発信を始めたい気持ちはあるのに、なかなか手が進まない。
あるいは、投稿や記事を書いてはいるけれど、全体として何を目指しているのか分からなくなってしまう。
ブログやSNSの相談では、こうした悩みをよく見かけます。
特に、個人で発信している方や小規模事業者の方は、
「発信した方がいいのは分かるけど、何をどう積み上げればいいのか分からない」という状態になりやすいと思います。
発信が止まってしまう時、ネタがないことよりも、実は方向性が整理されていないことの方が大きな原因になっていることがあります。
今回は、ブログや発信の方向性が定まらない時に、最初に考えておきたいことをまとめます。
1. まずは「何を伝えたいのか」を広く出してみる
発信に迷っている時、いきなり「テーマを1つに絞ろう」とすると、逆に苦しくなることがあります。
最初の段階では、無理に絞り込みすぎるより、
自分が発信したいことを一度広く出してみる方が整理しやすいです。
たとえば、
• 自分の仕事について伝えたい
• 日々考えていることを書きたい
• 誰かの役に立つ情報をまとめたい
• 自分がやってきたことを見える形にしたい
• サービスや商品の魅力を伝えたい
こうしたものを、いったん全部並べてみます。
この段階では、きれいにまとめなくても大丈夫です。
むしろ最初から整えようとしすぎると、「結局何も書けない」になりやすいです。
発信の方向性を作る時は、まず頭の中にあるものを出してみる。
ここが意外と大事です。
2. 次に「誰に届いたらうれしいのか」を考える
発信がまとまりにくい時は、「誰向けなのか」が曖昧になっていることが多いです。
たとえば同じ内容でも、
• 初心者向けにやさしく伝えるのか
• すでにある程度知っている人向けに整理するのか
• 同じ立場の人に共感を届けたいのか
• 見込み客に信頼感を持ってもらいたいのか
で、書き方もテーマの選び方もかなり変わります。
発信を続けていると、「いろいろな人に届いてほしい」と思うのは自然なことです。
でも、最初から全員に向けて書こうとすると、内容がぼやけやすくなります。
だからこそ、まずは
いちばん届けたい相手は誰なのか
をざっくりでも考えておくと、発信の軸ができやすくなります。
3. 発信の目的を分けて考える
ブログやSNSを続けていると、目的が混ざってしまうことがあります。
たとえば、発信にはこんな役割があります。
• 知ってもらうための発信
• 信頼してもらうための発信
• 自分の考えを伝えるための発信
• 問い合わせや購入につなげるための発信
• 過去の実績や知識を見える形にするための発信
これらが全部悪いわけではありません。
ただ、1本の記事や1つの投稿に全部を詰め込もうとすると、読みにくくなったり、結局何が言いたいのか分からなくなったりします。
なので、方向性が定まらない時は、
「この発信は何のために出すのか」
を分けて考えると整理しやすいです。
たとえば、
• 役立つ情報を届ける記事
• 自分の考え方を伝える記事
• サービスの理解を深めてもらう記事
のように役割を分けるだけでも、かなり書きやすくなります。
4. 「書けること」ではなく「積み上がること」を基準にする
発信テーマを考える時、つい「今すぐ書けそうなこと」から選びがちです。
もちろんそれも大切ですが、長く続けていくなら、
書いたものが後からどう積み上がるか
も意識した方が良いと思っています。
たとえば、
• このテーマは今後も広げられそうか
• 関連記事を増やしていけそうか
• 自分のサービスや活動とつながっているか
• 読んだ人に自分の強みが伝わりそうか
こうした視点を持つと、「その場しのぎの発信」になりにくくなります。
発信の方向性に迷う時は、
“今書けるか”だけでなく、“この先につながるか”
で考えてみるのもおすすめです。
5. 媒体ごとの役割を分けると楽になる
ブログ、SNS、YouTubeなど、発信の手段はいろいろあります。
そのぶん、全部を同じように運用しようとすると大変です。
方向性が定まらない時は、媒体ごとの役割をざっくり分けると整理しやすくなります。
たとえば、
• ブログは考え方や情報をしっかり残す場所
• SNSは接点を増やしたり、日常的に見つけてもらう場所
• YouTubeは内容をより立体的に伝える場所
のように、それぞれの役割を分けて考えます。
この整理がないまま進めると、
「ブログにもSNSにも同じことを書いている」
「何をどこに出すべきか毎回迷う」
という状態になりやすいです。
全部を完璧に分ける必要はありませんが、媒体ごとの役割を少し意識するだけで、発信はかなり組み立てやすくなります。
6. 最初から“正解の方向性”を探しすぎない
発信を始める前や、見直そうとしている時に、
「ちゃんと正しい方向性を決めてから動きたい」
と思うことは多いです。
でも実際には、最初から完璧な方向性が見えることはあまりありません。
やってみて分かることも多いですし、
書いてみたら意外としっくりくるテーマもあれば、
思ったより続かないテーマもあります。
だからこそ、最初は
大きくズレていなければOK
くらいで考える方が進みやすいです。
方向性は、最初に一度決めたら終わりではなく、
発信しながら少しずつ調整していくものだと思っています。
発信が止まる時は、能力より整理の問題なことが多い
「発信が続かない」と聞くと、
自分には向いていないのではないかと思ってしまう方もいます。
でも実際には、能力の問題というより、
何を、誰に、何のために発信するのかが整理されていないことで止まっているケースもかなり多いです。
方向性が見えてくると、
ネタの出し方も、記事や投稿の役割も、少しずつクリアになります。
逆に、そこが曖昧なままだと、毎回ゼロから考えることになってしまい、負担が大きくなります。
だからこそ、発信が止まっている時ほど、
新しいテクニックを増やす前に、まず整理することに意味があると思っています。
ひとりで整理しきれない時は、言語化を手伝ってもらうのも有効です
発信の方向性に迷っている時は、頭の中にいろいろあるのに、うまく言葉にできないことがあります。
• 自分が何を伝えたいのか
• 誰に向けて発信したいのか
• どの媒体をどう使えばよいのか
• どこから手をつければよいのか
こうしたことをひとりで整理しようとすると、意外と難しいです。
そういう時は、誰かと壁打ちしながら言語化していくことで、かなり進みやすくなります。
私自身、SNS、ブログ、YouTube、サイトまわりの文章や企画を横断して見ていることが多く、
「何から始めればいいのか分からない」状態を、できるだけ実行しやすい形に整理するお手伝いをしています。
ブログや発信の方向性に迷っている方は、ご相談も受けています。
頭の中にあるものを整理しながら、次にやることを一緒に明確にしたい方は、お気軽にご相談ください。