パートナーの不機嫌にコントロールされない

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こんにちは。

臨床心理士のアイカです

皆さんのパートナーは不機嫌なことが多いですか?

直接文句は言ってこないけど
目の前であからさまにため息をついたり

独り言のように
相手への文句を言っていたり

目の前で物に当たったり、
大きな足音を立てて歩いてみたり
ドアを大きな音で閉めてみたり

そんな人とパートナーとして暮らすことは
とてもしんどいことですよね

モラハラに悩む人の多くは、相手を不機嫌にさせないよう、できるだけ怒らせないようにと、とても気を使って生活しているかもしれません

だって、できればパートナーとは笑顔で楽しく過ごしたいですもんね
不機嫌な相手につらく当たられるのはしんどいですよね

しかも、それが長く続いていて、
「俺が不機嫌なのはお前のせいだ」
「私が不機嫌な理由がわからないなんて、
 あなたはなんてひどいパートナーなのか」
と責められ続けたら、、

相手を不機嫌にさせる私が悪い
相手を不機嫌にさせないように頑張ろう

という考え方になってしまうのは、仕方のないことなのです

でも、あなたがどんなに頑張っていたとして、
パートナーがずっとご機嫌でいたことはありますか?

何よりも、あなた自身が
安心して笑顔で機嫌よく過ごせていますか?

そんなしんどい状況から抜け出すためには

『私は、パートナーの不機嫌によって、
自分の気持ちや行動をコントロールされている』

そういうことにまずは気が付くだけでもOKです

何か行動をするときに
『これからすることは、
相手を怒らせないためにしている行動なのか?』
ということを考えてみましょう

それをしなかったら、どんなことが起こる?
相手が怒るかもというのは、絶対?
これまで怒らなかったことはない?
逆に、それをしなかったら相手は絶対に怒らない?
あなた自身は、それをしたいと思っている?

実は、そこまで相手に忖度しなくても
意外と平気なときもあるかもしれません

そして、何よりも
あなたが忖度をすればするほど、
相手はあなたがそれをして当たり前だと思い
しなかった時に怒る、あなたをののしる可能性が
高まるのです

一般的な多くの人は
相手が何かをしてくれたら
有難いと思うし、感謝をします
自分も相手に、相手の喜ぶことを返そう
と思うものです

ですが、モラハラをする人の多くは
相手が何かをしてくれたら
「それは俺が偉いからであって当たり前のこと
だから感謝なんてする必要はない
むしろ、もって俺に尽くしてしかるべし」
何なら、相手が厚意でしてくれたことを
次にしなかったら
「怠けている、俺を馬鹿にしている」
と捉えているんです

おそらく、あなたとは思考回路が全然違うと思いませんか?

そんな相手には、
あなたがしてもらったらうれしいこととか、
多くの人に伝わる方法で
やってみてもうまくいかないんです

パートナーの不機嫌でのコントロールから逃れるためには

まずは、不機嫌への忖度をやめてみることです

よく、相手の不機嫌よりもっと強い怒りをぶつけたらうまくいった
という話も聞きますが、
それは最初はあまりお勧めしません

モラハラをする人の中には
感情のコントロールが苦手で、
そこからDVへと発展するケースもあるからです

まずは忖度をやめてみて、相手が気が付くかどうかです
気が付かなかったらそのままやめてみましょう

もし気が付いて、相手が責めてきたら
それに対して謝ったり、逆に怒ったりせずに
受け流す
これは、とってもしんどいことですが、とっても大切です
無理に笑顔にならなくてもOKですが、
あなたに気持ちを惑わされてはいません
という様子を表しましょう
もしくは、平然とした顔で皿洗いを始めたり、洗濯ものを干したり、
違うことを黙々と始めてみましょう

おそらく相手はその態度に戸惑うでしょう
そうすると、一時的にあなたを責める言葉は強くなるかもしれません
ですが、しばらく耐えると手ごたえがなくてやめていきます
即効性はなくても、徐々に相手に
不機嫌を表してもコントロールはできない
と理解してもらうのです

もし、ここで手を出してくるようであれば、
その相手には何をしてもDVに発展する相手ですので
DVがなくてもあなたが一生我慢して耐え続けるしかない
逃げるということをお勧めします






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