「 ナース❤︎本堂みくの
心と体の保健室 レター 11通目 」
いつもレターを読んでくださり、ありがとうございます。
皆さんは、どんなお仕事をしていますか?
肉体を使う仕事?
頭を使う仕事?
手先を使う仕事?
自分自身の体を使って仕事をするのは、みんな共通のことですが、
強いていうならば、体のどの部分を使った仕事でしょうか?
私は看護師をしています。
今は学校で働いていますが、
以前は3交代をしながら、総合病院で働いていました。
看護の仕事は
かつて、3K(きつい きたない 危険)と言われた仕事だったので、
体を使って仕事をしていました。
しかし、今、いちばん使っている部分というのは、「気」なんです。
つまり、気を使うということですね。
医療の職業は患者様の命に関わる仕事、
神経を尖らせてミスのないようにするのは当然です。
その上、
対象が病める人なので、常に勇気づけたり、優しい気持ちで接しなければなりません。
患者さんの理不尽な欲求に対しても、
夜中の頻回のナースコールに対しても
忙しくても、眠くても、恋人と別れて落ち込んでいても、
いつも、笑顔でいることが求められています。
仕事なので、当然といえば当然なのですが、
自分の感情に蓋をして、取り繕っていいることにより
気持ちが疲れてくることがあります。
そして、イヤになります。
真面目に取り組んでいる人ほど、起こりやすいと言われる
燃え尽き症候群、バーンアウトになります。
感情疲労が溜まってくると、気持ちがどんどん張り詰めてきて
膨らんで、最後にはガードが裂けて、破裂してしまうのです。
やるせ無い気持ちになり、無気力となります。
それがもっとひどくなると、うつ状態になってしまうのです。
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この感情疲労に気づいて、
時には感情の吐口を見つけたり、
気分転換することが大切になります。
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風船が爆発する前に、ガス抜きをするイメージです。
看護職だけでなく、介護職など、
サービス業として人と関わる仕事の人に感情疲労が起こってきます。
まず、疲れたなと思ったとき、
「感情疲労、とうとうきたな!」と
自分自身を俯瞰してみることが、いいと思います。
すると、休息したり、気分転換をしたりと
対処行動をとることができてきます。
感情疲労、ため込む前に出来ることがあります。
お話、聞きます!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
心と体の保健室 ナース❤︎本堂みく