もしかすると、あなたもこんな風に思ったことがあるかもしれません。
「このままいったら最悪の事態になるかも」
「失敗したらどうしよう」
「嫌われたらどうしよう」
そして、心のどこかがずっとざわざわして、眠れなかったり、食事が喉を通らなかったり。私たちの頭の中は、どうしても“まだ起きていない未来の不幸”を想像して、それに怯えてしまうことがあります。
でもね、ちょっと立ち止まって思い返してみてください。
今まで本当に「最悪の不幸」が起こったことって、どれくらいありますか?
実は、私たちが想像していた“最悪”って、たいてい起きないんです。
むしろ、多くの場合は、「なんだ、案外大丈夫だったな」とか、「思っていたよりも、全然マシだったな」と思えることの方が多いのではないでしょうか。
■ 不安は“準備”のふりをしてやってくる
「最悪の事態を考えるのは、リスクヘッジのためだ」
そう言う人もいます。それも確かに一理あります。
けれど、度が過ぎると、それはただの“未来に対する悲観的な妄想”になってしまう。
そして悲しいことに、不安ばかり考えていると、本当にその方向に引っ張られてしまうこともあるんです。
「どうせ私なんかうまくいかない」
「絶対に失敗する」
そう思い込んで行動したら、うまくいくものも、うまくいかなくなってしまう。
心って、とても繊細で、そしてとてもパワフルなんです。
だからこそ、できればその力を“前向きな未来”のために使ってあげたいなと思うんです。
■ “もしもの不幸”より、“今ある幸せ”に目を向けよう
不安が強くなってしまうときって、「今」よりも「未来」に気持ちが飛びすぎていることが多いです。
まだ起こっていない未来の不幸を勝手に想像して、それに苦しむのって、なんだかもったいないですよね。
今日、無事に目が覚めたこと。
暖かいご飯を食べられたこと。
好きな音楽を聴けたこと。
誰かのやさしい言葉に救われたこと。
そんな“小さな幸せ”って、本当は日常にたくさんあるはずなんです。
でも、不安な気持ちが強いと、それが見えなくなってしまう。
だからこそ、意識的に「今、ここ」に目を向けてみてください。
一杯のコーヒーの香りでも、肌に当たる風でもいい。
“今”をちゃんと味わっていくことで、不思議と心が静かになっていきます。
■ 大丈夫。人生は、なんとかなるものです
僕は、電話相談カウンセリングをしている中でいろんな人の人生を見てきて思うんです。
「人って、ちゃんと自分の人生を立て直していく力を持っている」って。
どんなに大きな壁にぶつかっても、どんなに悲しい経験をしても、人はまた前を向いて歩いていける。
だから、あなたも大丈夫。
今、ちょっとしんどくても、
明日はきっと今日よりも優しい風が吹く。
そして、あの時の不安は、振り返ってみれば“ただの思い込みだった”と気づける日がくるはずです。
どうか、心を優しく撫でてあげながら、今日という日を、無理せずゆっくり過ごしていってくださいね。
最悪の不幸なんて、ほとんど起こらない。
あなたは、思っているよりずっと強くて、ちゃんと乗り越えられる人だから。