「自分を愛する」「自己肯定感を上げる」ということが、
人生にとってよい影響をもたらす、ということが
広く知られるようになり、そこに力を入れて取り組む人は
多くなってきていますね。
ヒーリングワークにおいても、「私は自分が嫌いです」というビリーフを
光に還して「私は自分を愛しています」というビリーフに置き換える、
ということが必要で、それを行う場合があります。
でも、置き換えたからと言って、その次の瞬間からすぐに、
「自分が嫌い」から「自分が大好きだ!」という風になる人は
割合としては少ないのではないでしょうか。
もし、そんなことがあってせっかくビリーフが置き換わったのに…
と残念な気持ちになるときは、
リアルな恋愛関係を思い出してみるといいかもしれません。
あなたに、恋人Aさんがいたとします。
このAさんがあなたのことを好きだ、ということを知っているけど、
会えない、話せない、心の中だけの存在だったとすると、
その愛を「実感する」機会はなかなかありませんよね。
ではもし、Aさんが頻繁に会えて、あなたのために
気にかけて連絡をしてくれたり、優しい言葉をかけてくれたり、
実際にあなたのことを守る行動をとってくれたとしたらいかがでしょうか。
「Aさんは、私のことが好きなんだな」と実感できる
可能性は高くなるのではないでしょうか。
それと同じで、自分に対しても、実際に「愛ある行動」をとることが、
「自分を愛している」という「実感」を得るためにはとても必要だと感じます。
いくら「私は自分を愛しています」というビリーフが成立していたとしても、
自分を粗末にする行動を重ねていたら、自分に対する印象はどんどん
悪くなっていくでしょう。
「食べたかったものを食べさせてあげる」
「喉がかわいているのですぐに飲み物を飲ませてあげる」
「寒がっているのであたたかい環境を用意してあげる」
「トイレに行きたくなったら我慢せずにすぐ連れて行ってあげる」
など、ささいなことから
「合わない人間に無理に自分をつきあわせない」
「人から何か頼まれて、気が進まなかったら断ってあげる」
など、少し難易度の上がるもの、そして
「自分がなりたい、と思う理想の自分になれるように行動してあげる」
という、上級ふうなものまで、できることは数限りなくあります。
日々、できることから自分のための「愛ある行動」を増やしてみましょう。
それが、理想の自分になるための、一番の近道かもしれません。
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