詐欺事件おまけw

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ブログ更新もなかなかままならない中でも色々応援メッセージをいただき、本当にありがとうございました。
 おまけではありますが、感謝の気持ちを込めて(短い時間でもかけそうなので、)The 算命学陽占の星・ショートコント・ストーリーをアップすることにしました。どうぞご笑覧くださいませ。


『実学算命学で語る 小説・もし人質立てこもり事件が起こったら....』

200X年、●月▲日、伝統的都市として知られる〇〇市内の小学校から所轄の警察署に通報が入る。

「小学校に銃を持って、立て籠った男がいる〜!?」
「現在、子供達をたてにして、身代金と逃走経路を用意しろと言っているぅ?!!!」

最初の通報の電話をとったのは、真面目で堅物として知られる地元の警察官。もちろん公務員の星・貫索星さんである。
 いつもマイペースに仕事をこなしてきた彼だが、自分の管轄の守備が手薄かったということになるので、不安と激震が走り、瞬間おもわず「固まる」。
しかし「いやいや、俺は正しいやり方を通してきたはずだ。」
と首を振って思い直し、

「どんなことがあっても奴らの思惑を通らせてなるもんか!」と拳を握り締めて静かに信念を固め、すぐにいつも通りのルーチンの流れを維持しつつ、事件のあらましを上に知らせに駆け上がっていった。


一方、現場の小学校を見通せる場所へ、この事件を聞きつけ、すでにカメラを抱えたマスコミたちが続々と集まり始めていた。
時は昼時である。
 家庭では、一般庶民の主婦・司禄星さんがお昼を食べながらリモコンに手を伸ばし、十年見続けてきたN1Kテレビに番組を合わせると、お馴染みのアナウンサーが能面のような顔で、視聴者に伝える。

「只今、速報のニュースが入ってきました。〇〇市内の小学校で立てこもり事件があった模様です。現場からお伝えします!」
画面が切り替わり、別なレポーターが焦ったような声であらましを伝える。

「はい、現在、現場〇〇市内の小学校が眼下に見える位置に待機しています。中からは銃声の音も叫び声といったものも、まだ聞こえていません。」

 繊細さも持ち合わせているので心は動揺を隠せないが、そこで案外冷静に事実を伝えられるのは、レポーターの鳳閣星さんである。
「では、この小学校をよく知る街の人がいらっしゃいましたので、この事件について、一旦、地元の人のお話を聞いてみたいと思います!」

 鳳閣星さんが地元の人としてマイクを向けた通りすがりの相手は、たまたま外に出てきたという、色々なことをやっていて、聞いても肩書きがいまいちよくわからない年齢不詳の人物である。

「いや〜、すごい騒ぎがしてね、何か変わったことが起きているのかなって思って、外に出てきたの」
と、飄々とした感じでインタビューを受けているのは、なんと龍高星さんである。幽霊が出るという噂で誰も近寄らない、この辺りの変わった形の家に安いからという理由で長く住んでいるという変わり者だ。
 実は、みんなが事件を知り、恐ろしいと家に引きこもっているのに、龍高星さんは現場を見てみたくて仕方なくなって出てきてしまったのだ。

 実はテレビの取材風景も、普通の生活ではなかなか見ることができないので、遠巻きに観察していたところを、こうして声かけられたのである。
ちなみに、この龍高星さん、天胡星も持ってるのでマイクを向けられても割と平気でこの体験を楽しんでいます。

(全国放送?? 視聴者どのくらい?今、目立ってる?!ちょうどいい、終わったらすぐに、セミナーでこの体験をシェアしよう!!)
などというアイデアが頭の隅によぎります。

「ここから飛行場が近かったりもするので、犯人が報道通り、逃走経路までを求めていると言うことであれば...(持論・以下長いので省略)〜〜すればいいと、僕は思う。」
と兼ねてからの観察眼と情報をふんだんに盛り込み、独自の改善案をテレビを越しにお茶の間に提案します。

