心理カウンセラーの「うさぴょん」です。
「もし、私たちがもっと先に出会っていたら……」
不倫という恋の渦中にいるとき、この言葉が何度も頭をよぎりませんか? 眠れない夜、彼を見送った後の静かな部屋、あるいは彼と一緒にいるはずなのに、なぜか虚しさが込み上げてくる瞬間。
「順番さえ違えば、私は堂々と彼の隣にいられたのに」 「どうして神様は、こんなに意地悪なタイミングで彼を私に合わせたの?」
そんな無意味だと分かっている仮定を繰り返しては、出口のない迷路を彷徨い、独りで落ち込んでしまう。その苦しさ、僕は本当によく分かります。
僕はこれまで、多くの女性から不倫の悩みを聞いてきました。その中でいつも思うのは、不倫を選んでしまう女性は、決して「悪意」があるわけではなく、むしろ誰よりも純粋で、情が深くて、寂しがり屋な優しい人が多いということです。
だからこそ、自分の心に嘘をつけず、届かないと分かっている場所に手を伸ばしてしまう。
でもね、僕は思うんです。「もし私たちが先に出会っていたら」という言葉は、あなたが今の自分を精一杯守ろうとしている、切ない防衛本能なんじゃないかなって。
もし先に出会っていたら、今の悩みはなかったかもしれない。でも、もし先に出会っていたとしても、今の「彼」と「あなた」だったかどうかは、誰にも分からないんですよね。
人は、失いそうなものや、手に入らないものに対して、過剰なまでに価値を感じてしまう生き物です。今の彼が魅力的に見えるのは、もしかしたら「手に入らない」というフィルターがかかっているからかもしれません。
僕は、あなたが自分を責める姿を見るのが一番辛いです。
「奥さんに申し訳ない」「周りに知られたらどうしよう」「私は最低なことをしている」
そんなふうに自分を刃物で刺すような日々を、もう終わりにしませんか?
不倫という形であっても、あなたが彼を想う気持ち自体は、否定されるべきものではありません。人を好きになるエネルギーは、本来とても温かくて尊いものです。
ただ、そのエネルギーが「自分を傷つける方向」に向いてしまっているのが、今の悲劇の正体なんです。
僕は、あなたに「幸せ」になってほしい。それは、誰かから奪う幸せでもなく、誰かに隠れて怯える幸せでもありません。
あなたが朝起きたときに、「今日も私は私でよかった」と心から思える、そんな穏やかな光の中にいてほしいと僕は切に願っています。
もし、今夜も「もしも」のループにハマって抜け出せなくなったら、まずは温かい飲み物を飲んで、自分の肩を優しくさすってあげてください。
「今まで一人でよく頑張ったね」「寂しかったよね」って。
あなたは、十分に苦しみました。もう、自分を許してあげてもいいんですよ。
未来は、今のあなたが「どうしたいか」で変えられます。過去のタイミングを嘆くのではなく、これからのあなたの笑顔を守るために、何ができるかを一緒に考えていきましょう。
僕は、いつでもここであなたの味方です。