人工知能のユーモアは人間を超えるか?

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一部でAI大喜利と呼ばれるサービスがかなりの人気を呼んでいるんですが、ご存知ですか。

簡単に説明すると、AI大喜利とは、「株式会社わたしは」が立ち上げた、人工知能を用いて、ユーザーから与えられた「お題」に応じて面白い回答を自動生成するというエンターテイメントです。

現在、TwitterとLINEアカウントで展開中。

それでこのAI大喜利の回答が「面白すぎる!」「秀逸!」と大評判なんです。

では、「大喜利人工知能」の実力がどの程度のものかを実際にみてもらいましょう(2ch面白いスレより)。

お題: こんな老人はイヤだ

回答: 生きてる

お題:アンパンマンの新しい弱点

回答: 小麦粉の値上げ

お題:こんな政治家は嫌だ

回答: 地方を非東京と呼ぶ

お題:アホアホ高校校歌の歌いだしの歌詞は

回答:指は数えるためにある

お題:ご飯にする?お風呂にする?それとも (これに続く言葉は)

回答:縄ほどいてほしい?

お題:オリンピックの新競技は

回答:男子200ヘクタール稲作

とまあ、こんな感じですが、いかがですか。

とにかくこういう回答がポンポン1分以内に出てきます。

ユーモアの感覚は人それぞれですから、こうしたAIの回答をまったく面白いと思わなかったり、おのおのの回答の評価もバラバラだとは思いますが、少なくとも沢山の人が面白いとしていますし、私もかなり好きです。

ただ、やはり無機質というか非人間的な感じがする回答もいくつかあります。

たとえば、「こんな老人はイヤだ」の回答なんかは、相当酷いので、腹を立てる人もいると思いますが、やはりAIだから斟酌しないんでしょう。

個人的に一番好きなのは「オリンピックの新競技は?」ですね。

しかし、私は、笑いはもっともAIが不得意とする分野だと思っていました。

笑いは感情にかかわるもので、感情は科学的分析が不可能だからです。

いくら笑いを科学的に研究し、その構造を解明したところで、実際に笑いを生み出すとなると話はまったく別です。

そして、科学的に分析できないものはAIは扱えない、と思っていました。

ところが全然そんなことはない。

いってみればもうすでに人間を上回っているといえるぐらいのレベルです。

しかし、どうやってAI大喜利を開発したのかなあ。

笑いのディープラーニングなんて想像もつきません。

ところで、AIが芸人の仕事を奪うなんてことにはならないとの意見もあるようですが、ごく近い将来、テレビ局がAI vs芸人の大喜利対決を企画することは間違いないでしょう。

そして、芸人がAIからアイデアを得ることが (私はパクるなんていってませんよ)当たり前になる。

さらに、将来的には、AIはコントや小噺、さらには、ユーモア小説やコメディの脚本も書くようになると思います。

では
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