再び結婚について:男性と女性の結婚観

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昨日に引き続き「結婚」を取り上げます。

結婚は、女性にとっては「新しい関係」の始まりであり、男性にとっては「性愛関係の一つの帰結」であるといわれています。

つまり、男性は性愛関係を所有として捉える傾向があるということです。

そして、「この女を手に入れるまで、いろいろサービスしたり、我慢して大変だったが、もうこの女は自分の所有物になったから、これ以上無駄なサービスは止めよう」と考えます。

これが、女性が結婚後に懸命に夫婦関係のメンテナンスに励むのに対して、男性はこのメンテナンスを怠る理由です。                                              

その上、前にも書いたように、男性はより多くの子孫を残すとの本能に従い、できるだけ沢山の女性とセックスしようとして、浮気に走ります。

そして、何をいいだんすんだと怒られるかもしれませんが、進化論に見ても、歴史を照らし合わせても、一夫多妻は非常に合理的な制度といえるでしょう。

現在、少なくとも日本では、家族は基本的に一夫一妻制ですが、過去には複数の女性と子どもたちを養うだけの財力があれば、一夫多妻も認められたことがあります。

もちろん、これは進化論における女性の最適戦略に反するので、現代ではイスラム教国等の一部の社会を除けば、受け入れられません。

とはいえ、今後、出生率が低下し、貧富の差が拡大しつつある社会においては、この一夫一妻制も変更を余儀なくされるかも知れません。

とここまで書いていると、昔、アルジェリアで一緒に働いてた若者の言葉をなんとなく思い出しました。

「処女の女性と結婚したいが、金がないから無理だ。金持ちがうらやましい」

女性をモノと考えているようですが、イスラム教国でのことですので、ご容赦ください。

それはさておき、ここからは、この例のように昔から見られる男性の抜きがたい処女崇拝について考えてみます。

要するに、男性は結婚するなら、または付き合うのなら自分がその女性の最初の相手になりたいと願うわけですね。

これは日本やアルジェリアだけではなく、程度の差はあるにせよ、世界のいたるところで見られる傾向のようです。

ではなぜ、このような処女崇拝があるのでしょう。

まず、男性たちが集団で狩りをし、女性たちは子どもを育てながら、果実や穀類を採集する古代の狩猟生活には問題がありました。

それは、狩猟生活では男性は浮気の欲望を抱きますが、その反動としての妻への強い猜疑心(他の男性とセックスしているかもしれない)を持ってしまいます。

男性にとって、自分が狩りをしている間に、妻が別の男性と性交し、その子どもを育てる羽目になることほどの悪夢はありません。

女性にとっては、自分から生まれたのが自分の子どもであることは100%確実です。

これに対して、男性にとっては、相手が処女である場合を除けば、子どもの父親が自分であることの確証はありません。

処女崇拝は、こういった人間の疑心暗鬼によってもたらされたものなのです。

ある説によれば、自分の子どもではない子を育ててる人は、10%とも、それ以上とも言われています。

ちなみに、歴史上最大の土地面積を制圧した史上最強のチンギスハーンは、自分の子どもだと信じられなかったために、長男に王位を継承しなかったとされています。                                                         

また、処女崇拝の原因として、男性が潔癖症である場合も考えられます。

他の男性と交じり合った経験のあるという事実が頭の中を巡り、気持ち悪いと感じてしまうのです。

元彼と比較されるのではないかという心理的不安から経験のない女性を求めることもあるでしょう。

そういえば、昔、実際にこうしたことをとくとくと語る知り合いがいました。

しかし、どう考えてもこれは古いというか、女性を人間と見ていません。

まあ、最近はこんな考え方をする男性は少なくなったとは思いますが。

では


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