生番組のため、そもそもインタビュー前に何を言うか、想定内で楽に行きたい鳳閣星さんは予防線をはり、元々の打ち合わせがちょっとあったのですが、龍高星さん、完全にマニュアルから外れ、独自路線・独自目線でしゃべくります。
 インタビュアーの鳳閣星さんは、放映時間もあるので無茶苦茶焦っているようです。

「以上、現場からのリポートでした!」と最後に鳳閣星さんが締めくくり、番組は終わります。
「こわ〜。現場、近いわね....」
リモコンを置いて、地元の主婦・司禄星さんは思います。

子供は小学生じゃないけど、うちの家族は大丈夫だろうか?
それに保護者たちは、身代金要求されて、どうするんだろうなどとふと思い、一言呟いた司禄星さん。
「世の中、何が起こるかわからないし!しっかり保険を見直ししよ!」

一方、小学校では、犯人に向けて拡声器で呼びかけが行われていた。
「故郷でおか〜さんが泣いているぞ〜〜〜〜!!」
拡声器を持って現場に近い場所に立っているのは、交渉にあたることになったプロ、ネゴシエーター・石門星さんである。

 外交交渉に失敗すれば、犠牲者が出るかもしれない。うう...
石門星さんの額に汗が滲む。

でも、投げ出すわけにはいかない。あそこには、僕が守る人たちがいる。
犯人を刺激せずに、どこまでやれるかわからないけどやるしかないんだ!友達力には自信ある〜〜!

と、犯人への語りかけを続ける。
おや?
いつもの見えない気づかいにより、時々気疲れしまくっている石門星さんとは、ちょっと違う?

 石門星さんを持つと言うことは、大抵セットで天将星も持っていることが多いので、万一という時の背負い方の迫力が違うのだ。

そして、「⭐︎君、〜〜の件、本当によくやってくれたね。嬉しいよ。」
こんな時でも仲間への気遣いを忘れない。
そんな石門星を見て「やっぱこの人好きだわ〜頼りになるわ〜」と周囲は思い、好感度アップである。

 「大事な仲間達、街の人たちを守るとき、僕は、勇気が湧いてくる。
本当は俺だって平気なわけじゃない。みんな仲良くできる糸口はあるはず!」

ストレスで情が爆発しそうになるが、同僚に迷惑がかからないように自分の気持ちを抑えながら、犯人側に歩み寄るための相互共通点と理解可能要素を働きかけながら、ただいま交渉人・石門星は、糸口を探しまくっているのである。

一方、現場から遠くない位置にあるヘリポートでは、近くの缶を蹴り、
「ちぃ!何をチンタラやってんだよ!早く命令出せ!」
とイライラする、機動隊・特殊部隊の車騎星さん達が待機していた。
いざというときは、突入命令を受けている。

「俺がやつを仕留めてやる!」
「話す必要なんてねぇよ。さっさとケリつけようぜ!」
と車騎星のチームたちは口々に言います。

「石門星の奴らも、四の五の言わずに、俺たちに任せりゃいいんだ!速攻片付けてやるぜ!」
犯人も銃を持っているので、突入時には抵抗されれば、自分も撃たれる恐れもあります。しかし、恐れて動けなくなっている車騎星さんは、ここには誰もいません。むしろ、脳が最良の行動を割り出すためにフル回転で働き出しているのをじわじわと感じているほどなのです。

「おおお〜武者震いするぜ!」(※本当は怖くないわけではないのだが、非常事態では冷静に見える。)
さらにこの車騎星さん、天南星があるので大口を叩きます。
「お前、大声で喋りすぎ!」
女性の車騎星の先輩に、軽く足を蹴られています。

実際、撃たれれば防弾チョッキがあっても痛い。
そして、肉を通過すれば、傷口は火傷のように痛むのですが、それを知りながらも、心は燃えています。
女性の車騎星さんも混ざっていますね。
「もしマニュアルにないアクシデントが起きたとしても、私はやられない。」
強いです。

悪い奴らに、これ以上、俺が好き勝手させねぇぞ!と正義の心を固めた車騎星集団。
通常は群れない車騎星スナイパー達も、目的のために集まれば、相棒としてのお互いの絆を感じ、仲間を心強く思うのでした。

