自分の本音の「黒さ」を出したくないばかりに、
つい取り繕った言葉にして伝えてしまうこと、ありませんか。
そんなとき、どんなに美しい言葉にしようとしても、
隠しておいた本音の方が伝わってしまうものです。
嫌味などもそうですよね。
何らかの理由で外出できないことを不満に思っている妻が、
今まさに遊びに出かけようとしている夫に対し、
「楽しそうでいいよね」と伝えたとしたら、
そこにはどんな空気が流れるでしょうか。
誰しも、いや~な空気を簡単に想像できるはずです。
毎日好きなことをして満足している妻が、
同じように「楽しそうでいいよね」と伝えたとしたらどうでしょう。
「あなたも私のように楽しくすごしているのが嬉しい」
という気持ちが伝わることが想像できます。
この、「必ず本音が伝わる」ということを
いつも心に置いておくことは、コミュニケーションを
うまくとる上でとても役に立ちます。
「どうせ本音が伝わるなら、遠回しに伝えずに本音を伝えよう」
という開き直りができるからです。
そして、うまく自分の本音を伝えることができたときは、
不思議と喧嘩になりにくいものなんです。
言葉を口に出そうとするとき、
奥にある気持ちと一致していないと思う時は、
一度待ったをかけておくのがおすすめです。
大切な人と、より良い関係を築くために。