オリジナルプリントウェアやアイテムが売れない理由

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デザイン・イラスト
ここ数年、
オリジナルアイテムのマーケットはとにかく安く、早くを突き詰める傾向にあり誰もが簡単に安くプライベートブランドを始められるようになったおかげで資金的な後ろ盾のあるタレントさんや有名人だけではなくインスタグラマーやユーチューバー、デザイナーが自分のロゴやデザインのアイテムを販売できるようになりました。

しかし、殆どのプライベートブランドが
初回は売れるが2回目からは全く売れず 
1シーズン回る前にブランドを畳まざるを得ないような状況に陥っているのが現状です。
その理由としての一つが
自分の販売しているアイテムのクオリティを自分で判断できているプロデューサーが少ないというのが特徴のように思っています。

ネームタグ取り換えても商品の写真を見ればボディは●●のメーカーの●●円のボディだと一瞬でバレてしまっているので 
「ブランド」ではなく、激安プリントサービスでプリントしてるだけだと見抜かれてしまっています。

ブランド展開について_アートボード 1.jpg
これが過去の需要でしたが

ブランド展開について_アートボード 1 のコピー.jpg



その結果
ブランド展開について_アートボード 1 のコピー 2.jpg

消費者からすると、
全く別のアーティストやタレントのグッズを買っているのに、届くものは全部同じボディに 小ロット向けインクジェットで施工された同じプリント方法
しかも、自分が過去に文化祭やイベントTで作った物と全く同じです。

応援したい気持ちで購入したのに安物を掴まされてカモられただけ
USではSNS有名人などがファン向けに粗悪品を高値で販売し
明らかなミルキング(搾取)としてバッシングを受ける傾向もあり
日本でも近年ではあからさまな手抜きグッズをファンに販売し炎上を起こすこともありました。

逆に、うまくグッズ展開を広めているブランドやテナントさんは
安価品との使い分けを旨くやっていました
ブランド展開について_アートボード 1 のコピー 3.jpg


前者と後者では 受け手の印象は全く違います。

前者はとにかく 安い物に無理矢理値段を付けて利幅のみ優先
プリントやグッズの良し悪しなど関係なく「ファンなら買うでしょ」
というスタンスがにじみ出てしまいます

後者は自分が作って売る物がどういうランクのアイテムか理解しているので
アイテム別で 商品のランクやコダワリを別けているので
買い手側の気持ちもフォローしています

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物販でとにかく利益を取りたい ← 失敗の原因

利益だけを考えれば激安で一瞬で作れるアイテムに辿り着くのは当然ですが
そもそもと自分のファンやお客さんになってくれる人が関心するような
または喜んでくれるような物を届けるという部分が抜けてしまっては
それはただの資金集めや搾取だと見透かされてしまいます。

たとえ量産品のパーカーにプリントをした物だとしても
制作者のこだわりを入れたり、意図を伝える事はとても大事な事で
購入者自身も自分の目で出来の良さや他との違いを実感する事が出来れば
顧客の購入体験としては「他とは違う物」と思って貰えることにつながります。

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その第一歩として
自分の作ったデザインが最も綺麗にプリントできる生地とプリント方法を
自分で判断できる程度に知識の共有をしていきたいと思っています。

生地やプリント種類によって相性の良いデザイン・データの作り方に違いがある事も自分で判断できるようになれば、
それだけで制作物へのコダワリを盛り込むことは可能です。
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