 ◆

一方、事件の対策本部現場には、街一番の金持ち・禄存星さんが駆けつけていました。この方、この街では、知らない人はいない奉仕活動で慕われる街の有力者なのです。元キリスト教の牧師さんをやっていたこともあるそうです。
「人質ですって?!一刻も早く助けてあげてください!!見ているだけで子供達や先生達が苦しんでるなんて、私は耐えられない!!」

「かわいそうな子供達が助かるなら、私のお金使ってください!!人命には変えられません!!」
と、全額資金提供を申し出ています。

「あそこに私の身内がいるわけではありません。でも関係なくても私は、何かせずにはいられないんです!!」

その禄存星さんに対応しているのは、対策本部に派遣された警察組織のエリート・牽牛星さんである。
「落ち着いてください。奥様の申し出は、大変ありがたいお申し出です。
ですが、解決にはさまざまな手順を踏む必要があります。法的な問題、人権的な問題、それぞれが与えられた役割をしっかり果たす必要があります。資格を持った組織の人間が、上の指示に従って戦略的に上手く進めていきますから、奥様はご安心ください。」

それでも、禄存星さんはこの町に起きた事件に精神的ショックを隠せない。
「お願いします!必ず、あの子達を助けてあげて!」

 保護者たちも連絡を受けて、小学校から遠くない対策本部に続々と集まり始めていた。人質の一人になった小学生の保護者・母・玉堂星さんは、努めて理性的に状況を理解しようとしながらも流石に狼狽を隠せない。
「専門家は何をしているんです?」
子供のことを考えると、玉堂星さんにとって論理的思考など、命以上に大切なものなんてない!ここで、理屈は、もはや何の意味もない。
しかし、このまま、何も考えないでお任せなんてとてもできない。
そう思い直すと、急いでインターネットで、このケースに近い過去事例をリサーチし始める。

 この場合、専門家はどう考えるんだろう??
私がしっかりしなければ!!わかってるけど...わかってるけど.....!

そして玉堂星さんは、郷里のお母さんにすすり泣きながら、電話をかけています。

実は、「郷里のお母さんが泣いているぞ〜」という拡声器の説得文句が一番こたえるのは、立てこもり犯人が玉堂星さんだった場合。だがしかし、今回の事件の犯人は、玉堂星さんではありません。

一体、誰が犯人...?


 ◆
さて、校舎内は緊張に包まれていた。
今回の事件の犯人(役)は、はい。
すでにご存知かもしれないけど、調舒星さんである。
この調舒星さんは誅殺がかかっているのか、こんなことを叫んでいる。

「俺の人生、何の意味があるんだ!もう未来が見えな〜い!!全てもうどうでもいい!!みんな俺を傷つけた、こんな世界、もう嫌だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
みんな道連れにしてやる〜〜〜〜うう!」

 誅殺がかかった調舒星さんは、かなり陰転度合いを高めまくった時という絶対条件がありますが、人生上手くいかないせいで、世の中を恨んでしまうことがあります。
 そして、思い込みから抜け出せなくなると最終的には自滅的になってしまうのであります。
そして行き詰まった末に、自分の未来も他人の未来も瞬時に消そうとしてしまうのです。
「そうなる前に、俺を助けてくれなかった、世間が悪い〜!!」

調舒星さん普通はこんなことにはまずなりませんが、基本的に霊媒体質なので、霊感の星を他に持っているのか、ブラック企業で疲れ切り、かなり波動を落としてしまったせいでたまたま何かに取り憑かれてしまってもいるようです。

「一体、どうすれば、奴は人の話を聞くんだ!動くんだ!!」
調舒星さんの激情を前に、石門星さんは焦ります。
 時間がかかればかかるほど、人質の精神的体力的消耗も激しくなっていきます。子供ならばPTSDとして残ってもいくかもしれません。
流石に、石門星さんも限界を感じ始めた、その時です。
 石門星さんの携帯が鳴りました。
この携帯は別名「人脈・四次元ポケット」と呼ばれています。

