続きまして、フロンガス排出管理についてです。
フロンガスは主に空調機や冷蔵装置などの冷媒として多く利用されています。
しかしながら、フロンガスは環境問題と関係しておりその製造、使用、廃棄まで、フロンガスを大気に放出しないように管理されています。
フロンガスを抑制すべき根拠は次の通りです。
1. オゾン層の破壊防止
特定フロン類は、成層圏に到達するとオゾン層を破壊するといわれています。
オゾン層は紫外線から地球を守るバリアであり、破壊されると皮膚がんや白内障のリスクが増加し、農作物や海洋生態系にも悪影響を及ぼします。
これを防止するため、モントリオール議定書などの国際的な取り組みで、フロン類の製造・使用・排出が規制されています。
2. 地球温暖化の抑制
特定フロンに代わって現在多く利用されているフロンガスは、代替フロンと呼ばれています。
代替フロンは、オゾン層を破壊しないものの、CO₂の数百〜数千倍の温室効果を持つため、温暖化の原因とされています。
そのため、代替フロン(HFC)も段階的に削減対象となりました。
3. 法令遵守と企業責任
我が国では「フロン排出抑制法」により、業務用冷凍空調機器の点検・記録・漏えい修理・廃棄時の回収が義務付けられています(一般家電のルームエアコンやカーエアコンは対象外ですが、別の家電リサイクル法などで管理されています)。
違反すると、罰金や行政指導、社会的信用の低下などのリスクがあります
。
近年、無届で空調機を違法廃棄し行政罰が処された事例がありました。
次回は、事業者が行うべき具体的な取り組みを紹介しますね。
では、みなさまご安全に!