遅刻癖は成果で相殺できるか?

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あの西村博之氏がテレビ朝日のバラエティ番組「あざとくて何が悪いの?」にリモート出演したそうです。

最初に断っておくと、私は同番組を観ていません。

ネットニュースで紹介されていたので取り上げただけです。

ですから、以下の記述はすべてネットニュースの記事を参考にしています。

ということで、本題に入ります。

まず「あざとくて何が悪いの?」ですが、テレ朝の紹介によれば、「山里亮太×田中みな実×弘中綾香 危険すぎる3人が“あざとい男女”の言動について徹底トーク!!」だそうです。

なんと、私が大嫌いなタレント(女子アナもタレントみたいなものでしょう)3人が揃い踏み。

これではどう間違ってもチャンネルを合わせる心配はありませんが、それはいいとして、前回の放送にひろゆき氏(通常はこう表記するらしい)が出演したわけです。

同番組では、まず田中みな実さんと弘中綾香さんが社会人としての処世術を披露しました。

そして、現在も会社員である弘中綾香さんは「入社した時に気を付けていたのは、仕事でミスはしていいけど、社会人としてのミスは絶対しないようにしようって思っていて。絶対やっちゃいけないのは、遅刻とか、提出物を遅れるとか、忘れ物とか」と主張。

これに田中みな実さんは「それが常識的なことだよね?」と同調します。

しかし、ひろゆき氏は「僕は遅刻をいまだによくするので…。遅刻しない人偉いなと思って」と発言。

そして、山里亮太氏の「い加減にしてくださいよ、時間守ってくださいとなった時はどうやって切り抜けているんですか?」との質問には「成果さえ出せればいい」と言い放ったんですね。

当然ながら、田中みな実さんと弘中綾香さんは「いや、そんなことない!」「それはない。遅刻はダメ、絶対!」と猛反論しました。

それでも、ひろゆき氏は「例えば、成果を全く出していない人が時間通り来ても『売り上げが立ってないからいらないよね』って話になっちゃう」とし、続いて「能力のない人ほど、遅刻しない自分が凄いって言いたがる」と切って捨てます。

この意見に対して、田中みな実さんは「それはそうなんだけど…」とガックリし、弘中アナも「キィィィ~!!!」と悔しがったとのことです。

得意の論破でしょうか。

しかし、なにをいっているのかなあ。

まず、仕事ができるかどうかと、時間に正確でないこととは関係がない。

仕事ができるからといって遅刻を許すというのは明らかにおかしい。

ひろゆき氏はこの手の理論の展開が多いですね。

それで論破だとかいっている。

このニュースに対するコメントを見ると、

「時間を守るけど、成果を出せない人間。時間守らないけど、成果を出す人間。極論すれば、確かに会社やチームから見れば後者の方が大事だと思う」

といったものがあることはあります。

しかし、別のコメントにも書かれているように「日本では指定された時間に遅れるとそもそもその仕事に対する参加権がなくなってしまうこともある」のです。

ひろゆき氏の経歴はよく知りませんが、今までよほど甘い世界で生きてきたのでしょう。

それにそういう遅刻ばかりする人間を成績を残すからと緩い対応をしていると、会社全体の雰囲気が悪くなり、長い目で見て決していいことではありません。

大体、遅刻する人間はどんな場合でも遅刻するわけではないんですね。

その仕事なり、約束なりが重要ではないと考えているから遅刻する。

本当に命にかかわるような場面で遅刻する人はいないでしょう。

別の言い方をすると、遅刻する人間はそうすることで自分が主導権を取ろうとしています。

たとえば、よく遅刻してくる女の子は目立とうとしていることが多いですね。

ところで、話は変わりますが、ひろゆき氏は裁判所から支払いを命じられた約30億円の損害賠償を無視し続けているそうです。

「10年たつと時効だから(賠償金が)ゼロになる。払うよりも10年間逃げ切った方が得、お金はあるけど、(相手が)ここにあるぞと分からない限り、とれない。不動産とかマンションとか持っていたら、とられるけど、そういうのは持っていない」などと説明しているとのこと。

これが本当なら、なぜテレビ局はこのような裁判所からの命令を無視し、パリに逃げているような道徳感を欠いた人間を出演させるのでしょう。

彼のような人間の存在は決して青少年の教育に好影響があるとは思えないのですが。

まあ、テレビ局の歪んだ倫理観をいまさらどうこういっても仕方ないのでしょうが。

では


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