なぜなら、ここに書かれた連絡帳の膨大なデータは、石門星さんにとって決して失ってはならない大事な宝。友達と連絡を取れなくなることを避けるがゆえに古くは携帯電話も番号を変えたくない、とどんなにお得なプランを提示されても、携帯の会社を変えてこなかったのです。

「わしじゃ〜わし!」
しわがれた、年老いた老人の声。
「あ、師匠!!」
それはヒマラヤの聖者の一人でした。

友達の、友達の、友達の親戚の、そしてその配偶者の結婚式に来たご近所さんの、その奥さんの親が、ずっと師匠として崇めてきたヒマラヤの精神的指導者だったのです!!
おおお〜何とすごい(遠い)人脈力でしょう!!
でも、この人たちはみんな石門星さんの友達

仲間を助けようとして、世界の果てから連絡してくれたのです。
「師匠〜なぜ、私の携帯にかけてきたんですか?!」

「お前の姿が見えたのじゃぁああ〜」
「えっ?!マジっすか!?」

石門星さん、聖者だろうと誰だろうと友達ですので、基本、対等感覚です。
ヒマラヤ聖者は、精神的に悟りがあるので、そこは気にせず石門星さんに知恵を授けます。

「犯人が何によって動くか教えてやろう〜〜犯人にとって、一番重要な影響力を与える人間は誰なのかを見極め、その人をよんで話をさせるのじゃ〜わしの秘伝をちゃんと使え〜〜〜」そしてゴニョゴニョと何かを呟いたのです。

それを聞いて、パッと顔が晴れやかになった石門星さん。
「はい、師匠。僕は、世界平和のために力を尽くします!」

「彼の元上司の人をよんで」と部下に伝えます。
部下とはいえ、友達のような関係です。

聖者からヒントをもらい、勇気づけられた石門星さん。
もちろん、実は宗教に入っており、聖者の信者(弟子)の一人です。

そして改めて、
やっぱり持つべきものは友達だよな!!
と石門星さんは思うのでした。


1時間後、呼ばれてやってきたのは、犯人が昔勤めていた会社の元上司という男でした。
上司は安全な部屋に通され、パソコンを持ち込んでいる犯人とzoomで話をすることに。
最初は、調舒星さんは拒絶していたのですが、
元上司が、自筆の手紙を隙間から差し入れ、どうしても犯人の話を聞きたいと伝えたのです。
調舒星さん、間接的なコミュニケーションの方が、響きます。
それで、ようやくモニター越しのチャットを通し、そこからモニター越しの対面となったのです。時間がかかりました。

石門星さんの付き添いや補助を受けながら、何時間も話が続いた後、最後に元上司は調舒星さんに言いました。
 「ごめん、お前の言いたいことが全然わかってなくて。お前はあんなにも俺に伝えようとしていたのに、俺はお前の望みや心の叫びに気づいて、ここまで追い詰められているってこれまで、わかってやることができなかったなんて、永遠の後悔だよ。本当にごめん。
俺を許してくれないか。そして、もう一度俺を信じてくれ、やり直したい。まだ間に合う!」

上司は、この状況の重さを知りながらようやく、そう言いました。
「とても許して欲しいなんて、言えないくらいのことだったけど,
本当に後悔している」と言って、泣き崩れる元上司。

犯人は黙ったまま立ち尽くしています。

調舒星さん、一旦恨むとなかなか人を許しませんが、基本的に情を大切にし優しい方が多いです。自分を深く傷つけた恨みの元、元上司が気持ちを表面的な形だけでなく、深く理解してくれたのだということが、この瞬間、伝わりました。

調舒星誅殺の犯人は、脱力し、その場になきながら膝が崩れ落ちます。
「やっと、俺の気持ちが正確に理解してもらえたんですね.....」

「もういいっす。わかってくれたなら、それでいいっす。」

理屈を色々捏ねてはいるけれど、結局、犯人さん、自分の莫大な気持ちのエネルギーのこもごもが、誰かにわかって欲しかったんですよね〜。
 でも、追い込まれたら、大騒ぎです。

 ヘリで屋上についていた特殊部隊の車騎星さんが牽牛星さんの指示を受け、静かに突入し、子供たちは車騎星さんの迅速な行動により、安全な場所へ保護されました。
テレビモニターで確認した玉堂星さんのお母さんの目に、涙が浮かびます。

「犯人、確保しました!ミッション終了です。」
無線機でそれを聞いた石門星さんは、脱力します。
「よかった〜〜〜〜大事な人たちを守れた〜〜〜!」
無茶苦茶、頑張りました!

