私の体験から 休職するまで⑤ ~「仕事熱心でさわやかな私」だけを見ていると…~

私の体験から 休職するまで⑤ ~「仕事熱心でさわやかな私」だけを見ていると…~

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こんにちは!臨床心理士・公認心理師のぽぅです。

私は数年前に会社を1年弱ほど休職し、その後職場を辞めました。今回は休職するまでの体験を振り返る5回目です。振り返りながら、どうすれば防げたか、考えることで、今悩んでいる方の、何かお役に立てば幸いです!

「休職するまで①」の記事はこちら↓

「休職するまで④」では、頭痛や発熱などの体のサイン、イライラ感や悲しい気持ちなどの心のサインなど、少しずつ様々な黄色信号が出てきていたことを振り返りました。

思い返せば、休職する1年半前くらいから、様々な不調がでていたにもかかわらず、その都度薬を飲んだり、一時的に休んだりしながら、だましだまし仕事を続けていました。休職する2,3か月前になると、週5日を続けることがとても大変だったことを思い出します。毎朝起きると全身が痛いし、頭痛や腹痛があるのは日常茶飯事。帰っても何もやる気が起きないし、休日は仕事の疲れを取るのに精いっぱいで何もできませんでした。

それでも平日の朝、家から出ると、「大丈夫、やれる」と気持ちが切り替わり、歩き出しているのでした。電車の中では仕事のことを考え始め、出勤する頃には「仕事熱心でさわやかな私」に切り替わっていました。

今思うと、しんどさと向き合わないように無意識に仕事モードに切り替えていたのだと思います。

仕事モードへの切り替えは、社会人であれば、少なからず誰でも行っていることだと思います。なぜなら、家の中でリラックスしてぼーっとしている自分のままでは、働けないからです。
注意しなければならないのは、仕事モードに切り替えていることを意識できているか、仕事モードに切り替えたことで、他のモードを否定していないか?ということです。

私の場合、毎日「仕事熱心でさわやかな私」に切り替えて仕事をしていることに、気づいていませんでした。今思えば、「仕事熱心でさわやかな私」だけが本当の自分だと思い込み、その陰で苦しんでいる「しんどくて動けない私」や「仕事に行きたくない私」、「こんな職場辞めたいと思っている私」のことは、心の奥の方にしまいこんで、見ないようにしていたと思います。

ではどうすれば、仕事モードの自分だけでなく、「プライベートの自分」「リラックスしている自分」も大切にできるのでしょうか。ここでは3つご紹介したいと思います。

1つ目は、プライベートの自分を出せる相手との時間を大切にすることです。
家族や友人、パートナーなど、リラックスして話せる相手はいらっしゃいますか?リラックスして話せる相手との時間は、安心感をはぐくみ、心と身体の緊張をほぐし、「仕事モード」から「プライベートモード」に切り替えることに役立ちます。

2つ目は、自分がホッとできること、ホッとできるものを大切にすることです。そんなに大げさに考える必要はなく、いつも行っていること、身近にあるもので構いません。

例えば私の場合、
◎あたたかい紅茶を飲む
◎お風呂で焚き火の動画を見ながら、ぼーっとする
◎ブタのぬいぐるみ
◎毛布に抱きつく
などがあります。

ホッとできること・ものとの時間を大切にすることは、そのまま、「プライベートの自分」を大切にすることにつながります。

3つ目は、「仕事モードの自分」に依存せず、それ以外の自分も認めてあげることです。

これは少し難しいのですが、仕事モードの自分を過度に肯定し、その自分ばかり見てしまう背景には、「仕事モードでなければ認められない」「仕事モードでなければ周りから見放される」といった思い込みがあると考えられます。そういった思い込みがあると、そのモードばかりが強化されてしまい、それに依存することで、安心感を得ようとしてしまうのです。

例えば私の場合、「仕事熱心でさわやかな自分」は偽りの自分でこそないものの、ちょっと疲れた時や同僚がうざいなと思う時にも、そんな様子はみじんも見せずに、さわやかに振る舞っていました。
それはどこかで「常にさわやかでいなければ」という気持ちがあったからだし、その背景には、「不満を言ったら頼りがいのあるイメージがなくなってしまう」「そうしたら、皆私を頼らなくなって、私は職場から必要とされなくなるのではないか」という思い込みがあったのです。そしてそれに依存することで、とりあえず安心しつつ、疲れている自分は奥に置き去りにしてしまったのです。

3つ目は、すぐにできることというよりは、そういうことがあるんだということを、まずは理解してもらうのが良いかもしれません。実際には、ゆっくり自分と向き合う中で、そのことに気づき、どの自分も大切にしていくことができると良いと思います。そのために、カウンセリングを使うのも、一つの方法です。そのためまずは、1つ目と2つ目をやってみていただけたらと思います!

とにかく今しんどいという方、休職のことについて相談したい方、仕事モードの切り替えってどうしたいいの?という方は、ぜひお気軽に、ご連絡ください^^

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