前回の記事では、
教育現場でよく起こる
「分かったつもり」
「保護者に魅力が伝わらない」
「理念やメソッドが見える形にならない」
という、“伝わらない問題”について触れました。
今日は、その解決策として
私が制作している 「動く板書」 についてご紹介します。
■動く板書とは、授業の「理解の道筋」を見える形にする動画です。
ネット学習がメインになってきた現在でも、板書は健在。
勉強系ユーチューバーも使っている人が多いくらいです。
板書は、本来「授業の流れ」を整理するための素晴らしいツール。
しかし実際には……
○自分専用の”分からない”を解決できない
○ノートにうまく写せない
○書くことに精一杯で理解が追いつかない
こんなことも起こりがちです。
そこで 板書の良さをそのままに、
「動画で再現する」 のが 動く板書 です。
◆動く板書の3つの特徴
① 情報の流れが“矢印のように”わかりやすい
授業には
「ここから始まり → ここにつながり → 最後にこうなる」
という “理解の道のり” があります。
動く板書では、それを アニメーションの動き で示すため、
生徒の頭の中に「流れの地図」が作られます。
これはノートや板書だけでは難しい部分です。
② 生徒が“自分のペース”で何度も復習できる
本来は黒板消しで消えてしまう板書が、
何度も見返せる「復習教材」になります。
定着率が上がる
家庭学習の質が上がる
保護者も内容を把握しやすい
という3つのメリットが同時に生まれます。
③ 講師の「説明コスト」が大幅に減る
同じ説明を何度もする代わりに、
「この動画を見ておいてね」が言えるようになります。
特に
✅入塾説明
✅体験授業
✅メソッド紹介
などは動画の方が伝わりやすく、
講師の負担が軽くなるうえ、説明の質も安定します。
◆「動く板書」は、授業だけのものではありません。
多くの先生が驚かれるのですが、
実は 動く板書は“PRツール”としても強い力を持っています。
なぜなら、
✅教室の理念
✅大切にしている指導観
✅他塾との違い
✅生徒の変化のイメージ
こうした“見えない価値”を
視覚と言葉で整理して伝えることができる からです。
保護者に説明するよりも
「動画を見せたほうが伝わる」
という感想をいただくことも多いです。
また、【動く板書】はストーリー仕立てにもなるため、ストーリーで伝えられるというメリットも。
歴史の人物の名前は覚にくい。でも、その人のバックストーリーを知ると途端に身近に感じ、覚えやすくなる。
ストーリーにはそんな力があるのです。
◆なぜ私は動く板書を作っているのか?
前回も書きましたが、私はかつて学習支援員として小中学校に勤務していました。
私自身が教える立場だったとき、
“伝えたつもり”なのに伝わらない瞬間がたくさんありました。
○生徒の表情の曇り
○テスト結果とのギャップ
○保護者の不安な表情
そのたびに、
「どうすればもっと分かりやすくなるんだろう…」
「どうしたらもっとこの子の”分からない”に寄り添えるんだろう…」
と考え続けていました。
動く板書はその答えのひとつです。
板書の整理力と、
動画の伝達力。
この2つを組み合わせることで
生徒・保護者・講師の“三方が嬉しい形”が生まれます。
◆次回予告
次回は、実際の動く板書で
どのように構成を作るのか
授業のどこが“つまずきポイント”になるのか
動画にすると学習がどう変わるのか
など、もう少し踏み込んだ仕組みをお話しします。
教育の「伝わらない」を解決する方法が
もっと身近に感じてもらえれば嬉しいです。