 もはや抵抗せず、何かがすっきりした顔の犯人・調舒星誅殺さんを取り囲むようにして、車騎星さんチームが犯人を確保し、ヘリで輸送する為、屋上へ出てきます。
「はい!今、出てきました!犯人が出てきた模様です!!」
突入時から待機していた鳳閣星さんは、目の前で起きている事実をそのままに、報道しています。

 遠巻きに眺めていた龍高星さんは、ドラマチックな異世界を体験できたこの新感触を味わいながら満足して、帰路についたのでした。
「でも、僕だったら、あれとは違って、こんなやり方をしたかもしれないな」
と密かに思いながら。

 そして数年後、この事件の真相にまつわる自伝が、犯人自らの体験記として、ちょっと事実が加工されながら、獄中から出版されることになり、繊細な彼の壮絶な体験が明らかとなり、その後、作品は社会に大きな社会問題としてクローズアップされる中で映画化され、ヒットを飛ばすことになったのでした。

 fin
 ◆

はい。おしまいです!
「陽占キャラ簡略化・実学算命学で語る、もしも人質立てこもり事件が起きたら」でした。w

実際は、陽占一つだけで語れるもんでなく、一人一人持ってる星の偏りが色々違いますんで、職業でその星が適材適所についているのか、とか必ずこう考えるかというと全然違うわけなんですが、鑑定でよくみられる特徴をもとにして職業ごとに集まりやすい星の傾向の特色を、僕なりに今回、極端に強調して作ってみました。

誤解なきよう、お伝えしておきます。
 調舒星さん、ごめんなさい!!調舒星さんが常に犯人って訳じゃないです!
 宿命を徹底的に生かせずに追い込まれたら、犯罪はどの星だって起こしますので!誰だって犯人キャラになり得ますよ!

ただ、どの領域や種類で犯罪を犯しやすいかというのは、犯人の性格特性が出ます。
 今回は、子供が絡む自暴自棄なら、という意味で、たまたま事件の中心人物になっただけですからね〜!!(焦)
あしからず!!w


 で、この話で僕が皆さんに注目してもらいたいことがあるんです。
それは、人間というのは置かれてる立場や役割や考え方は違うとしても、どのキャラも自分が最もそれが最良だと思う方法で物事に関わろうとしているんだ、ってことなんですよね。

 悪い奴って究極に言うなら、きっと基本的にいなくて、摩擦の原因はお互いの倫理の価値観が大きく違っていることだったり、正しい・間違いを分けるのは、そのキャラがベストと考える解決方法が、直面している現実の状況に相応しい方法なのか、っていう単にマッチングの問題なんだと思うんです。

 つまり、現実はさまざまに移り変わる訳なので、状況に合わせて「正解」はどんどん変わっていく、というのがこの世の真実なんですよね。
 今回は交渉人・石門星が事件を解決しましたが、あらゆる面で石門星が正解かというと、もちろんそうではないでしょう。

 一人のリーダーの指揮がたとえすごい人格者だとしても、性格やその人がたよりにする考え方には必ず偏りがありますんで、同じ人をずっとリーダーに据えたところで、その人の判断が永遠に正しいということはあり得ないわけなんです。

大事な考え方は、今の政治の仕組みのように、何年も一人のリーダーを立てて、集団力の強い策略家が政権をとるのが当たり前で、国民が「誰がリーダーになりつづけるべきか」を思案するのが政治ではなく、現実の状況に合わせて、その状況に相応しい解決策を出せるリーダーを、その場その場によってフレキシブルに選びかえて、国民それぞれがそれを判断できる仕組みが必要だと言うことじゃないか、と僕は考えるんですよね。

