「伝わる授業」はこうして作る 〜動く板書の“構成”で一番大切にしていること〜

記事
写真・動画
前回の記事では、
「動く板書とは何か?」
についてお話ししました。
今回はもう一歩踏み込んで、
「では、動く板書はどのように構成を作っているのか?」
という部分をお伝えします。

■構成を考える前に、必ず確認すること

いきなり
「どんな板書にしようか?」
「どんなアニメーションにしようか?」
とは考えません。
私が最初に考えるのは、いつもこれです。
この授業(説明)で、
“一番わかってほしいことは何か?”

実は、
「伝わらない授業」の多くは、
内容が悪いのではなく
伝えたいことが多すぎる” ことが原因です。

■動く板書の構成は「3つ」に絞る

動く板書では、
基本的に3つの柱だけを扱います。
① 今日のゴールはどこか
② そこに至る道筋は何か
③ 最後に生徒の頭に何が残ってほしいか
この3つが明確になると、
授業も説明も、驚くほど整理されます。

■① 今日のゴールを“言語化”する
まず、
「この動画を見終わったとき、
生徒(保護者)は何を理解していればOKか?」
これを一文で言える状態にします。
ここが曖昧だと、
どんなにきれいな動画でも
「なんとなく分かった気がする」
で終わってしまいます。

■② 道筋は“最短ルート”だけを描く
次に考えるのは、
ゴールに向かうための“道”。
ここで大切なのは、
全部を説明しないこと。
・よくつまずくポイント
・誤解しやすい部分
・ここだけ押さえれば理解が進む要点
この“核心部分”だけを
板書として可視化します。
動く板書は、
理解までの地図を描くもの だからです。

■③ 最後に残したい「感覚」を意識する
構成の最後に必ず考えるのが、
「見終わったあと、どんな気持ちでいてほしいか」。
「あ、そういうことか!」
「これならできそう」
「ちょっと安心した」
理解と一緒に、
感情が少し前向きになることを大切にしています。
この“前向きな感覚”が残ると、
学習の定着率はぐっと上がります。

■動く板書は「教える人を責めない」

私は、
「伝わらなかった=説明が下手」
とは思っていません。
多くの場合、
先生はすでに十分がんばっている。
学校現場で一緒にお仕事をさせていただいたときも、
先生方の努力やノウハウの数々は本当に素晴らしいものでしたし、
頭が下がる思いでした。
ただ、
頭の中の整理が追いつかない生徒 にとっては、
言葉だけでは難しいことがある。
動く板書は、
先生の代わりに
“整理された思考”を見せる役割を担います。

■だから構成は「寄り添い」から始まる

構成づくりは、
テクニックではなく姿勢。
✅どこで迷いそうか
✅どこで不安になりそうか
✅どこで「もう無理」と思いそうか
生徒(保護者)の不安に寄り添い、そこに先回りして
道しるべを置く。
それが、
動く板書の構成です。

■次回予告

次回は、
「どんな内容が“動く板書”に向いているのか?」
についてお話しします。
授業・説明・PR——
どこに使うと一番効果が出るのか。
具体例を交えながら整理していきますね


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら