funは取扱注意!
先日、生徒の英作文を添削していたらこんな文がありました。
School trips are very fun.
修学旅行について意見を述べる英検のライティング問題でした。
その生徒は「修学旅行はとても楽しい」と書いたわけです。
さて、この文ですが不自然な箇所があります。
ここです↓
"very fun"
funという単語、よく使いますが実は扱いが難しいんです。
その難しさはfunという単語の成り立ちに由来します。
と言うのもfunは本来名詞であり、そこから形容詞の使われ方が派生しました。
今でこそ形容詞として広く使われていますが元々は名詞。その性質を強く引きずっているが故に副詞veryで修飾するのは不自然なんです。
より自然な言い方は、
School trips are a lot of fun.
あるいは、
School trips are so much fun.
「a lot of 」、「much」いずれも形容詞(句)なので名詞funを修飾します。
funには名詞としての強固なアイデンティティがあります。
名詞が時を経て形容詞と化した経緯があるため、容易に副詞veryで修飾すると不自然になる性質を未だに持ち続けています。
正確な語彙・文法の運用が求められる試験で使う際には特に気をつけましょう。
Fun×3/FUN×4
さて今回はfunの話をしたのでタイトルにfunがつく歌を2曲ご紹介します。
The Beach Boys「Fun, Fun, Fun」(1964)
♪And she’ll have fun, fun, fun till her daddy takes the T-bird away
♪彼女は楽しむのさ、パパからティーバードを取り上げられるまで
父親の高級車(Thunderbird)を乗り回し遊び惚けるカリフォルニアガール。
ここでのfunは名詞ですね。
アメリカはカリフォルニア出身、ビーチ・ボーイズ1964年のナンバーでした。
次は日本の曲です。
↓
大瀧詠一「FUN×4」
大滝詠一、1981年のアルバム「A Long Vacation」収録。
読み方はフォータイムズファン。
four times fun、つまり楽しさ4倍ってことですね。
楽曲の最後にはビーチボーイズの上記のフレーズがそのまま歌われます。オマージュですね。
ところでこのナンバーのチョイスに英語的含蓄はありません><