同じ政党、同じ人がずっと居座るっていうのは、非常に不自然だと。
 領域それぞれに、それにふさわしい働き方ができる人たちがいるじゃないですか。これからの時代、プライベートでも国家レベルでも、人の特性をちゃんと見て生かしていこうとする視点を持つことが大事ということかなと思うんです。

スピリチュアルで、並木さんはいうんですよね。
これからの風の時代って、ピラミッドではなくなる。
 球体のあちこちにスポットライトが当たるように、ごくごく普通の人がいろんな領域で急にリーダーとしてのスポットライトが当たり、リーダー役を果たし、役割を終えたらまた消えたり、といったようになる。
 そうして、さまざまにリーダーが移り変わるのが未来の時代って。

これまでの地の時代のピラミッド型の思考ではリーダーは優れた人が上に立ち、下につく人は劣った人みたいな序列感覚があるけど、この創作・人質事件を見てもわかるように、これからは適材適所でそれぞれがリーダーを果たす方が、全然いいと思いません?
 そう言う世界は、序列も優劣も関係なくなる世界なんだってことなんです。

どのキャラが一番偉い、って感じました?
算命学の全てのキャラそれぞれ、イキイキと自分のやれることで貢献する社会って、結局、単純化するとこんな感じなんですよね。

僕のマスターが、僕に伝える実学算命学の世界観からすると、摩擦はお互いの視点の無理解から生まれるだけだということです。
そして世界が目指す平和を作り上げる上で、敵になるのは、別に自分以外の誰か他の人間ではありません。戦わなくちゃいけない相手は、自分の中にある低次元の意識の視点なんです。
 もちろん色々な事情や正当性の主張はあるでしょうが、低次視点が何らかの問題で伸びなくなった時、互いを誤解していき、摩擦をうみ、気を澱ませていく原因になっているということは、意識と気の世界では明らかだと思います。
これは日本では新しく感じる価値観かもしれませんが、僕だけの視点ではなく、世界ではもう始まっていますよ。
例えば、今、世界は教育の中に、相互理解のための視点を学んだり、コミュニケーション・スキルを取り込んできていますよ!
ルールで友達を虐めないようにする教育ではなく、自分と違う相手を理解し、違いをどう生かし合っていくかと言うEQの視点を入れたカリキュラムへ、です。算命学だって、結局はそれなんです。

人は元々、みんな違うってこと、そしてこの世は、正解のない世界が広がっていて、自分には悪いと思えていても、その人にとっては一番いいと思っていることをその人が選択しているだけなんだ、ってことがわかる手助けをするのが実学算命学のプロファイリングだと思うし、そういう学問なんだよ、ってのを伝えてほしいから実学算命学の僕のマスターは、僕に教え続けてくれてるのだと思うんですよね。

一方、当てる算命学の世界、見回してみてください。
訴訟しあって潰そうとしたり、お互いの優劣・正当性を争う世界を。
僕ら、そんな算命学の世界に取り込まれたいですか?
当たる、当たらない、あっちはこの技法を知らない、あっちのやり方は間違ってる。技法を盗んだ、改変した...って、いっくらでも出てきますよね。
他の鑑定でこう言われたんですけど、本当はどうなんでしょう?ってね。

そんなことよりも、実学として得られるメリットをうまく活用しましょうよ、っていうのが僕がやってる実学算命学のスタンスです。

元々昔の日本人は、自分のエネルギー(気)を澄んだものにしようとしてきた民族です。日本人は気の性質を知っていたからこそ、自分の精神性を上げることにこだわってきたんですよね。
そして日本に残る独自の芸術や文化、学問は、そうした視点を引き上げてくれる大事なメソッドを提供してくれています。

京都に来て、それを本当に感じる。
元々古くから、日本人が大事にしようとしてきた生きる姿勢って、愛と平和だと僕は思っていて、それを現実にするために、陰陽五行をベースに見える世界・見えない世界の調和を大事にしてきたという歴史的な下地があります。

まだ、始まったばかりだけど、どんどん成長していくと思います。

 はい。ここに来させてもらって、葛藤しつつも、日本人の心が戻るための手がかりを見つけたり、平和への知恵に至るために、僕は、今京都でガイドにめっちゃ、いっぱい学ばされています!


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