その心の中にいる「幼い自分」をインナーチャイルド(Inner Child)と呼びます。
インナーチャイルドは、喜びや純粋さといったポジティブな側面を持つ一方で、過去の傷や寂しさ、恐れといったネガティブな感情も抱えています。
そのため、癒されていないインナーチャイルドがいると、自己肯定感の低さ、人間関係の問題、不安感の強さなどに悩まされることがあります。
では、インナーチャイルドを癒し、健やかに育てるためにはどうすればよいのでしょうか?
1️⃣インナーチャイルドに気づくまず、自分の中にいるインナーチャイルドの存在に気づくことが大切です。
私たちは日常の中で、ふとしたことで傷ついたり、不安になったり、怒りが抑えられなくなったりすることがあります。
そうした感情の背後には、幼少期に満たされなかった気持ちや傷ついた経験が影響していることが少なくありません。
次のような場面で強く感情が揺さぶられる場合、それはインナーチャイルドの声かもしれません。
- ちょっとした批判でひどく落ち込む
- 人からの評価を必要以上に気にする
- 親しい人間関係で不安になりやすい
- 「どうせ私はダメだ」と思ってしまう
こうした感情が湧いたとき、「今、心の中の子どもが傷ついているのかもしれない」と意識することが、インナーチャイルドを癒す第一歩になります。
2️⃣インナーチャイルドと対話する
インナーチャイルドを癒すためには、自分の心の中の幼い自分と対話することが大切です。
① 幼少期の自分に手紙を書く「小さい頃の自分に向けて手紙を書く」という方法があります。
例えば、次のような内容を手紙に綴ってみましょう。
- 幼い頃の自分に寄り添い、話を聞くような気持ちで書く
- 「○○(自分の名前)、今までよくがんばってきたね」と労う
- 「本当は○○がしたかったんだね」と気持ちを理解する
こうすることで、自分の中にある
過去の傷ついた気持ちを優しく受け止めることができます。
② 鏡の前で自分に話しかける
毎朝、鏡の前で「今日も頑張ろうね」「大丈夫だよ」と自分に語りかけるのも効果的です。
はじめは少し照れくさいかもしれませんが、自分自身を励まし、受け入れることで、インナーチャイルドが安心し、次第に自己肯定感が高まっていきます。
3️⃣自分を大切にする習慣を持つインナーチャイルドを癒すには、
大人の自分が「親」となり、内なる子どもを安心させることが必要です。そのために、以下のような習慣を持つとよいでしょう。
① 自分を否定しない「どうせ私はダメだ」と思ったら、「そんなことないよ」「大丈夫だよ」と自分自身を励ます言葉をかけてあげましょう。
② 好きなことを楽しむ時間をつくる子どもの頃、好きだったことを思い出し、それを楽しむ時間を持つことも大切です。
- 絵を描く
- 音楽を聴く・演奏する
- 童話や絵本を読む
- 好きな場所に行く
子どもの頃に楽しかったことを再び体験することで、インナーチャイルドが喜びを感じ、癒されていきます。
③ 「心地よい環境」をつくるストレスの多い環境にいると、インナーチャイルドは怯えたり、傷ついたりしやすくなります。
できるだけ、自分が安心できる空間をつくりましょう。例えば、
- 落ち着く音楽を流す
- 好きな香りを楽しむ(アロマなど)
- 心が安らぐ言葉を書き留める
こうした小さな工夫が、心の安定につながります。
4️⃣専門家の力を借りるもし、幼少期の傷が深く、自分だけでは癒しきれないと感じる場合は、カウンセリングやセラピーを受けるのも一つの方法です。
心理療法の専門家と一緒に、自分の心の奥にある感情を整理し、癒していくことができます。
インナーチャイルドを癒し育てることは、
「過去の自分を救い、今の自分をより生きやすくすること」につながります。
最初は戸惑うかもしれませんが、小さな一歩を積み重ねることで、心の中の子どもが安心し、本来の自分らしさを取り戻すことができるでしょう。
大切なのは、
「自分自身を優しく受け入れること」です。