「年末調整の収入金額って、だいたいでいいのかな?」
「毎月の収入が変わるから正確な金額が分からないけど、大丈夫?」
「アルバイトの見込み収入って、どうやって計算すればいいんだろう?」
年末調整を行う際、基礎控除申告書の「年内の見込み収入」欄には、その年の収入の予測額を記入する必要があります。でも、月ごとに収入が変動する場合や、アルバイトやパートで働いていると「正確な収入が分からない!」と不安に思う方も多いですよね。
結論から言うと、見込み収入欄は「だいたいの金額」で大丈夫です。
ただし、大まかな予測とはいえ、可能な範囲で実際の収入に近い金額を書いたほうがスムーズです。
本記事では、現役人事部が収入金額の「だいたいの目安」の考え方と、簡単な計算方法を解説していきます。
この記事を読めば、収入見込みの記入に迷わなくなり、自信を持って申告書を提出できます。
これからの年末調整の申告にご参考ください。
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年末調整の「収入金額」の見込みはだいたいでOK?
年末調整の基礎控除申告書に記入する「年内の見込み収入額」は、実は厳密に正確な数字である必要はありません。
目安としての「だいたいの金額」を記入する形でOKです。この欄の目的は、1年間での収入をおおまかに把握し、税金の計算に役立てることです。
とはいえ、2000万円以上の方であれば、控除の金額にも影響が出る場合があります。
ただ、2000万円以下であれば以下の方法を参考に、できるだけ実際の収入額に近い数字を予測して記入すると良いでしょう。
年末調整で見込み収入額を記入する際のポイント
年末調整の見込み収入額は、実際の収入にできるだけ近い金額が求められますが、見積もりのための具体的な指針も役立ちます。
そこで、見込み収入を予測する際の3つのポイントをご紹介します。
現在の給与をベースにする
基本的には、現在の給与額を月数に応じて合計する形で見込み収入を計算します。
ボーナスや手当がある場合は、それも含めておきましょう。
過去の収入を参考にする
昨年の収入が参考になる場合もあります。
同じ職場で働いている方や、昇給が少ない場合には、前年の収入額が目安として使えます。
不安がある場合は余裕を持った金額に
変動の多い収入や、副業がある場合は多少多めに見積もると安心です。
税金の計算で過不足が出ても調整がしやすくなります。
扶養家族の見込み収入を大まかに記入しても問題はあるの?
年末調整の基礎控除申告書で、見込み収入を「だいたい」で記入するのは可能です。
ただし、扶養の申告をする配偶者や家族の収入金額を見るときは、いくつかの注意点があります。
収入の大まかな金額を記入した場合、実際の収入との差が大きいと、税額に影響が出てしまうことがあります。
見込み金額と実際の収入額に差がある場合のリスク
見込み額が実際の収入と大幅に異なると、年末調整で過剰な控除が行われたり、逆に控除不足になったりする可能性があります。
特に控除が過剰になった場合、あとから修正が必要となり、追加の納税が発生する場合もあるので注意が必要です。
不安な場合は税務署や専門家に相談を
正確な見込みが難しい場合は、税務署や社労士などの専門家に相談することも選択肢の一つです。
特に、初めて年末調整を行う方や、変動のある収入をお持ちの方には、相談が役立つことがあります。
大まかな見込みで記入した場合でも、確定申告で修正が可能です。
しかし、できる限り正確な収入を見込むように心がけることで、手続きがスムーズに進みます。
年末調整の申告がわからなくなったらどうしたらいい?
年末調整の申告に間違いがあると、イレギュラー対応になるためミスが起こりがちです。
今回の収入見込み以外の部分で申告を間違えてしまうと、所得税を多く納めてしまうままになることもあります。
その場合の対処法をご紹介します。
社内の人事担当者にしっかり確認
社内で年末調整を担当する人事担当者に確認することで、正しい手続きを進めることができます。年末調整の書類や手順について、早めに確認しましょう。
税務署に直接確認する
疑問があれば税務署に直接相談することも一つの方法です。営業時間内に訪問すれば、詳しい説明を受けることができます。
ただし、税務署は混雑していることが多いので、余裕を持って対応することが大切です。
ココナラなどの個人サポートを活用
最近では、オンラインで専門家に相談できるプラットフォームも増えてきました。
例えばココナラなどを利用すれば、個別にサポートを受けることができ、忙しい方でも便利に使えます。
年末調整の見込み収入は多くの人はざっくりでOK!扶養家族の収入は正確に!
見込み収入額の記入は「ざっくりとした金額でもOK」です。
ただし、実際の収入にできるだけ近い額を意識することがポイントです。年末調整の収入金額は、確定した収入ではなく、年内の見込みで構いません。
「金額に自信がない」と思われる方も、まずは近い額を記入すれば大丈夫です。
ただし、扶養家族についてはほぼ正確な金額を算出し、申告することが大切です。なぜなら、税金の過不足に大きく影響するからです。
ちなみに、年末調整の申告や書類の記入が難しいと感じたら、サポートサービスの利用もおすすめです。
私自身、人事部で毎年の年末調整業務を経験し、申告書の作成代行も行っています。
「申告書の記入を手伝ってほしい」「手続きを楽に済ませたい」という方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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事務担当者の方に向けて、エクセルでつくる給与所得計算シートの作成方法について動画にしてみました。もしよろしければ、是非ご参考ください。