「あれもやりたい、これもやらなきゃ……」
頭の中には素敵なアイデアや目標がたくさんあふれているのに、気がつくと今日も一日が終わってしまう。
そして、「結局、何一つ進んでいないじゃないか」と、自分自身にがっかりして、何とも言えない苛立ちや焦りを感じてしまうこと、ありませんか?
実は、僕のもとにも、そうやって自分を責めて苦しんでいる方がたくさん相談にいらっしゃいます。
まず、あなたに一番に伝えたいのは、そんな風に悩むのは、あなたが怠け者だからでも、能力が足りないからでも、決してないということです。
むしろ、それだけ「人生を良くしたい」「もっと成長したい」という前向きなエネルギーや魅力的な好奇心が、あなたの中にいっぱいつまっている証拠なんですよ。
ただ、やりたいことのエネルギーが大きすぎて、心のブレーカーが一時的にパチンと落ちてしまっている状態、いわば「お部屋のなかに素敵な家具が一気に届いて、どこから手をつけていいか分からなくなっている状態」なのだと僕は思います。
やりたいことが多すぎると、脳は「どれも大切だ!」と判断してしまい、優先順位をつけられなくなります。
すると、エネルギーが分散してしまって、結果的に最初の一歩が踏み出せなくなってしまうのですね。
そんなときは、まず大きく深呼吸をして、自分に「よく頑張ってるね」と声をかけてあげてください。
そして、すべてを一度にやろうとするのをやめて、今日のなかで「これだけできたら100点満点」という超小さな一歩をひとつだけ、選んでみることをおすすめします。
たとえば、「本を1冊読む」ではなく「本を1ページだけ開く」、「片付けをする」ではなく「机の上のペンを1本しまう」といった、これなら絶対にできると思えるくらいの小ささでいいんです。
小さな一歩が進むと、心に少しずつ「できた!」という安心感の貯金が貯まっていきます。
何も実現できていないように思えても、そうやって悩んでいる時間も、あなたが自分自身と真剣に向き合っている大切なプロセスです。
あなたのペースで、ひとつずつ進んでいけば大丈夫ですよ。
心の荷物を少し軽くして、今日は自分をたくさん労ってあげてくださいね。