第十五回 忍辱 ~忍耐~

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コラム
お釈迦様がすすめられた、六つの善い行いを「六度万行(ろくどまんぎょう)」と申します。

前回の「持戒(じかい)」につづき、今回は「忍辱(にんにく)」をご紹介いたします。

忍辱とは、“忍耐”のことを言います。

だいだい、人間という生き物はほっとけば悪い意味で自分中心に生きています。自分大好きゆえに、気に食わないことは腹底でははねのけています。

朝夢うつつの甘美な時間を選挙カーの拡声機に起こされて、カーっと来る。
今日のお昼はあの店のあのメニューを食べようと、それだけを楽しみに午前中生きていたのに、不意打ちの臨時休業。
一日の段取りがことごとく崩れ、予定外想定外の連続。
思い通りにならない一瞬一瞬にいつもイライラしています。

そんなことの連続の中で、一つ深呼吸して
「ああ、忍耐とはここだなぁ」と思い出せば、無駄に自分を苦しめることもなく、苦労も軽くなるでしょう。

まさに今怒り出さん!というときでも「あ・・・ここだなぁ」と忍耐に心がければ、自分が楽になれるのです。大変尊い心の種まき、幸せの種まきであります。

少しでも実践実行して参りましょう。





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