不動産投資はオワコンなのか?問題の考察

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コラム
個人大家さん向けの教材を作っている立場として、
避けては通れない「不動産投資はオワコンなのか?問題」について今回は少し触れようと思います。



結論から言うと「不動産ニーズ」自体は


■人間の身体がサイバー空間にクラウド保管されない限り、オワコンはならない

というのが私の持論としての結論です。
ただ、これは「不動産投資」ではなくてあくまで「不動産ニーズ」です。

「不動産投資」となると、話はもう少し複雑になります。



■不動産投資と大家業は違う

私は、個人大家さん向けの「健全運営のための教材」を現在作っているのですが、そこでも繰り返し「不動産投資向けの話はしません」と繰り返し言っています。


理由としては不動産投資が「オワコン」だからではなく、
これは30年前だって同じだったと思うのですが、
不動産投資は「不動産運営知識云々」前に「投資目線の基盤」が大事だからです。

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意味が分からないと思うかもしれませんが、

大家業≠不動産投資

という事を明確に意識しなければならないと考えています。

「大家業の健全運営」は特に序盤は「不動産投資」と分けて考えた方が良いということです。

「大家業」の健全運営に必要な知識・経験と、「不動産投資」にまあまあ成功するために必要な知識・経験というのは圧倒的にその量も、難易度も異なります。



■不動産投資の成功には投資目線+背景構築がいる


具体的に言うとするならば、「不動産投資」においては、「投資家」としてある程度洗練された投資目線と、

特に「仕入れ」「出口」において、他者よりも優位性のある何らかの仕組みや人間関係、コネが必要です。


どういうことかというと、そうした優位性ある「仕組み」「人間関係」「コネ」がない一般人がそこで大きな利益を出すのは相当難易度が高いという事です。

そして、不動産はそもそも持つために多大な資金が必要で、取引として動かすのが難しく、取引にかかる時間、準備、費用も掛かる、売りたい時に売りたい価格で売ることが難しいという、
投資商品としては「非常に動かすのが難しい資産」です。


それには利益も不利益もあって、
●だからこそ、安定しやすい資産

ということと、
●だからこそ、手軽にリスクを管理しきれない資産

という意味で、

一般的な「投資家」にとっては、
「だったら金の方がいい」
「FXやビットコインの方が大きな利益を取りやすい」

という意見になります。
不動産は手間暇までかかりますから、彼らが「不動産投資オワコン」と「言っている意味」はすごくよく分かります。それに、不動産と比較すると、圧倒的に一般の人に対しても
仕入れ、出口の価格に公平性があることも理由です。




私も、実際、いま、現金は主に仮想通貨投資で増やしています。

でもですね、それは今まだ仮想通貨が私の中では「動き続けている」という信用があるからであって、それはいつまで続くかは分かりません。
仮想通貨に望むものは純粋に「現金量産」だけだからです。


不動産のニーズは私たちの身体がクラウドへ格納される日まで、有り続けると思っているので、ニーズがゼロになる事はない資産であり、個人的には人間としての「生きた報酬」も多い意味で、幸福度の高い報酬がいろいろ出て来る財産だと思っています。



ですから、どんな方法でもいいから単純に「現金を増やしたい」という意味での投資で考えた場合は、少なくとも「チャートが見られるもの」でやっていく方がいいのではないか?と私は思います。


不動産というのは、取引相手は頭の中にチャートを持っている中で、
個人の大家さんや地主さんはというと「なんとなく」売り買いしている方が多い市場です。そんなことでは、大きな利益を出せなくて当たり前なのです。また、プロは安く仕入れていますし、高く売ってきます。

特に、「買う時」「売る時」は注意です。


■不動産投資目線ではない大家業は、まだまだ闘える


ただし、以下のような方は、そもそも「不動産投資」ではありません。

●親の不動産や大家業を承継した方(する予定の方)
●親の自宅不動産を賃貸に出すことを将来的に考える方
●すでに残債がない不動産(あるいは少ない方)
●現大家さんで、お子さんへの承継相続を予定されている方

こうした方々は、「その価値」に気づいていない方も多いですが、
なかなか持つことが出来ない資産を「もっている」という価値を
大事にしてほしいと思います。

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仮に、もうすでに貯蓄を削って不動産を購入された方に関しても
「今持っているモノから最大限の利益を出す」ということを考えていけば、
仮に今、あまりうまくいっていなくても、立て直しをできる可能性があります。

最悪なのは、持っている不動産をまだきちんと管理できる基盤が出来ていない段階で、不動産投資を広げていってしまうパターンです。

これは、私が見てきた多くの不動産破綻者で最も多かったパターンのひとつでもあります。

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