簡易的なプリントウェアを数枚作る事と
商用品としてのオリジナルウェアを作る事は大きく異なる部分があります。す。
制作会社や、依頼の際に良くある
トラブルや 認識の違いによる勘違いをまとめました。
良くある例:プリントウェアを作るはずだけだったのに
画像上ではどのような物も作れると思ってしまいがちですが
シルクスクリーン以外でも インクジェットなどの場合
グラフィック画像がそのまま印刷されることはありません
さらに、超ハイメッシュのシルクは素人には刷れません
職人でも人によっては非常に嫌がる施工方法です
※刷るだけなら、誰にでも出来ますが
納品して良いレベルで綺麗に刷る事は難しい技術とフィジカルが必要です。
【個性や個体差】と言う表現で隠してしまう事がありますが
裏を返すと『綺麗に刷ることが出来ないので刷りミスが沢山出ます』という言うのが、実際の所です。
BANANAPRINTでは個体差が出ないよう
デザインの段階から事故率を低くしたデザインを制作しています。
インクジェットプリントの勘違い 画像の通り印刷できる訳ではない
↓↓
これはデザインのグラフィックファイルが実際の印刷できる範囲を考慮せずに
作られてしまっている場合に起きるトラブルです。
高解像度出力のプリンターはレーザープリンターです。
吹き付けのプリンターの出力を考慮していないと、
上記のような
抜け 滲み 変色 等が発生します。
仕様を知らずにグラフィックを納品してしまい
施工現場で事故が出た場合、それはデザイナーの責任になってしまいます。
その為、デザイナーはビジュアルイメージとしてのデザインではなく
校正図案としてのグラフィックを作らなければなりません。
●オリジナルウェアとプリントウェアの違い
印刷業はアパレル業とは真逆の世界
①OEMをプリント屋と勘違いして依頼して失敗する例
解説:
「●●君、このA4用紙にコピーしてきて!」
というのと
「●●君、コピー機で使える仕様として オリジナルで紙を作ってきて!」
というのでは
全く次元の違う話になります。
オリジナルで作るという事と、既にある物に印刷をかける事は
労力、規模感、コストやロットが全く別のテーブルで考える必要があります。
②印刷業とアパレル業を勘違いしてしまっている例
解説:
安い印刷を実現する方法は
・安いインクを使う
・インクを薄める、量を絞る
・人件費の安い日雇いスタッフさんに施工をさせる
といった事になりがちです
大量枚数で割引が入るにしても、それ以上にコストを落とすにh
質を落とすか技術を落とすことでしかコストは下がりません
近年は減りましたが、制作会社などには
相場の半額程度の価格で全く出どころの分からないインクや定着剤の営業メールが出回ってくることがあります。
コスト削減に追い詰められた印刷業者がブート品の染料(または塗布材)を使用し、着用者が化学火傷をおこした事件がありますが
普通の業者は純正のインクや薬品を使用するか、既に色んな所で検証が済んでいる物を使用します。
③プリント業者向けの無地ウェア以外で作ろうとした場合
解説:
本当にアパレル業としてデザイナーブランドやドメスブランドを運営しているようなブランドの商品やセレクトショップの商品は
Tシャツ一枚で 13000円~28000円 など高額な物がありますが
それはネームバリューだけで価格を吊り上げている訳ではありません。
作りの良いウェア(生地)は原材料の時点で高額です。
また、
相手は小ロット相手の商売をしている規模の会社ではないので
1枚2枚の話は普通にスルーされます。
※サンプル出し価格対応されてしまう=1着仕入れるだけで1~3万かかる
特にヨーロッパやアメリカの一流ブランクは
Tシャツの卸し値だけで、簡易的なプリントTシャツなら2枚~5枚作れてしまうくらいの単価で取引されています。
良い物を作りたい! ということを追求していくと
有名ブランドや高級ブランドがやっていることと同じステージに立つことになってくるので 必要予算は高騰していってしまうので
どこに妥協点を持ってくるのか などは商談や内容の打ち合わせの中で
定めていくしかありません。
◆怪しい商材や仲介屋が時々現れる
解説:
激安な物には激安な理由が必ずあります。
パターン横流しの模造品や、
サプライヤーが販売できなかったB品や不良在庫の廃棄品がそのまま激安通販サイトに流れ
商品画像だけは正規品の画像を使っているが原材料が全く違うなど
何でも有りの状態です
・とんでもない破格だったので購入したら、個人情報だけ抜かれてキャンセルされた
・かっこいい椅子を買ったら、ミニチュアの椅子が届いた
・ステンドグラスのランプを買ったらステンドグラス風のプリントがされたツボが届いた
コットン素材と言いながら化学繊維のものになっていたり
NI●Eと書かれているのに明らかに偽物だったりと、
画像や商品内容と仕様の違う物が飛び交っています
激安通販の商品を個人で自分の為に購入する分には問題ありませんが
法人はそういった危険な物を商材として使う事は出来ません。
④OEM/ODMは計画的な相談をすればプリントウェアより安くなる
解説:
OEM/ODM 別注/特注による生産は
ちゃんとロットを守って制作を行えばプリントウェア以上の幅やクオリティで
プリントウェアを作るより割安な単価に収まってきますが
初心者の方にはあまりオススメは出来ません。
プリントウェアで作れる物と、作れない物の差などがある程度分かっている
中級者向けの方にのみオススメです。