラブルが起きてしまいました。
その方が一番必要としていたタイミングで、届けることができなかったのです。
「もっと早く描けていたら」
「もっと早く入稿していれば」
何度も何度も、頭の中でぐるぐると繰り返しました。
あのときこうしていれば。
もっとこうしていれば。
誰にでも、そんなふうに思う瞬間があると思います。
過去の自分に対して、「こうすればよかった」と悔やむこと。
それは、まるで自分の中に小さな監督がいて、あのシーンを何度も巻き戻してはやり直させるような、そんな感覚です。
でも、そんな後悔の感情は、決して「悪」ではないと思うのです。
後悔するというのは、それだけ真剣だった証。
大切に思っていたからこそ、うまくいかなかったことに心が引っかかる。
ただ「残念だったね」で済ませられないのは、自分の想いがそこにちゃんと存在していたから。
だから私は、後悔する時間も大切にしたいと思っています。
後悔している自分を、否定しない。
「それだけ本気だったんだね」と、そっと背中をなでてあげるように。
けれど同時に、そこにずっと囚われすぎていると、今の時間がこぼれてしまう。
立ち止まることはあってもいいけれど、ずっとそこに座り込んでしまわないように。
少しでも、前に。
たとえ一歩踏み出せなくても、顔をあげるだけでも。
私も、今回のことを通して学びました。
次に誰かのために何かを届けるときは、今回よりも少しだけ早く準備できるように。
少しだけ、余裕をもって進められるように。
後悔をくるむようにして、次の一歩へ変えていく。
人は完璧ではないし、思い通りにいかないこともある。
でも、だからこそ私たちは、後悔を通して何かを見つけたり、何かを築いたりできるのだと思います。
過去に戻ることはできない。
でも、今から未来に向かっていくことはできる。
今日はうつむいてしまったとしても、
明日、少しだけ顔をあげられたら、それでいい。
あなたのその後悔にも、やさしい意味が宿っていますように。